どこか同じ香の。〜movin'now 下北沢SHELTER2024.9.2
どこか同じ香の。〜movin'now 下北沢SHELTER2024.9.2
翌日朝から苫小牧入りだというのに、荷造りもしてないというのに、ちょっと迷ったけどやっぱり向かった、下北沢SHELTER。
行ってよかったー!
4バンドとも最高にカッコよかった。
全バンド、カラーはそれぞれに違うけれど、聴き終わってみるとサウンドには「なにか繋がってる」感じがして面白かった。つまりそれは「SHELTER好み」のブッキングなんだろうなーと思う。そこにtoybeeが入ったってのが、なんとも嬉しいじゃない?
どのバンドのファンも熱く、きちんとトリまで聴いてくれて嬉しかった。toybeeクルーはほとんどが音楽に対して新鮮かつ柔軟かつ貪欲なので、toybeeがトリだとわかってても頭からノリノリで楽しんでました(とみさんのファン教育の賜物でもある)。特にワンダフル放送局には熱かったです。
そんなわけで終始、フロアの熱気は凄まじく、汗塗れの3時間弱。スピーカーの真横で聴いてて左耳が痺れまくったけど、これは幸せな痺れ。
またもやtoybee現場で最高を更新!でした。
irienchy
irienchy、どんなバンドだろ、って楽しみにしてたんですが、ドラムがとても印象深かったです。いっぱい驚きとワクワクがありました。
テクニカルなことはよくわかんないけど、青春の爽快感、甘さのある歌詞とボーカルを、リズムが引っ張ってただの爽やかさだけでない複雑な味を加えてたと思います。
みんなをHappyにする、と高らかに宣言したボーカルのそうさんは歌詞のセンスも視点も声も、大変にとみといびー系譜だと思ったのでぜひ仲良くなってほしいと思いました。
「曖昧 me mine」、サウンドもなんだけど、歌詞がすごくよき。ヘタにツッコまないほうが幸せなことはたくさんあるよね、うん。
入江さんちで結成したからirienchyなんだって。
その入江さん、ギターの方だと思うんですが、アクロバティックな弾き方する人でめちゃくちゃおもろかったー。全然、そんな風に見えんのに(笑)
ワンダフル放送局
こんなに短いタイミングで再会できるなんて、ハッピーでした。
「Don't Look Back in Anger」の弾き語りでアンニュイに始めながらも「君に会いに来た」「君とロックを聴きたい」と(難しいと知りながらも)みんなとひとつになろうとする美しく大きなサウンド。
図抜けて洗練を感じるんですよね…もっと大きなところにいてほしいし、いるべきバンドだと思う。
「君とロックを聴きたい」では、今の世の中、SNSを使うしかない、と、皆に撮影させ、拡散せよ、とwanさん曰く。
ワンダフル放送局は関西ホームのバンドなので、台風の影響はかなり強く受けてしまっていて、2つライブが飛んで、これも飛んだらなんもなくなっちゃったところで、かろうじて到着できた、と。
そういう喜びも爆発してて、細かいことすっとんでくくらい、楽しい楽しいステージでした。
あ!そうそう、こないだ聴いてめっちゃ好きだった、「兎化現象」はまた聴けた!嬉しくてぴょんぴょんしたよ!
カラノア
アダルトな音。洗練されたサウンド。ノアールなステージング。
ボーカルのスラリとした立ち姿、あどけなさとのアンバランスな声。ギターのいぶし銀的存在感。ドラムはパワフル。
中でも、ベースがドカン!と強い存在感でサウンドを作っていて(でも、もしかしたら昨夜はリードギターのアンプかマイクが不調だったかも? PAさんが飛んできてなんぞ囁いてた)、ベースの方の華がすごかった。エンリケさんを思い出すなど、そういや5弦ベース!
登場してきたとき、このバンドが一番、音がでかそうやなぁ…って思ってたらそんなことなくて(同期もしっかり使う、音圧も程の良い洗練されたサウンドでした)、モシカシテ イチバンヤカマシイノ ウチ?ってなってました… 全バンドおなじ4ピースなのにあり方がこうまで違うってほんとバンドって面白い。
toybee
SuperImagination
TeenageBlack
ステルオンナ
GOLDEN AGE
それゆけ!夢みるゾンビーズ!!
冨塚大地 G. Vo.
鍔本隼 G.
藤盛太一 Ba.
TOMOKI Dr.
で、そんな素晴らしい3バンドを受けてトリ、という大役を担った我らがtoybee。
単にキャリアとか年齢とかではなく、音の華やかさや大きさは確かにトリにふさわしかった、と思うのは身贔屓ですかね? 一度、うしろで聴いてみりゃいいんだろうけど、どうしても真ん前で音を浴びる快感から離れられない。依存症だ、toybee依存症。
この日も先月のSHELTER同様、ドストレートにロックンロール。先輩、若者に容赦がない。
ドッカドカ。
フロアが大熱狂してたのは、toybeeクルーだらけだったのか、ほかのファンも巻き込んだのか、後者であってほしいと思う(終わったあとわざわざ声をかけに来てくれたワンダフルのファンの子、ありがとう!)
ほぼMCなしで疾走、怒涛。
「泣き」にいかない、今は夢を掴むとき!の1点に集中したセットリスト。
イッツロケンロール!
とはいえ、疾走はするんだが、決して明るくはない、のしりとしたセレクションで、とみさんがMCで話してたとおり、少し苦い味がした。
3バンドのバキバキの演奏とフロアの熱気に当てられたのか、とみさん、だいぶヒューヒュー言ってて、ゆえにカッコつけきれぬしくじりもあったけれども(事実だから書いちゃうけど、ペットボトルの水に噎せて床に派手に噴きました、はい。なんすか、メタルバンドっすか…)それがないとバキバキすぎるからいい緩和なんじゃなかろうか。
そんなとみさんを隼さんとたいちゃんが眉一つ動かさずに見てたのがクールでしたね。
以下、ヲタクのつぶやき(気持ち悪いやつ)。
トモキさんはニコニコより、おっしゃいくぞ!な厳しめ顔多く。だいぶ速かったですもんね。
珍しくタイチさん側に陣取ったんですが、前髪の奥からちらりと覗く円らな瞳にときめき。
新曲「GOLDEN AGE」はこのふたりのリズム隊がものすごくカッコいい!ので下手で聴いたのは正解でした。
出だしのシタール風な旋律、とみさん、カッコよかったです。新しい髪型もエスニックな雰囲気があっていいなー。
隼さんは言わずもがなカッコよかっ…だと思考停止すぎるか(笑)とみさんのギターがうまくなってきて、ひとりに負担がかからなくなってきた分もあってか、隼さんはニッコリと楽しそうに見えることが増えてきました。下手で見るとボリュームペダルかな、踏む脚の角度とかジャンプもよく見えてよかった。
「それゆけ!夢みるゾンビーズ!!」の最後の最後の方で、とみさんをチラリと見やってたときの表情が色っぽくて床に崩れ落ちかけました。隼さんは、無意識の色気を突如放つのをどうにかしてください。
どんどん続くよ、ライブスケジュール!
さてさて、全く歩みを止めないtoybee。
レコーディング中ながら、9/7はくさのねフェス、9/8はとみさんだけですがくさのね後夜祭とライブが続いてます。
そして、アルバムリリースツアー前、ラストのライブは東京のホームとも言える下北沢CLUB Que!
多次元制御機構よだかとのツーマンです。
そのあとは、リリースツアーからの、1月渋谷クアトロワンマンまで、アルバム引っ提げての怒涛。
タイミング逃さすぜひどこかに聴きに来てくださいねー!