くさのねフェス後夜祭 2024.9.8 Sound Stream sakura
Sound Stream sakura
https://shizu-sound-stream.com/
オオシマケイタ(QLTONE)
mari
永野(MOCKEN)
寺澤&るうき(CUTMANS)
白井竣馬(Arakezuri)
藤盛元生(SAKANAMON)
ヒラタナオヤ(OrganicCall)
山口大貴(プッシュプルポット)
トミヅカダイチ(toybee)
Varrentia(独奏形態)
(登場順)
9/7(土)、佐倉草ぶえの丘にて行なわれた「くさのねフェス」。毎年9月に行われている音楽フェスです。主催のSoundStream sakuraのシラハタさんはじめ、皆様お疲れ様でした。
2023年は台風で直前に中止になり、誰もが悔しい涙を流したわけですが、そのリベンジをみんなで果たした、よき1日になったようです。
toybeeはこれまで「昼の覇者」だったのですが(とみさんなりの強がりでしょう)、今年、初めて大トリを勤めました。昨年のリベンジに加えての大きな出来事で、忘れがたい、くさのねフェスになったのでは、と推察します。
翌日9/8はその後夜祭。とみといびーも出演、全10組。私は別件が重なりくさのねフェスに行けなかった分、こちらに全力投球!
(この日はバンドチームのボーカルを集めた後夜祭で、もう一回ある9/25の後夜祭はアコ弾き語りの後夜祭みたいです。私の大好きな河野圭佑さんが出るのですが時間的に無理で断念…!)
やー、もうどのアーティストも素敵すぎました。ほとんどがはじめまして!でしたが、バンドも聴いてみたくなってうずうずしました。
客席にはそれぞれのバンドのファンが集まっていて、見事にバンドによるカラーが違って面白かったです。女の子たちが目の前のボーカルの方々にときめきまくっていて見ていておばちゃん、なんか微笑ましすぎて幸せでしたわ~。
とりあえず、とみさんは唯一、野郎ファンが多かった。です。
フランクに座っての弾き語り、オオシマケイタ(QLTONE)さん、陽気。
比して、自分の世界をきっちり守り切る、クールなステージだったmariさん。
MOCKENの永野さんも座っての弾き語り、途中、歌詞が吹っ飛んじゃって苦笑い。疲れもあるだろう中で、それでもサンストのために、シラハタさんのためにやってきた漢気。埼玉のバンドなんですって、親近感。
CUTMANSはボーカル・寺澤さんとギター・るうきさんのデュオで、CUTMANSは2回目なのですが、どの曲も覚えてて歌えた自分にびっくり。キャッチーなんだなあ。
Arakezuriからは白井竣馬さん、もうこのあたりからステージ前ぎゅうぎゅうになっちゃって、ちょっとお姿はよく見えず。明るいピンクの髪で、華やかな歌声が印象的でした。
OrganicCall、ヒラタナオヤさんはすごく骨太な男っぽい歌でかっこよかったなあ…。
中でも印象深かったのは、SAKANAMON藤森さん。軽やかで、ステージングの華やかさが格段。サンストは今年頭の新春ライブ以降、3回目だそうで、これからもどんどん出てほしいです。帰りにお見かけしたので感想をお伝えしてしまった、てへ。握手してもらえばよかったー! とても可愛い方でした。その可愛さが歌い出すと消えてクールになる。素敵。
そして、プッシュプルポットの山口さんは、自身の喪失を元にした「13歳」で会場を涙の渦に。振り払うように明るく歌った最後の曲も合わせて、強い声の力と曲の力を感じました。素晴らしかった。
とみといびーことトミヅカダイチさんは、ラストから二人目。前日のくさのねで、リッケンバッカーでやると聴いてたクルーがいたのですが、実際はアコギでした。しかも、ラストのVarrentia渡井さんのギターを借りて。エフェクターの使い方を説明されて、わーー!って顔をしかめて、使わない、踏まないことにしたみたいでした(笑)
そこまでのセットを聴いて、アコギで行くべき、と思ったんでしょうかね?
山口さんのステージが涙に寄せたスケールの大きな音だったのもあり、できるだけ軽やかな、楽しい方に持っていこうとしていたようにも感じました。
ショートサイズの軽やかな「全米は泣かない」で始めて、これは珍しい、弾き語りでしっとりめの「TeenageBlack」。そして「LOOK BACK」。弾き語りは初披露?ですよね、おそらく。間奏パートをアコギでベースパートまで含めてアレンジして弾いていた、これがアクションも含めとてもとてもカッコ良かった!
3曲の中にしっかりと「泥まみれ、恥まみれの人生(と、そこからの脱却)」というとみさんの変わらぬテーマに沿った流れがあるセットリストでした。
最後は、COVID19禍の最中、サンストのために作った「チラナイサクラ」を。トイラジでの振り返りの際に、本当はくさのねフェスの本番で歌いたかったようなんですが、セットリストの流れにしっくり来ず断念して、だからこそどうしても後夜祭では歌いたかった、と話していました。
出演者はこのプロジェクトに参加したメンバー以外もいたのですが、そんな若手も、なんとSAKANAMONの藤森さんも呼んで、本当に総出10名で。
渡井さん曰く「お前これ、さっき言い出したってことも言えよ」だそうで、かなりバタバタと決めてバタバタとやったもんで、細かいところはごちゃごちゃしてしまってましたが、そのごちゃごちゃ、謝りながらもやらせる展開がどうにも「とみといびー」らしすぎて、クルー、大ウケでした。
感動的になりすぎずに笑顔だらけで終わったのは、もしかして狙いかもしれません。
後夜祭、しんみりしてもしょうがない、もう次に向かうんだから。そんな風に明るい「チラナイサクラ」でした。
なおこの「チラナイサクラ」のディスクは今でもサンスト店頭で購入できますので、ぜひ行かれた際には手に取ってくださいね。
オーラスはVarrentia渡井さん、とても大人のステージ。
隅っこで見ていたとみさんを見つけて(金髪目立つね)、「史上最悪のパスだ」と文句たらたらの渡井さんでしたが、かえって燃える、とも。くさのねフェスの現場でも直接、とみさんにいろいろ「悪口」を…「ちゃんと面と向かって言うんだから陰口じゃないんだ」と堂々としてらっしゃいましたが…話したんだそうで、じゃあ、嫌いなのかって言ったら全然きっとそうじゃない、かわいい後輩だからこそなんじゃないかなーと思いました(何しろ10月も六本木での弾き語りツーマンに誘ってくださってますもんね!)。
そんな軽口と裏腹にロマンチックな曲が並んでうっとり。
アンコールにはシラハタさんにデモを渡したら音源としてくさのねフェスでいつの間にか流されてるという(笑)「くさのねフェスの歌」で大きくまとめてくださいました。
終始、くさのねフェスへの想いと楽しさが伝わる約6時間。立ちっぱなしで(ソールドアウトしていて、椅子が出せなかったんですって。後夜祭ってもっと疲れをけだるく座って感じながらゆったり聴くやつじゃないのか、と実は入場時、ファンはどよどよしてました。すごいことです)腰はパンパンだったけど、楽しかったーー!
とみさんも皆さんも、シラハタさんも(アイドルフェスでまだ草ぶえの丘にいたと思いますが)スタッフの皆々様も、ほんとうに2日間、お疲れ様でした!