銀河デカマラ大作戦 ゴリラの爆発に巻き込まれたトマトvs常夏スノー10000億体 第一部

時は20XX年。世界は汗拭きシートの闇に包まれた______。「あ、汗拭きシート。」
ふと、そのコンビニで足を止めたのは、半袖長ズボンという部屋着にしてはやや目立つ格好をした女だった。年齢は20代前半だろうか。
「そういや、今日まだ使ってないや……。」
この女も例に漏れず、汗拭きシートの闇に包まれた被害者の一人だ。
「でもなー……。今月ピンチなんだよな……。うーん……。」
女はしばらく頭を抱えていたが、やがて決心したように顔を上げるとレジへと
向かい、そこにいたトマトに殴りかかった。「なんでトイレが爆発してるの!!!!!!これからトイレ使う人のこと馬鹿にしてる?まあ爆破したの私だけど!!、!」
女はトマトをトイレに立てこもらせると、満足そうにそのコンビニを後にした。
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場所は変わってここは森。と言ってもただの森ではない。女が言ったトマトの森だ。
その森の中のとある小屋で、事件は起こった。
何やら作業をしていた男が、突如苦しみだし、その場に倒れ込んでしまったのだ。そしてそのまま動かなくなり、やがて冷たくなっていった。
その男の顔は真っ白で生気が感じられず、まるで人形のようだったという。
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時は戻って
わずか180億年前。その日、宇宙が生まれた。---
ここは宇宙。だが、ただの宇宙ではない。とあるトマトを爆破した女が通っていた、あの超エリート宇宙である。
トマトを爆破した女はその事件のあと無事逮捕されたが、その処罰として180億年前の宇宙に転送させられてしまったのだ。そう、これはお仕置きなのである。---
「ここ、トイレ無いじゃん…」
女はそう言って漏らした。その時、宇宙空間平和利用委員会からこう通達が来た。
「宇宙を怪我した罪として、お前を釈放する」
だが、女はトイレが見つからず、ついには宇宙のチリとなってしまった。
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時は戻って わずか1億年前。今で言う地球ができたばかりのことである。---
とある大地の上で、それは起こった。突如砂ぼこりが起こり、その中からカプセルが飛び出してきたのだ。中からは人のような姿の生き物が出てきてこう言ったという。
その生き物は自らを神と名乗り、この地球を支配し始めたのだった。人間は彼らに反抗を試みたものの、やがて皆口を閉ざしたそうだ。---
そんな
言い伝えはサンバ国で広まっていたが、ある日そこに神は現れてこう言った。「俺の正体はトマト」
サンバ国はその神の一言で宇宙のチリとなってしまった。---
時は戻って今現在、現代。ここはサンバ国の首都であるサンバタウン。その中心にあるのはこの国の統治機関であり、政府本部でもある宮殿だ。そこに一人の男が入ってくるとこう言ったという。「僕はトマト」
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この物語は、トマトを爆破した女の子孫である一人の女が、トマトを爆破した女の遺伝子を継ぐ者たちと世界を救う物語である-----
-第1章・完- 

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