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No,9『お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について』
書店に行くと新刊コーナーをチェックするんですけど、気になるとつい買っちゃうんですよね。
今回もそんな作品です。
原作はなろう小説らしい。
あらすじ
お見合い話を持ってくる祖父に「金髪碧眼色白美少女なら考える」と、無理難題をつきつけた高校生・高瀬川由弦。
数日後、お見合いの場にいたのは同級生の雪城愛理沙⁉︎
由緒ある家に生まれたため、幾度となくお見合いを勧められうんざりしていた二人は、お互いのために、嘘の『婚約』を交わすことに。
異性との交際経験がない二人は嘘を貫くため、愛理沙が手料理を振る舞ったり、娯楽施設でデートをしたり、と初々しくもあまい時間を重ねていく。
急速に二人の距離が縮まる中、家族から「二人の仲睦まじい写真が見たい」と言われ……⁉︎
読書記録
これはなろう小説全般に言えることなのかも知れませんが、話の区切りが短くて読みやすいなと感じました。
かといってまとまりがないわけでもなく、1冊としてもちょうどよくまとまっています。
以前の記事で書いている『お隣の天使様』シリーズもそうなのですが、お互い嫌いではないというところから歩み寄っていく感じがなんとも言えない初々しさがあって素敵だなと感じました。
家族からお見合いというものが持ちかけられるように、主人公の由弦の家は由緒正しいいいお家柄なのですが、それを誇張するでもなく、紳士的で誠実な由弦にただただ好印象で、ヒロインもさることながら、まず主人公に惹かれる作品です。
こうして考えると、昔に比べてラブコメにおける主人公の印象の比率が上がってきているんじゃないかと思います。
異世界もののハイファンタジージャンルもまだまだ勢いが衰えませんが、ラブコメが熱い今だからこそ、この一冊に手をつけてみませんか?
おススメ度
爆笑 ★☆☆☆☆
恋愛 ★★★★☆
友情 ★★☆☆☆
感動 ★★☆☆☆