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唄に出逢う。もじゃカラ部のススメ。

最近、カラオケが日常的な趣味になりつつあります。
それも、DAM専用!

DAM
https://www.clubdam.com/

精密採点シリーズ
https://www.clubdam.com/app/dam/seimitsusaiten/index.html

テレビのカラオケバトルの影響で、精密採点の画面には皆さん、見覚えがあるのでは。
アプリもあるんですよ、すごいよね。


きっかけはなんだったっけなあ…多分なんか嫌なことがあってそのストレス解消に、ひとりで地元のカラオケに行ったんだったと思います。

駅前に一件だけあるんです、カラオケ。

田舎なんで土日の昼は混んでるけど、平日と夜はいつも空いてて、最新設備は入ってるし、基本がドリンクバー(なぜかフレンチトーストとアイスと味噌汁とスープもある)だし、店員さんの雰囲気もいいし、気に入っている。
もともとは、いきつけのバー・梅島Hugoでの「アコナイ」というオープンマイク企画で石田洋介ナイトをやったときに、ピアニカの練習するのに使いだした店なんですけどね。楽器練習もOKなんです。ありがたい。

んで、1月のおしまいだったかな…ひとりでいつものように歌ってて、ふと石田さんの「コタロウ・ブギ」をDAMの精密採点で歌ってみたらば、くっそ難しくて、80点すら取れなかった!


あ。
「石田さん」って、知らないで読んでる方のために。

石田洋介というアーティストです。声がまあほんとふっとい、歌の実にうまいシンガーです。

http://yohsuke-i.net/


最近はYou Tubeチャンネルで歌ってみたりしています。

https://www.youtube.com/user/yohh0719

私の推しアーティストなわけですが、あまりに点数伸びなくて悔しくて「コツ教えて~~!」って言ったら、石田さんからは「コタロウ・ブギ」はフェイクを多用するから難しいし、「コツはただじゃ教えられねーなー」って回答。

なぬ~!?じゃあ、有料ならやるのか、有料なら!!

って思ってたところ、フォロワーの皆さんも石田さんに教えてほしい!って言い出し、人数集めてくれればレッスンやるよ~って…もしかしたら冗談だったのかなあ、今となるとわかりませんけど、私、冗談の通じない人間なので(笑)、ガチでアコナイメンバーに声かけて人数集めてやっちゃったんですよ、レッスン。

石田さんがどういう気持ちでそんなこと言い出したのかはわかりませんが(ま、単純に副業意識かもしれない)、自分の技術を外に伝えるとか、若い人に渡していくとか、そういう意識が働いた部分もあったのかな~とは思います。


第1回は2月頭に大宮で。

アコナイメンバー3名+山田うさこ先生(漫画家・イラストレーター。くもっくるの公式イラストなどを手掛けてらっしゃいます)。アコナイチームは石田さんにさんざん自分の歌を聴かれてるし、私以外のメンバーはそもそもうまいし、ガチでうまくなる!って気合が強くて、1回目は大変にストイックで真面目なレッスンでした。

冗談で大宮支部!なんて言ってたら、3月に開催の第2回目も大宮でした。いろいろあって人数は減っちゃったんですが、初めての方(男性!)もいらして新鮮に、真面目に、楽しく。


3回目は大阪遠征がてら、向こうの皆様とやってこられたようです。参加した友達の話では楽しかったし、かなり点数も上がったそうです。

さすがです、もじゃ先生。

あ、もじゃ先生ってのは、石田さんのことですが、自分でハッシュタグ決めてきたんですよ、「もじゃカラ部」って。だから、もじゃ先生。
興味ある人はTwitterでもじゃカラ部で検索するといくつかレポとか感想が見られると思います。

もじゃ先生、ガチです。

遠慮なく手厳しいことも言うし(2回目のとき、喉しまってるってすっげー渋い顔された…反省)。
でも、きちっと聴いてアドバイスしてくれます。厳しいけど、優しいです。グループレッスンなのにあんなにひとりひとり聴いてて大丈夫かな、ってくらい丁寧。
レッスン前と後で歌を比較するんですが、ほとんどのメンバーが1回目より点数上がったし、上がらなくても「!!」って気づきがいっぱいあった。
表現力とか抑揚とか、カラオケって採点上よくわかんないとこあるじゃないですか。それが変化してくんですよ。すごい発見があった。

レッスンの詳細は先生の財産でもある様々なメソッドも含むので書きませんけど、いきなり歌うんじゃなくて、歌うまでどんな準備をしたらいいか、とか、よくボイトレ動画であるような「うまくなるには」的なこともひとりひとりの状況に応じて教えてくれます。

きっかけは「カラオケで高い点数出したい!」って話からでしたけど、先生が姿勢として貫いてるのは「点数を取るための小技を教える」のではなく「正しく喉を開いて歌うことを伝える」ということで、そこから「抑揚をつける方法を学ぶことが結果的に点数になる」っていうことなんじゃないかな~と思ってます。

ちなみに1人あたり1回5000円のグループレッスンが基本で、正味レッスン時間が60分(実際は準備とか入退室とか含めて90分くらいになってますが)。高いか安いかって言ったら、実費としては「おおぅ…」って最初は思ったけど、カラオケ代も含めてあの内容なら安いと思います。歌う時間は短いんですが、人の唄を聴くのもすごい勉強になるから、無駄な時間はない。

先生が一度つぶやいたことあるけど、けして「カラオケオフ会」じゃなくてほんとのレッスンなので、歌を歌うことに興味のある人は3~4人集めたあたりで先生に打診してみるといいんじゃないでしょうか。先生的には生徒5~6人いてほしいみたいなんですが、そういうときは日程を詰めたあと、先生が募集してくれます。
大宮支部は今後も定期的にやる予定でっす。声かけ希望の人がいたらTwitterのDM、開放してあるのでご連絡ください。

