jitensha 楽曲解説
おばんです。うんにょんこと清水です。
せだいとkurayamisakaというバンドでギターを弾いていて、ザカでは主に曲を作っています。
今回はkurayamisakaで「jitensha」という楽曲をリリースしたので、解説したいと思います。
↑楽曲はこちらから聴けます。サブスクで。
先に聴いてから読んでもいいし、この解説を読んでから聴いてもいいと思います。
もちろん読まなくても全く問題ないです。
いくぜ!
楽曲解説
jitensha
今回もジャケットをめばち先生に描いていただきました。泣
めばちさんの解釈で描かれた、波の粒や少年の汗、どんなに悲しくても世界が美しいことの無情さが伝わってくるようで、曲の表情がさらに広がっていると思います。
とっても素敵なイラストを楽曲に付けていただけて感謝です・・
めばち
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制作
前作「evergreen/modify Youth」からおよそ1年以上期間が空いてのリリースなので、かなり間が空いてしまいました。
自分が今やりたいことを追求していった結果、かなり時間がかかってしまった上に、なんやかんやで6分越えの曲になってしまい、ちゃんと最後まで聴いてもらえるか心配です。(感想とかいただけたらとてもうれしいです。)
「イントロでEのコードをジャーン、ドカーン」+「アウトロが長くてフェードアウトする曲」がとにかくやりたかったので、10年前くらいに作ったアルペジオ(イントロの左chから聴こえるフレーズ)をベースに広げながら作った曲です。
まずイントロとアウトロがあって、その間をちょうど予定調和するように作るのに結構苦労しました。
Aメロは元々転調して入る予定でエリック・クラプトンのレイラっぽいなと思って気に入っていたんですが、冷静になって聴いてみたらイマイチだったので今の形に落ち着きました。
また、この曲を作るにあたって、bedの「自転車」という曲からの影響は計り知れません。
このライブ映像が、若干音割れもしててとにかく最高・・
ザカは機材車での移動が多いのですが、自分が運転当番の時はbedの「自転車」を車内BGMの1曲目に流していて、いつか自分たちも自転車についての曲を書きたいと常々思っていました。
(9月に控える自転車ツアーでの大阪編では、bedに出演いただくことになっており興奮を隠せない・・)
とにかく、自分が「自転車」というモチーフを題材にした曲を作るとしたら、真打登場のようなとっておきの曲にしたかったので、いろいろと苦戦しました。
また、bloodthirsty butchersの「NO ALBUM 無題」というアルバムからの影響も大きいです。
特定のどの曲からというよりは、アルバム全体から強い影響を受けています。
強いて一曲あげるとしたら、「jitensha」のアウトロの自分のフレーズには「curve」という曲のギターソロのフレーズの一部を引用しています。
付けようと思えば自分のフレーズはいくらでも思いつくのですが、直感的なのか儀式的なのか、とにかく自分の中で入れる必要があると感じ、拝借しました。
自分はバンドの曲を聴くにあたって、そういった手掛かりや痕跡を見つける度に、それはとても素晴らしいことだと、バンドが脈々と継いでく流れの中で、自分が感じた昂りと似た気持ちをもしかしたら先人達も感じていたんだと、そういった気持ちになります。
また、yesの「Siberian Khatru」という曲もかなり参考にしました。
どこが?と言われれば自分もどこだろう・・と思ってしまうのですが、とにかく気持ち的な面でかなり参考にしました。
アウトロが2〜3段階、謎にあるところとか、フェードアウトするところとかですかね?あとこの曲めっちゃ好きなんですよね。サウンドチェックで良くイントロを弾いています。
歌詞
歌詞について解釈はもちろんお任せしたいですが、深い悲しみ、行き場のない気持ちをテーマにしました。
kurayamisakaではどこかの誰かの人生の一部がそこにあるような歌詞を心がけていますが、曲の中の彼は深い喪失や悲しみとどう向き合っていくのかに悩み、今までで一番時間がかかりました。
本当に落ち込んでいる状況から元の生活に戻ろうとする時、何かがきっかけにではなく、境目も曖昧で、戻るとか戻らないとかそういうんじゃないだろうと全く書けなくなってしまった時期もありながら仕上げたことを覚えています。
まだ寒かった頃に、仕事が終わってから、会社近くのイオンの外のベンチで座りながら書いてましたが、風邪を引いたので歌詞は屋内で書くのが良いなと思いました。
自転車で行くには少しだけ遠過ぎるかなツアー
jitenshaのリリースに伴って、kurayamisaka初の遠征ツアーも行います。
名古屋、大阪は特に今まで行きたいと思っていたので、念願叶ってうれしいです!
更に、横浜と東京は2マン公演となっておりまして、それぞれyubioriと宇宙ネコ子の出演が決まっており、そちらもかなり楽しみです!
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自転車解説は以上です。
聴いてくれよな
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清水