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「例えそれが黒だったとしても、上司が白と言ったなら白」と言われた職場

こんにちは。篠木うの と申します。

「例えそれが黒だったとしても、上司が白と言ったなら白」

そんなことを言われた人がいるそうです。

今どきまだそのような考え方をもった指導員がいるのだと衝撃を受けました。

経緯

知り合いの職場での出来事です。

ある顧客がルールを守らないことが続き、それのために職員がサービス残業をするケースが多く続いていました。

サービス残業を生まないためには、顧客に再度ルールを明示するか、残業代をつけてもらう必要がありました。その両方を行うべきかもしれませんね。

顧客は他にもいますので、その顧客との差が出ないようにするためには、初めから決められていたルールに沿ってもらう必要があります。

上司に掛け合ったところ、どちらもしないと言われ、その対応について疑問に思った職員が複数いたそうです。

そのころ、ちょうど監査のために本部から監査員が来たため、意見を求めました。

疑問に対する答えとしては、「本部では、そのような場合には残業代をつけていること」、「しかし、わざとルール違反をしているわけではなく、相手の背景も想像して、基本的には許容してほしい」という答えが返ってきました。

また、残業代がつかないことについての指導は行われないままです。

さらに続けて冒頭の言葉を言われ、今後は上司の言うことに従うよう促されたそうです。

つまり、本部としての対応では、顧客のルール違反を許容するが、残業代はつけている。
しかし、支部のやり方として残業代をつけないと言うなら、それに従え、という回答でした。

このような職場で働きたいか

「例えそれが黒だったとしても、上司が白と言ったなら白」という考え方は、たとえ部下が優秀であっても上司には意見をするな、という考え方です。

以前はそのような考え方が浸透していたのかもしれません。
今でもそのような企業もあるかもしれません。

しかしながら、それではその企業は成長しないでしょう。

上司は経験が豊富で、こなす仕事が多いのかもしれません。

しかし、新しい考え方ややり方を受け入れないということは、「より良くする」機会が失われているということです。

良くて「現状維持」ですね。
しかし、時代とともに求められているやり方は変わっていきます。

それに対応できないのであれば、いくら現状維持していたとしても、周囲のやり方はどんどん時代に沿ったものになっていき、その企業は衰退の一途です。

このような考え方が良くないことは分かっているが、実際のところそのようなところは多い。
そうなのかもしれません。

しかし、このような職場で働きたいか、このような上司につきたいか、そんな視点で考えたらどうでしょう。

終わりに

「上司に従うな」「上司に反抗しろ」という意味ではありません。

しかし、上司の考えに疑問をもったときに意見しないことや、明らかに間違っているときでも従うことは、違います。

私の職場は、上述の事例と同じ職種なのですが、幸いなことに勤務時間に関わる問題は今のところなく。

恵まれているんだ、そんなところもあるんだ、と気づかされるきっかけにもなりました。

しかしながら、今後もそのようなところには縁がありませんように…、とも思いますね。

みなさんはどのように思うでしょうか。

篠木 うの

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