もう、苦い「LOOK BACK」をしなくて済む日を待っている。〜toybee ニューシングル「LOOK BACK」デジタルリリース！2024.9.7
toybee
俺達のtoybeeのシングル「LOOK BACK」がデジタルリリースされたよー！
シングル音源として公開されるのは、昨年７月の「ひとつだけ」以来かしら？
（確認したら、会場限定発売のCD「全米は泣かない」に「Yo-ho!バンドマンがゆく」が入っているので、これが最新音源でした）
ワクワクしつつ早速ダウンロード！
30歳の誕生日を迎え、20代最後に作った曲なんだ、と、ライブでお披露目された昨年末から半年。
歌詞もかなりライブで練り上げてきたところからまた変わっていたし、何より、すっごい音の数！
ビートルズ愛がまたもや随所に爆発しててニヤリ。
何回聴けば聴き切れるだろう？わかんないから、とりあえず何回でも聴こうと思う。
サブスクでいいから、購入しなくていいから、とにかくまあ聴いておくれ！
とみちゃんのついーつにショートが上がってるからともかく試聴してみてくだはれ。
《俺の話を聴いてくれ！》
— とみといびー【toybee】トミヅカダイチ (@DrawingtheNazca) September 6, 2024
20代最後に作った楽曲がリリースされました！サッカー選手にはなれなかったし、人生懸けたバンドもあっけなく解散した。それでもやめられなくて、性懲り無くまだ歌ってます。14歳の自分が見たら「つまんない人生」と嘲笑うだろうけど、これしかないんす！マジ！#toybee pic.twitter.com/yvbGCPZHbi
「恥まみれ、泥まみれの人生さ」
そんな風に歌う、冨塚大地。
ここまで挫折、挫折の繰り返し、それでもまだ諦めきれねえんだよ、と言うたったひとつの欲望を、繰り返し繰り返し、いろんな形で叫ぶ。
その挫折感に共感する人も、這い上がろうとする意思に胸を打たれる人も、自身の過去に重ね合わせて涙する人も、自身の未来に重ね合わせてともに闘おうとする人も、みんな、いろんな形でとみさんのその「熱」に巻き込まれているわけだ。その熱をエネルギーに自分の日々を生きている。
そもそもの出逢いは全然別の場所でもっと気楽な彼のニコニコ笑顔と明るい歌声に惹かれて…だったけれど、実はtoybeeとしての冨塚大地は、しつこくてもみっともなくてもいいからとにかく遠くに遠くに歌を届ける夢をまだ諦めてない、誰にも見えないとこで血反吐吐いてるような人なんだと知って、なおなお、惹かれた。
そんな彼が書く歌詞は痛々しくも美しい。そしてバンドを通してブラッシュアップされた曲はどれもパワフル。文学的な歌詞の表現。過去の音楽へのリスペクトが詰まったアレンジ。こだわりの強い音。
何よりも素晴らしいギターサウンド。相棒、隼さんのギターは、言葉ではなく音でとみさんと同じ想いを吠えている。
もう辛い「LOOK BACK」をしなくて済むように
30歳なんて若いじゃん、とは、すでに通り過ぎたから言えるだけのことで、当事者の彼は「遅れてしまった」挫折感の中で、それでも諦めきれずにもがいてる。
できれば彼にもう、過去の傷痕をほじくるようなルックバックをしなくていいような道を作ってあげたい。
あげてほしい、神様。
そう願ってる。
クルー達はね、「とみちゃん、もう遠いとこいっちゃったねーとみちゃん、なんて言えないねー」って言いたいよね、って話してるよ。普通、逆だよね（笑）
でも、それが近いほど嬉しいんだよ。
次の大きなマイルストーンとして彼らが立てたのは、来年１月、渋谷クアトロワンマン。
それを経てまた彼らが大きくなるのを楽しみにしてるし、彼らを取り巻く状況が大きくなるのを期待している。
「LOOK BACK」を聴いて、おっ、カッコイイじゃん、と思った方、よかったら1/27、渋谷クアトロに生の彼らの音を聴きに来てください。
強いロックンロールと繊細な歌詞にズガーン！と胸を撃たれる快感を、ぜひ。
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