「星空はタイムマシン」

小柴さんが亡くなった。全然面識はないけれど。

小学生の頃、母が買ってきてくれた福音館書店「たくさんのふしぎ」の一冊に目を奪われた。それが「星空はタイムマシン」だった。

この本のお陰で、今見えている星は今の姿ではないという衝撃の事実を知り、超新星爆発やニュートリノの存在を知った。

その衝撃の大きさたるや…

小学生のときに読んだ絵本だったのに、その後の大学の進路選択にまで影響を及ぼし、こんな人生になってしまった(笑)。ある意味、私の人生をこんなにしてくれた一冊。別の見方をすれば、今や宇宙ともニュートリノともなんの関係もない人生を送っているけれど、それでも食べていける状態を作ってくれた、奇跡の一冊。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?