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2023年注目のウェディングドレスのトレンド

結婚式を迎えるようになって、初めて「ウェディングドレス」というものにアンテナを立てらる花嫁がほとんどだと思うのですが、ファッションやメイク同様、ウェディングドレスにもトレンドがあります。

NYのブライダルウィークやミラノのSposaという展示会、各メゾンから発表される新作を20年近く見てきたのですが、ファッションほど大きな変化はないものの、やはり緩やかに変化が見られポイントがあります。

今回は海外のブライダルのさまざまなサイトからも発表されているキーワードから考察を加えつつ、2023年注目のウェディングドレスのトレンドをご紹介します。

Expected Fabrics 予期しない素材
通常ドレスにはサテンやレース、チュールやオーガンジーなどが一般的なのですが、ドレスには使用されなかったようなマテリアルに注目が集まっています。

見たこともない立体感のあるジャカード素材
レースやプリントでは表現できない、近づいた時にこそ際立つデザイン

Mini&Low
毎年、いくつかのメゾンからミニのドレスが発表されるのですが、前は短くて後ろは長いなど、1着で2つのスタイルを楽しめる軽やかなドレスもトレンドの一つとなっています。

アンダースカートを取るとミニドレスに
再入場と見送りや2次会でのチェンジも

Princess Ball Gowns
ウエストからまっすぐ広がるAラインではなく、ジャカードなど贅沢な生地をタックやギャザーでたっぷりと使いベルのように丸くふくらんだプリンセスのようなシルエットのドレスもトレンドの一つ。
クラシックなデコルテを選べばタイムレスなスタイルに、少しモダンな大人花嫁で見せたい場合は、ややウェストよりも低いところから広がるドレスがおすすめ。

ベルラインは遠目でも花嫁らしさを表現できる
ウェストまわりから広がらないのが大人の花嫁

High necklines
パリスヒルトンも着ていたオスカーのドレスもハイネックラインでした。王道のスタイルで肩幅や首の長さで着られる方を選んでしまうデザインではあるものの、小顔で首の長い花嫁にはぜひ試してほしいスタイル。

実はホルターネックもトレンドのひとつ
伝統的なコードレースに煌めきの刺繍をあしらったハイネック

Soft colour
イタリアでは2回目の結婚式(バツイチ)の場合は白を着ないという風習もあります。ややベージュがかった色やゴールド、ピンクがかったブラッシュなど、必ずしも白を選ばなくても良いという風潮も欧米では広まっています。アンミカさんの名言「白って200色あんねん。」という言葉通り、今まで真っ白なピュアホワイト、オフホワイト、シルキーホワイトから様々なソフトなカラーへの派生が生まれてきています。肌色に合わせてぴったりなお色味をセレクトしたい。

金糸を使ったドレスや
優しい色カラーをプリントで
実は日焼けした肌にもゴールドはぴったり

Capped sleeves
ここ最近、様々なスリーブデザインが生まれる中で、パフの次に注目したいのがキャップスリーブ。
肩をすっぽりと被せたデザインが特徴で、その他ファッションのトレンドのひとつでもあるショルダー周りのデザインは注目ポイント。

透ける素材ならそこまで主張もなく優しく包んでくれます。
どこからクラシカルな印象にも

Asymmetrical Necklines
アシメトリカル(左右非対称)ネックライン
ウェディングドレスのほとんどは、シンメトリーな左右対称のデザインがほとんどですが、アシメトリカルなデザインも多くみられるようになってきました。
特に日本の美意識の中にも左右非対称の美学もあるように、日本人のなじみや新郎と並んだ時にもスタイリッシュに見えるのがアシメトリカルなデザインの特徴かもしれません。

アシメトリーなデザインは左右違った印象に魅せられるのが良いところ
寄りのカットも印象的に

Oversized Floral Motifs
毎回、さまざまなアトリエで登場するフラワーモチーフ。そのフローラルモチーフの大きなサイズが増えてきました。ただ、日本人は華奢なので、全体に入る大きなモチーフよりもポイントで持ってきた方がバランスが取りやすいのではないでしょうか。

顔周りにあるとアクセントに

Detachable Trains
取り外し可能なトレーン
パンデミックから生まれた「マイクロウェディング」といった少人数ウェディング。
挙式はいつも通り華やかにトレーンのあるものを着用し、パーティでは今までよりもカジュアルに楽しみたい人にトレーンを外したい。欧米の文化のひとつでもあるファーストダンスを楽しめるようなデザインが増えています。もちろんシルエットもスレンダーでトレーンが取り外しできるというのがトレンドのひとつになっています。

挙式は後ろ姿を見られることが多いので、こだわりたいところ
ドラマチックなトレーンはそれだけで華やかに

いかがでしたでしょうか?10年、20年後見ても美しいタイムレスなドレスはもちろん素敵ですが、現代らしいデザインをひとつまみでも取り入れるだけで、今でなければ叶えられない花嫁のスタイルが完成するのではないでしょうか。
もちろん、ヘアメイクやスタイリングでも仕上げられますので、ぜひ、信頼のおけるコーディネーターに相談してみてください。

※今回は、肖像権の関係上、ituwaのお写真だけで紹介させていただきましたが、キーワードで検索すると、さまざまなドレスが出てくるので、合わせてチェックしてみてください。

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