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UNOBITOコラム⑫『不便さには楽しいがある』
お疲れ様です。UNOBITOのピッピです。
現在、世の中では、芸能人の不祥事など、色々な問題が話題となっており、テレビ業界・マスコミにまで影響を与えている。
その話題に飛びついて、SNS、動画配信などで持論を展開する芸能人、著名人、有識者が存在し、実に滑稽であり、つまらない世の中になっている。
ピッピ思考回路では、世の中の当事者への風刺・意見ではなく、日本がどんどん面白くなくなってしまったのは、何が原因なのかを考えてしまう。
私が子供だった約30年前は、現在よりも不便であり、裕福でもない時代であるが、非常に楽しい・ワクワクする時代であった。
そしてその当時の大人も何かにワクワクして楽しんでいたと思う。
昔は良かったという老害が話しているのではなく、テレビを見れば、華やかな芸能人に憧れ、歌手やスポーツ選手のプレーを見れば、将来プロになりたいと本気で思う。
漫画・アニメ・ゲームを見れば、必殺技が自分も出来るのではないかと光線を撃とうとチャレンジした記憶がある。
土曜日、日曜日のバラエティを観れば、月曜日学校でその話が持ち切りになり、コントなどを仲間と再現した。
今の子供よりアホだったのかもしれない。
このアホなマインドは、ネット検索も情報を得るツールもほとんどなかったのが理由であろう。
しかし、アホマインドは、想像から創造するするために大事な要素であって、今はそのアホマインドの維持するのは、不可能になってしまっている。
今は、何かをしたらネット上で、匿名の無努力者による誹謗中傷を受けたり、裁判官・陪審員になったかのように当事者を追い込み、死刑判決を下すような令和の時代。
大衆の偽善的な正解側でないと批判が生まれ、さらに問題が発生して、そこに食いつく、ユーチューバーやコメンテーターなどの方々。
世界で戦争が起こっていない時が1秒もない理由が分かる気がする。
人間の本質は、ミーハーであり、光線が出せると信じて撃とうとしているアホな思考回路しかない生き物であることを忘れ、高貴で崇高な頭脳を持つ生き物だと勘違いしている。
芸能人はあくまで他人であり、異性問題や人道的問題での不祥事を見て、がっかりする意味が私には分からない。
楽しい事・ワクワクを提供するエンターテイメントを期待しているのであって、それぞれの人格には期待をしていない。
また、他国で大活躍しているスポーツ選手を「日本の宝」と喜んでいる者も同様だ。
選手の偉業は、日本の宝ではなく、その選手が人一倍辛抱し、あらゆる面での克服と尋常じゃないほどの努力であり、喜んでいる者が成し遂げた訳でもないし、日本の宝になるために偉業を達成したのではない。
有名人、偉業者に対してのがっかりや称賛は、ファンとして支える存在であるが、時に生活を脅かす迷惑者になる紙一重な存在であり、応援に感謝する姿を真に受け、その人の自宅や年収、家族にまで入り込み、いい迷惑である事に、気づく事が出来ない種類の生き物なのであろう。
便利になった世の中で、個々に情報が入り過ぎて、全ての事象が近くに置きすぎて、自分の生活スペースの一部であると勘違いしている人間が多く、そのわりに、自分のパーソナルスペースに入ろうとする人には警戒し、近づけないように必死になる。
やっぱり、人間はアホな生き物である。
アホな生き物である事を早く認め、他人への否定や過度な共鳴を止め、面白い・楽しいモノを追求する新たな時代に突入しなければならない事を気づく必要があるとピッピは考えている。
これからの子どもたちが、公園でスマートフォンやタブレットゲームをするのではなく、必死に光線を出せると信じて撃とうとする姿を目にするには、私たち大人がそれぞれの価値観を上げて、行動していかなければならないのかもしれない。