恋人ができた友達
こんにちは。篠木うの と申します。
少し前に、友達関係で嬉しくないことがありました。
友達に恋人ができたことがきっかけで、気づいたことでした。
「友達との関係のあり方」について考えました。
私の友達
私には、社会人になってからも定期的に会える友達が何人かいます。
大学時代の友達、小学校からの付き合いの友達、趣味で繋がった友達。
1番付き合いが長いのは、小学校から付き合いがある子です。
その友達に、恋人ができたそうなのです。
今までお付き合いしていた人とは長続きしておらず、どうやら今までで1番長く続いているようです。
本人にとって喜ばしいことではあります。
しかしあるとき、恋人ができたことがきっかけで、私とその子の関係が少し変わってきていることに気づいてしまいました。
会話が続かない
お互いに社会人になってからは、忙しくなり会うことが減っていました。
それでも、メッセージアプリでやりとりが続いていたのです。
予定を合わせて、数ヶ月に1度は会って話していました。
メッセージは一度やりとりが始まると何日も続いたり、たまに通話すると何時間も話したりしていました。
恋人ができた途端に、友達からのメッセージは減りました。
たまに連絡が来たと思うと、内容は「これについて知らないか」「困っていて、アイデアがほしい」ということ。
それに応え終わると、すぐにやりとりが終わりました。
それまでは、お互いに突然雑談を始めては盛り上がっていたはずですが、雑談を聞いてもらおうにも淡白な返信のみ。
会う約束をするときは、そろって長期連休になる時期の前に会える日をピックアップしておいて、必ず会えるようにしていました。
恋人ができてからは、「この日の午後しか空いていないから、都合が良ければ会える」と言われるようになりました。
そして、お互い長期連休に入る前に、予定を合わせようと私から連絡をとったときでした。
今回の連休は「仕事がある」と言われて、予定が合わせられませんでした。
そのときは、仕方ないと思いました。
しかし、その連休が始まると、その子のSNSには旅行していることが分かる投稿。
嘘をついて、恋人と出かけていることが分かりました。
信用されていない実感から、信頼することができなくなった
恋人を優先してはいけないと思うわけではありません。
私の方が付き合いが長いからといって、恋人に威張るつもりもありません。
しかし、ここまでの変わりようには正直なところ我慢できなくなりました。
その子が付き合い始めて間もないころは、連絡が減ってしまったことには気づいても、「友達は今が楽しいときだ」と思って理解しているつもりでした。
しかしさすがに、嘘をついてまで恋人と旅行するという行動には、腹が立ちました。
単純に、言ってくれれば良かったのに。
こんなに付き合いが長いのに、嘘をつくような関係だと思われていた。嘘をつかないと恋人を優先できないと思われていた。
信用されていなかった。
予定を合わせることに一生懸命になる必要がない友達に、私は堕ちていた。
そう思いました。
そんなふうに信用されていない相手を、信頼することができなくなりました。
友達関係が上手くいっている例
私の別の友達にも、恋人や配偶者がいる子がいます。
しかし、パートナーがいながらも、その友達とは良い関係のまま過ごせています。
その友達とは、無理のない範囲で連絡をしつつ、関係のない雑談も楽しんで、お互いにパートナーの話もし合って。
予定を合わせることに一生懸命にもなれて。
でも、恋人のことを優先し合うこともできて、気軽に「その日は出かける予定があるから」と言えて。
大学時代の友達も趣味で繋がっている友達も、付き合いの長さで言えば小学校からの付き合いには敵いません。
しかし、付き合いの長さではないのだ、と強く実感することができました。
付き合いが長くとも、初めて訪れた状況で新しい一面を見ることがあると気づかされました。
後日談
けっきょくのところ、小学校から付き合いがあったその子との関係を断つことにしました。
もう一生関わらないかもしれませんし、なにかをきっかけにまた友達関係が戻るのかもしれません。
連休中には嘘をつかれたことが分かったものの、その後もモヤモヤしたまま数回やりとりをしました。
しかし、「連休は仕事がある」と言ったことを忘れたのか、連休に旅行したことを自慢げに話していました。
旅行の自慢も、恋人の自慢も聞かされました。
そこで私が、「連休は仕事じゃなかったのか」と問い詰めれば良かったのかもしれません。
しかし、嘘をついたことに加えて、のんきに自慢話をする友達に、呆れ返ってなにも言えなくなりました。
最後に文句でも言ってやろうかと、しばらくその子に送るメッセージを考えていたこともありましたが、
きっとなにを言っても変わらないだろうと思えて、やめることにしました。
終わりに
思えば、突然そうなったわけではなかったかもしれません。
以前から、人間関係や恋愛について相談をされて私の考えを伝えても、けっきょくは自分の思い込みの結論へと落ち着いていく。
「相談とは?」と考えることも多くあった気がします。
その子の性質、特性。そういう子なんだと理解する他ありません。
恋人がいる別の友達とは上手に関係が続いているだけあって、その子との付き合い方にはかなり疲れてしまいました。
私には合わない子だったのだと思います。
恋人ができたことや恋人との予定を、後ろめたい気持ちなく伝え合える。
そんな関係を続けられる友達を大事にしようと思いました。
自分もそうできる人であろうという教訓になりました。
篠木 うの