No,4『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 2』
天使様の続刊です。
お盆休みになってようやく読めました。
あらすじ
自堕落な一人暮らしの周と、"天使様"とあだ名される学校一の美少女・真昼。
関わりのなかった二人だが、ふとしたきっかけから交流が始まり、食事をともにするようになっていった。
年越しを一緒に過ごし、初詣に赴き、バレンタインの煩わしさを受け流していく日々。
不器用ながらも温かい周の態度、周の両親や友人との関わりの中で、冷え切っていた真昼の心は少しずつ溶かされつつあった…。
読書記録
周の父・修斗の登場や、樹、千歳の来訪など、段々と素の真昼を受け入れてくれる存在が増えていく様子に温かさを感じました。
ひとつひとつのイベントを通して徐々に徐々に距離が近づいていく二人に読みながら顔が綻んでしまうのは防げませんでした…。
それと同時にあれだけ信頼しきった関係性なのに何かあるまで一歩踏み出せない周の不器用さと自己肯定感の低さにすごく横槍を入れたくなって、それを代弁してくれる樹という存在も秀逸だなと思います。
真昼の根底に触れる部分も出てきて、周の根底に触れる節もちらりと見えて、おそらくこの先二人には色々な問題が立ちはだかるのだろうけど、不器用な二人だからこそ支えあってそれぞれの問題を乗り越えていって欲しいなと思いました。
3巻が9月11日に発売だそうで、いよいよ二人も進級するので、これからどう展開するのかが楽しみです。
おススメ度
爆笑 ★☆☆☆☆
恋愛 ★★★★☆
友情 ★★★☆☆
感動 ★★☆☆☆