見出し画像

【海外旅】インドでよくある詐欺に引っ掛かった話

初めての投稿は、3年前にインドで到着早々詐欺にあった話を書こうと思います(笑)

会社の同期と3人でインドのいわゆるゴールデントライアングル(デリー、アーグラ、ジャイプール)をめぐるバックパッカー旅に行った時のこと。
インド時間の夜、デリーの空港に到着。
入国審査ゲートを通過するのに3時間かかってようやく入国し、事前に初日の宿を予約してたため、そこにタクシーで向かおうとしていました。事前にガイドブックで黄色いタクシーが安全と書いてあり、そのタクシーは空港にチケットを買う場所があってチケット購入後にタクシー乗り場まで行って、乗車するシステムだった。窓口を発見し、早速購入。「〇〇番乗り場だよ」と窓口のお姉さんに言われた乗り場を空港外に出て探していると2人の若そうなインド人男性が声をかけてきて、「それならこっちだよー」と親切に案内してくれた。案内された先のタクシーに乗り込む(このとき車体が白のタクシーだったことに気にせず乗ってしまった。)
案内役のうち1人がドライバーでそのまま空港を出発。気の良い兄ちゃんで「(日本語で)こんばんは、おげんきですか」「インドははじめてか」「インドのジギジギ(キャバクラ?)はここがいい」とかすごいおしゃべりな感じでわいわいしながら高速をはしっていく。
市街地(デリー)に入り予約していた宿の地図をみせると「今はデモがあってその地域は封鎖されている。だからそこへは行けない。」と言い始める。それなら近くでいいから降ろしてくれと頼むが近くへも行くのが難しいという。
そうしているうちに車は住宅街の一角にあるコンクリート造の小さなビルの前に止まり、「我々の旅行会社があるからそこで助けてあげよう」といい車から降ろされる。その会社の建物内に入ると、突き当たりの部屋に案内され、旅行会社のお客様デスクのような部屋に1人の男が座っていた。その男からも「いまデリー一体はデモで封鎖されているんだ」と言い、おれらの話が信じられないなら他の会社にも電話で聞いてみるといいと言って電話を差し出され、電話に出ると日本語を喋る男性(おそらくかなり高齢な日本人男性。なまりのない日本語だった)が電話に出た。その男もデリーは封鎖されている、今身動きは取れないと先ほど男とと同じことを説明される。そうすると男が君たちに残された選択肢は3つあるといい、1つは「タージマハルのあるアーグラという街までおれらの手配する車で、1人につき日本円で2万円で向かう」2つめは「この先の旅程(デリー→アーグラ→ジャイプール)をすべてわれわれが1人につき日本円で6万円で手配するので参加する」3つめは「今すぐここを出て路頭に迷う」と言ってくる(インドの物価からして法外な値段です笑)。
インドで旅行者をターゲットにしたよくある手口で聞いたことがあるなと思いつつも、3人ともインドは初めてであり、実状がわからなかったため、安全を優先し1つめの提案を受け入れることにした。そしてその会社の前に止まっている車に乗り込み、先ほどと違うドライバーとアーグラへ向かうこととなる。この時おそらく夜中3時ごろだったと思う。中央高速道みたいな道をひたすら走っていく。そのうち日が昇りはじめる。じりじりとした太陽が地平線から登る。空気が砂混じりで相当汚れているので、太陽が直視できた。途中にサービスエリアのようなところがあり、そこでドライバーがチャイを奢ってくれた。インドで旅行者をターゲットにしたよくある手口で聞いたことがあるなと思いつつも、3人ともインドは初めてであり、実状がわからなかったため、安全を優先し1つめの提案を受け入れることにした。そしてその会社の前に止まっている車に乗り込み、先ほどと違うドライバーとアグラーへ向かうこととなる。この時おそらく夜中3時ごろだったと思う。中央高速道みたいな道をひたすら走っていく。そのうち日が昇りはじめる。じりじりとした太陽が地平線から登る。空気が砂混じりで相当汚れているので、太陽が直視できた。

画像2

出発してから4時間ほど走って朝7時くらいにアーグラに到着した。運転手が近くのホテルを紹介しようとか言い始めたため、ここで降ろせといって強引におりやっと解放された。

このあと各地インドを旅してみて、中央分離帯で寝起きしている人が大勢いたり、小さい子供が物乞いしていたり、みんな生活するのに必死なんだとわかった(だとしても詐欺はダメですが)。

ただ初日に旅行資金の1/3くらい持っていかれたのはかなり手痛かったため、この経験をしてから海外でタクシーに乗る際は、安全なタクシーについて会社名まで調べて確認してから乗るようになりました。

空港は特にこうした詐欺に狙われやすいため、インドにいく際はくれぐれもご注意ください!