教員を再び憧れの職業に!
大元の萩生田文科相の発言を知らず字面見ただけですが…
1)教員奨学金免除を復活(=高等教育無償化はヤメ)
幼児教育の無償化も高等教育の無償化も、少子化で潰れかけている一部教育業界の無駄な延命にしか思えない。どうせ族議員の賄賂政策と関連官僚が自分の管轄=権力を守る観点で一致団結してやってるだけでしょ。
将来に生きないそんな無駄金はヤメて、教員を憧れの職業に戻したいなら、元の「教員奨学金免除」を復活すればいい。そうしたら、お金がない家庭の子が高等教育を受けたい場合に教員を目指すという強力な選択肢が出てくる。他、足りていない人材を育成する高等教育機関については同様の奨学金免除をすればいい。そうすれば、人材不足の解消策にもなるし、学生を集めやすい、必要な人材を育成する高等教育機関が増えて無駄な教育機関は減ることにもなるし、資金不足の子も職業選択の幅が広がるので三方よし。
ちなみに優秀な現場教師から大学の先生に転身する人も少なくなく、校長などから地方自治体・行政等のエライ人になるケースもよくある(考えれば、民間会社の社長になって地方自治体・行政等に食い込むより教員から食い込む方が牌が多そうなことがわかるはず)。野心的な生徒にとっても教員は魅力的な職業だと思う。
(以前は教員業界も世襲的なコネの世界=有名な先生の親族だと相当なバカでない限り自動的に出世できるという状況が少なくとも一部にはあったと思われるが、ここ数十年の教員ステータスの没落でこうした風習が逆に廃れたのではないかと期待)
介護人材なども不足していると思うが、次世代に繋がるという意味では教員は他より頭一つ重要度が高いと考えるのが妥当。優秀な学生は金で釣る。
2)アホな事務作業はなくす
教員の業務を徹底的に洗い出し、無駄な作業(特に事務作業)はなくす。給食費集めが手間なら、給食費は児童支援の観点も含めて無償(=税負担)にすればいいし、なんならむしろ無償給食を公立高校などに広げるというやり方もある(飲食業界への市場拡大支援にもなる)。家庭への連絡や状況報告にもできるだけデジタル化を進めて手間を減らす(=デジタル業界への市場拡大支援)。ドリル的な問題作成や苦手部分の洗い出しといった作業はできるだけデジタルを活用して省力化する。デジタル化できない事務作業については事務員(秘書、アシスタント)を増員して教員の仕事でなくす(=パートタイム職の確保)。クラウドソーシングに依頼してもいい。
逆に生授業のエンターテインメント性の部分、特に教え方の部分に先生の資源は特化して使う形に。形骸的な計画書や報告書は廃止。計画書は本当に必要なものを教員が作成して保存、アーカイブ化・共有すればいい。報告書は数行のメモ程度にとどめ、必要なら授業自体を動画で保存すればいい。公立学校の授業内容なんて有無を言わさず公開・共有でいいと思う。だって税金なんだからさ。YouTuber、動画配信の時代。これからの教員は講義を録画保存したところで何も思わないか、むしろ教員業界のYouTuberを目指す奴が出てくるくらいだと思う(実際それで高給で私学に引き抜きとか、妥当だと思う)。
3)サラリーマン化をやめる
教員は「児童という原料を生徒・学生・社会人に加工する」工場の工員ではない。児童・生徒を管理して書類にハンコを押す職業でもない。十人十色の多彩な子供それぞれに対して情熱を持って共に育っていくという、世界で一番クリエイティブといっても過言ではない職業のはず。しかもモンペ対応などの実務能力や高い精神力も必要とされる。サラリーマン的な時間管理はやめる。教員をやりたいという熱意ある人材がその情熱を燃やせるよう、十分に高給化(時給換算しても十分とみなせる金額に)して健康維持に必要な時間制限以外は撤廃する。
全体的にみて、教員はかっちりした人が多くてそうした人に支えられている面も十分大きいとは思うが、教え子の人生に”爪痕を残す”のはそこからはみ出た自由な先生の何かではないだろうか。1人の先生の中にも、かっちりした部分と自由な部分があっていい。その自由な部分を十分に生かせる環境を作って欲しい。
以上、現場を知らないど素人の思い付きでした!悪しからず。