3年ぶりの開催!「桶川 べに花まつり」2022.6.18-19
全国各地でようやく普通にイベントが開催されるようになってきましたね。
我が地元、桶川でも、初夏恒例の観光イベント、べに花まつりが3年ぶりに6/18-19の二日間で開催されました。
べに花まつりとは
第25回 べに花まつり
べにばな物語
桶川市観光協会
江戸時代には桶川では紅花栽培が山形以上に盛んだった(桶川臙脂と呼ばれていたそうです)ものの、近代化に伴い染色産業自体が衰退して紅花栽培もなくなってしまっていたところを、観賞用栽培を中心に紅花での町おこしに繋げていこうという復活の動きが40年ほど前からあって、今に至るようです。
その中でも観光事業として大きいのが、この「べに花まつり」。開花時期に合わせて実際に紅花畑を見学したり、摘み取り体験したり、紅花加工を体験したり、紅花を使った生産品を買えたり…そんなお祭りです。
平成8年に初めて開催されてから約30年。昨年、一昨年はCOVID19禍で中止されて3年ぶりの復活でした。
私は桶川に住んでもう17年になるんですが、実は「べに花まつり」には行ったことがありませんでした。住まいがやや会場の川田谷地区・加納地区から離れてることもあるし、土日はたいていライブやイベントで家にいなかったこともあるし。
でもまあ、なにより、あんまり地元のことに関心がなかったんですよね…(生まれ育った場所ではなく大人になってから両親の転居に伴って引っ越してきた)。
COVID19禍で地元を歩くことが増えて関心が高まり、またイベントも減って今年はちょうど開催日に予定がなかったこともあり、今回、初めて「べに花まつり」、体験してきました。
二日間あるうちの、日曜日。
真夏日、晴天。でも風があってさほど辛くなく楽しく過ごせました。
◎メイン会場 城山公園
会場は、城山公園。
かつて、三ツ木城があったところにある、大きな運動公園です。
そのグラウンドがステージや物産販売ブースのあるメイン会場。
駅から無料シャトルバスが出ていたのでそれに乗って到着〜まずは、メイン会場をぶらぶらと。
入場時は名前と連絡先の記入、検温、消毒がありました。屋外だからそこまで慎重でなくとも、と思うんですが、飲食の出店もあったからかもしれません。
着いたのがお昼前で、周りはみなさん、フランクフルトや焼きそばを食べてたんですが、私はせっかくなので、地元のお店のものをば。
坂巻醤油店さんの、醤油ジェラートです。
しょっぱくて、ほんのり甘くておいしい!
坂巻醤油店
坂巻醤油店さんの醤油はいつか買いたいんですが、我が家は母が台所の支配者なものでなかなかチャンスがない…。
そして、我が家の御近所のお菓子屋さん、菓匠 幹栄さんの桶川牛乳とのコラボ、アイスカフェラテを飲みたかったのですが、人気すぎてなんと着いたときには完売してましたーとほほー。
まあ早起きしない私も悪いけど、もうちょっと量対応してほしかったなー。
菓匠 幹栄✕CafeLatte57℃
完売したあとは、桶川牛乳さんに列ができて、こちらもお昼前には完売してました。飲んでみたかった。
そして、おはりやさんの紅花ロールケーキ。新商品だそうです。
抹茶と生クリームと大納言小豆を紅花とオレンジピールの練り込まれたスポンジで巻いたもの。美味しかったですー。
おはりや
おはりやさんはこうした、べに花を使ったジャムやスイーツを出されてます。
美味しかったんですが、私見としては、紅花でなくてはならない、紅花ならではの効果のあるアレンジでないと定着しないのでは、と思うんですよね…。
紅花、食べ物の場合はまったく味には寄与しないので、個性が出せるのは色だけじゃないですか。
どうせならきちんと食紅のように、「紅」がはっきりしたアレンジをしたらいいのになーと思いつつ食べてました。
そのほか、紅花染の雑貨を扱うお店や、近隣の自治体の観光協会さん、J:COMさん、COOP生協さん、地元商工会の青年部さん、地元商店などが出店してました。
暑い日だったから、青年部のカキ氷、人気でした。
ぶらぶらしてたら、あれっ!キャラさんがいるー!J:COMさんのざっくぅと、北本市のとまちゃん!わー!
小さなお子さんがよろこんでました。私も嬉しくて、特にざっくぅはどこのイベント行ってもたいていいるからほんと良くあってたので、ついお兄さんにしみじみと話しかけてしまいました。
暑い中、おつかれさまー!
さて。
実は城山公園自体も初めてだったのでぐるりとお散歩もしてみました。
グラウンド裏の大池には、蓮があって、ちょうど花の時期でした。綺麗だなー。
中央には噴水があって、涼を誘ってました。
池の周りにはシオカラトンボがたくさん!
