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結婚相手と恋人

こんにちは。篠木うの と申します。

恋愛において、私がどうしても理解できない考え方があります。

それは、「結婚はしたくないけど、付き合う」という状態です。

最後まで答えが出ないかもしれないのですが、記事にしながら考えてみます。

「恋人≠結婚」という考え方

それがどうして起こるのか、友達に聞いてみました。

その友達は、「結婚を考えられる相手と、自分の好みのタイプが、一致しない場合に起こる」と教えてくれました。

また別の友達で、「結婚はしたくないけど、付き合う」ことが理解できる人がいました。

お付き合いしている人と別れてしまっても、しばらくすると別の相手ができていて。

相手のことを聞いてみると、ほとんど毎回、「すごく楽しいけど、結婚するのとはまた別」と答えます。

さらに別の友達は、学生のときから長年付き合っている恋人がいます。

一度別れたことがある相手ですが、また付き合うに至りました。

そこまで来たら、きっと結婚も考える仲だと思います。実際、そんな話をしたことがあります。

しかし、一度別れた原因は「結婚を考えられないから」だったらしく、再び付き合い始めたものの、一緒に生活することを考えると心配なところがいくつも出てくると言うのです。

また、「経験として、いろいろなタイプの人と付き合いたい」という意見もありました。

「経験として」なら、いつも全力を注げるような相手を選ぶ方が良いのではないかというのが、私の率直な感想です。

「結婚はしたくないけど」という前提で選ぶ相手では、得られる経験が少ないのではないかと思ってしまいます。

別れたときに、「やっぱりな」という思いしか残らないと思うのです。

ですので、やはり私は「結婚はしたくないけど、付き合う」ことが理解できません。

前述の友達の言葉を借りると、「結婚を考えられる相手と、自分の好みのタイプが、一致している」ということが、私の前提になっているようです。

書いていて思ったことがありました。

「結婚」というのは、人生においてとても重要な選択で、分岐点です。

そこで、失敗したくないと思う人がほとんどのはず。

「結婚相手」に、いくつも条件を設けてしまうのは、失敗しないためにと考えたからなのかもしれません。

「恋人」であれば、そこまでの責任を与えないまま付き合いたいのでしょう。

ですから、「結婚相手」と「恋人」とでは求める人物像が異なって、「結婚はしたくないけど、付き合う」という状態が生まれるのですね。

少しだけ納得ができました。

しかし、そうと分かった上でも、やはり私は「結婚を考えられる相手と、自分の好みのタイプが、一致している」という前提が崩れそうにはありません。

今度は、「相手に求める条件の内容」が重要かもしれないと思えてきました。

結婚相手に求める条件

掃除や料理、見た目、人あたりの良さ。

いろいろと結婚相手に求めるものがあるかと思いますが、全て自分の理想通りになるのは難しいこと、というのが私の思いです。

その1つ1つ全てに対して「結婚できるか」のジャッジをしていると、「結婚を前提で付き合う」人は見つかりにくいかもしれません。

つまり、「掃除が行き届いている」「料理ができる」「顔が好み」「優しい」など、求める条件項目が多いことで、結婚に対するハードルが上がってしまっているわけです。

そうすると、「結婚したい」と思える相手がなかなか見つからないので、もう少し条件をゆるめて見つけた相手とお付き合いするのですね。

しかし、そうして見つけた相手は、自分が結婚相手に求めている条件をクリアしていないところがあるので、「結婚はしたくないけど、付き合う」という状態になります。

なるほど。少しずつ分かることが増えてきました。

1つ疑問があるのですが、そうしてゆるめた条件で見つけた恋人とはうまくいくのでしょうか。

結婚は置いておくとしても、出かけたり食事をしたり、なにかしらの場面で不満に思うことが出てきませんか。

「どうせ結婚はしないから」と、目をつぶることができるのでしょうか。

しかし、そこで目をつぶって解決しなかったとしたら、それは「恋愛で得た経験」としては浅いような気がします。

もしくは、構わずぶつかり合うのでしょうか。

それで解決できるのであれば、それも方法の1つだと思いますが…。

そもそも、そんなに条件が厳しいということ、条件がいくつもあるということ自体、「結婚相手」でも「恋人」でも、一緒にいて穏やかに過ごすことができないのではないのでしょうか。

やはり、いくつも条件を設けることそのものを見直す必要があるかもしれません。

自分と全く同じ人間は、いません。

「違う」中でも、理解し合える。

「違い」を、楽しみ合える。

そのための条件であれば、必要のような気がします。

それは、どのような条件でしょうか。

求めるべき条件は、「相手を尊重する人」かどうか

私が思うのは、「人権尊重」のような、生きる上で土台となる、そんな大元の部分です。

つまり、「互いを尊重し合える」こと。

人は、生まれた時代、育った環境、出会った人、いろいろな要因でパーソナリティが形成されると思います。

その要因全てが、全く同じ人というのは存在しません。

同じ家庭、同じ地域、同じ教師の元で育ったとしても、なにか1つ違えば、全く別の人柄が生まれます。

ですから、自分が育った環境や考え方が、当たり前のように世間一般的なものだと思い込まないようにしなければなりません。

「結婚相手」に求める条件を設けて、それに沿わないことを、我慢して目をつぶったり正面からぶつかったりしていては、「実は自分の考え方が少数派だった」ということもあるかもしれないのです。

しかし、少数派だから意見を曲げなければいけないというわけでもありません。

恋人との関係の中では、その2人が一番納得できるところに落ち着ける必要があるので、一般的に少数派の結果でも多数派の結果でも、どちらでも良いと思います。

大切だと言えるのは、目をつぶったりぶつかったりせず、お互いの考え方を「理解しようと」動くこと。その姿勢です。

結果、完璧に理解できなくても良いのです。
相手の考え方も、自分の考え方も、どちらも認めれば良いのです。

そしてこれは、なにも結婚相手にだけ当てはまることではなく、恋人や友達、身近な親しい人には全て当てはまると思います。

店員やすれ違う人、名前も知らない人であっても、「相手を尊重する」ことは大切なことです。

私の結論「結婚相手に多すぎる条件は求めない方が良い」

お気づきでしょうか。

これは、「私の考え」です。

ですので、先ほど自分で述べていたように、これを読んでも「結婚はしたくないけど、付き合う」ことができるスタンスを続ける人だっている。それを私は理解しようとする必要があります。

これでも、結婚は人生の節目であって大切な選択だから、失敗しないために条件を設けたい人もいるのでしょう。

それが悪いとは言いません。言えません。

ただ、私の視点では、これだけ考えてみた結果、「結婚相手に求める条件は少なくて良い」ということと、「それは、恋人にも友達にも求めるべき、人として大元の条件」であること、これが結論でした。

ここまで条件を少なくした方が良い、というよりも、お互い求める条件が似ている人と付き合いが続きやすいということかもしれません。

自分が求める条件が多いと、その全てが相手の考える条件とは重なりにくくなってしまいます。

ですので、相手と自分が求める条件を近づけるためには、条件は減らした方が良い、ということかもしれません。

今まで熱くなっていましたが、なんだか落ち着いた結論になりました。

終わりに

「結婚はしたくないけど、付き合う」という考え方。どうしても理解できないと思っていますが、少しだけ「なぜそう考えられるのか」を知ることができたような感じがします。

ただ、単純に疑問なのですが、そうやってお付き合いを始めた相手とは、どのようなタイミングで別れようとするのでしょうか。

まだまだ理解しきれていないこともありそうです。

篠木 うの

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