なお。
このCOVID19で大変なご時世にカラオケかよ!って意見もあると思うんで書き添えておきますが、先日の開催では全員マスクして集合しましたし、アルコールティシュも持参。歌う人は対面にならないように、と気を遣って開催しました。先生もどうしても口元を見せる必要があるとき以外はマスク着用のまま指導。歌ったらさっさと解散です。


カラオケボックス業界もライブハウス同様、謂れのない風評被害にあっている業界ですが、それだけに対策はきちんとしている店がほとんどだと思います。
なんでもそうだけど、怯えすぎるんじゃなくて、やれることきちんとやって、楽しむ時は楽しまないと萎縮する一方だよな、って思うんで、外出禁止令にでもならないかぎりは適度に先生にお願いしていこうと思ってます。




ここからはちょっと別の話。


私、2回のもじゃカラ部で「コタロウ・ブギ」と星野源の「アイデア」の2曲をレッスンしたんですよね。どっちも先生から「キーあげたら?」って言われて「自分のキー把握できてない問題」露呈だったんですけど(苦笑)

レッスン前とレッスン後の比較。抑揚に気を取られすぎて後半音がボロボロですが、抑揚は上がってますね。

ちなみに昨日、キーを上げてやってみた結果。
抑揚は戻っちゃったけど、音程正確率上がったのでやっぱキーはこっちですね。3つあげ。


特に「アイデア」は「星野源は抑揚がないタイプの歌手だから原曲聴いてもヒントがあんまない。自分で工夫しないと点数上げるのは難しいよ」って言われてしまった。どうも傾向としてですね、抑揚の強くないアーティストが好きなんですよ…多分…。

それで実は今月末に今度は東京支部(でも生徒は半分、大宮支部の人々…・笑)も開催するので、そのレッスンに向けて「抑揚」の強いアーティストの曲で歌えそうなのないかなーとAppleMusicで探しまくっている日々。

音域が狭いので(多分、1.2オクターブとかそんなくらい…?)なかなか厳しい。
抑揚が強いアーティストってつまり、歌がうまいんですよ!
Superflyとか絢香とかMISIAとか、聴いてるだけで歌える気がしなくてつい笑ってしまう。

それでも歌える気が最初は全くしなかった「化物」も実は歌えるようになったし(90点は取れないけど89点までは行った)、練習次第なんだろうか。
ああ、本当にボイトレ行きたい。


そんな中で見つけたアーティストのひとりがAimer(エメ)。

別の意味で歌える気がしないアーティスト(個性が非常に強い…)なので候補曲にはならないんですが、もうなんだか聴いているとたまらなくて、ただいまどハマリ中。
実は、私がフィメールのアーティストにハマることってほんと少ないのです。アルバムまで持ってるの、林檎姐さんと明菜ちゃんと、やまはき玲さん、ゆきゆっき…くらいじゃないかな、多分。

「カタオモイ」も「花の唄」も「蝶々結び」も「六等星の夜」も…まあどれもこれも素晴らしい。ウィスパーボイスのまんまあんなに長く伸ばせるってどういう喉と腹なんだ!

私の年齢には歌詞は甘酸っぱいばかりだけれど、音と声に惚れ惚れ(アレンジャー、誰なんだろ?)。

一曲くらい歌えないもんかな、ちょっと練習してみよう。いや~でもあのウィスパーボイスは出せないよ、なんだろ、あれ。すごいね。



そんなこんなで。

「新しい唄に出逢う」

これも、もじゃカラ部の効果のひとつだなと思うのです。

参加メンバーが歌う曲にも発見があるしねえ。aikoってええなぁとかMISIAはすごいな~とか今更、感じてるし。

そして何よりも「歌うことが楽しい」と思わせてくれること。

そう、もじゃカラ部のレッスンが始まってから毎日毎日、先生に教わったストレッチやって、発声練習して、YouTubeで「しらスタ」のおしらさんのレッスン動画見てタピオカストロートレーニングしたり、リップロール練習したり、空いてる時間にカラオケ行って練習したり。

しらスタはガチおすすめです!

しらスタ
https://www.youtube.com/channel/UCbVQGCsMcqC3q7OtX8iXy9Q

もじゃ先生に教わったことを意識してると、楽に歌えるんですよ。声も二時間くらい歌ってても全然枯れなくなったし。歌えなかった曲がだんだん歌えるようになるのは本当に楽しい。

音楽っていいです。
耳に、心に音が満ちると、高揚してくる。

自分のエネルギーになるのがわかる。

毎日、重い、しんどいニュースの多い中で、そんな小さなエンタテイメントの端っこみたいなことだけど、それでも幸せを感じられてます。

ここ当面は政府からの「密集する環境を作らないように」という自粛要請もあって大きなライブはほぼ開催不可能、小さなライブハウスでも演者、ハコ、観客それぞれの判断で開催できないケースも多くなっています。


エンタメ業界、大打撃のまっさなかだ。
アーティストも、働く人も。
観客も。

「ライブ」…生。
音楽も演劇もスポーツも、生なものがなきゃ心が死んじゃう人がたくさんいるんだ。

今が我慢もしどころだってことはわかってる。

だからせめてこのくらいの楽しみは残しておいてほしい(もちろん、十分なケアはしたうえで!)のだ…と願いつつ、今日も自主練してきます!

とう!!

アメブロより再録
https://ameblo.jp/uno0530/entry-12583286877.html

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うのじ。
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