この辺、産卵地なのかも。
池もいくつかあって全体に園内の湿気が高いせいか、あっちゃこっちゃにキノコが。あちこちの土にはモグラと思われる土盛りがたくさんありました。
ニワゼキショウやシロツメクサが花のシーズンでした。
公園内はちょっとお手入れ不足…?
雑草がやけにボーボーだし、通れないとこあったり、使えない遊具あったり…。
芝刈りやら草取りやら、暑くなる前に普通、手入れするよねえ。
実は城山公園の前に道の駅建設予定の看板があって、どうもこの城山公園を含めての開発予定の模様。COVID19禍もあってだいぶ遅れてるみたいですが、そんな理由であまり手をかけてないのかもなーなんて思いました。
道の駅はどうせ作るなら、紅花畑もうんと増やして、めちゃくちゃインスタ映えするような造りにしたらいいのに。城山公園も、三ツ木城址として整備して見学できるようにならないかなー。残ってるのは土塁とお堀だけらしいんですがね。
そんなことを思いつつ引き続き、紅花畑へ向かいます。
◎べに花畑
紅花畑は城山公園の道路を挟んで向かい側、生涯教育センターの裏手あたりにありました。
ちっさ!
どのくらいだろ…まあでもほんと、教室くらいの広さしかなかったです。
観賞用の紅花畑はここのほか、摘み取り園と駅の反対側の加納地区と三箇所あるんですが、べに花まつりのメイン会場からはここが一番近いのでもっとどーーーんって広く確保してほしいなー。
開花もお祭りにはちょっと合わなくてまだ三分咲きというところ。緑のほうが強かったー!
来週、もう一度、見に来ようかと思うくらいです。
それでも、咲いてる分はとても綺麗。
紅花は、黄色・オレンジの花が次第に赤くなっていくのだそうです。
虫達は蜜集めに忙しそうでした。紅花のはちみつって作ってないのかな?(花を入れたジャムは見た)。
ヒメアカタテハ。
モンシロチョウ。
モンキチョウ。モンキチョウはめちゃくちゃ素早くてなかなか近づけず。レンズ伸ばしてるうちに消えちゃう。
モンシロチョウはふわふわしてて、さほど速くなかった。こんなに違うものなのね。
ミツバチが花粉集めるってことは、蜂蜜作れるっちゃ作れるよね。どうも作ってないみたいなんですが、今、各地で養蜂が流行ってるし、どこかで出さないかしらん。
◎摘み取り園
シャトルバスで紅花畑から摘み取り園へ移動…5分くらいだったかな?
こちらは観賞と同時に摘み取り体験ができます。一本50円!
綺麗な見頃の紅花は係の方がスパスパ切って、べに花まつりの会場の販売用にどんどん持ってっちゃいます。
その合間に私達も鋏を借りて好きなだけ摘み取ります。帰りに本数分、支払うだけ。
摘み取り園の方は販売があるのもあって、時期を調整してあるのか、先ほどの畑よりも咲いてる花が多かったです。7割くらいかな?
その分、枯れたものも多くて、紅花の一斉に咲いて綺麗!ってタイミングは意外と少ないのかもなーと思いました。
係の人にコツとかあるんですか?と聴いたら特にないのでほんとに好きに切ってーと言われた(笑)
見てると、園の方は根元からバシッと切ってしまってた。なので、全体に長い。
実際に切っていた園の方いわく、長く取ったほうが1本についてる花の数が多くなるので得だ、とのアドバイスでした。
(どこまでも本数単位なので枝分かれした分も切れてなければ1本に含まれるわけです)
私は持ち帰るのに長いとめんどくさいなーと思ったので、わざと短めに切りました。
4本ほど切って新聞紙に包んでもらってお金を払ってから、シャトルバスを待つ間に再び撮影〜。映える感じを模索するもなかなか難しかったッ!
ちなみに、先に上げた青空の写真に写り込んでるのは鳥ではなく、ホンダエアポートからの軽飛行機でした。
飛行機を入れて紅花越しに撮れたらよかったのですが、ちょっと距離的に難しかったです。
こちらが私の切ったもの。
葉っぱが2種類あるのわかりますかね。
トゲトゲしてるのがとげ葉、もう一つがまる葉。種類が違うんですって。
戻ってからまる葉は玄関に飾り、私の部屋にはとげ葉をば。
蕾が多いのですが、このあと、うまく開くといいなー。開いたらあとで載せますね。
6/21追記。
昨夜、水が濁ってたので葉を落として水切りしなおしたら、一晩で3つ開きましたー。
かわいいです。
なんだかんだと結構楽しんだ、べに花まつりでした。
なお、桶川市のキャラクターはこのべに花をモチーフにした「オケちゃん」。頭にべに花咲いてます。
今回のべに花まつりでは会えなかったけど、来年も開催されて、そのときは会えるといいな。