移動パン屋さんに同乗してみたら、暮らしのリアルを見た!
「半日移動パン屋さん」になってみた理由
総合計画では、雲南市に暮らす・働く・訪れる・関わる「みんな」の素直な想いを集めて、まちの未来を描いていきます。
この「みんな」に出会っていくために、どこに行って、どんなふうに声をかければいいのか。そもそも、まちにはどんな人がいるのか。
これを知るために秘策として講じたのが、
「移動パン屋さんに同乗する」ということでした。
なぜ移動パン屋さんかというと、普段の暮らしから顔見知りの関係を築いていて、声にならない声や、小さなつぶやきが自然と集まってくる存在だからです。そんな方の後ろを付いて回ってみることで、これまでの活動では出会えなかった人たちと出会えるのではないかと考えました。
今回、同乗させていただいたパン屋さんは「コンセルボ」さん!
雲南市内の子育て支援センター、三刀屋高校、デイサービス、スーパーマーケットなど、さまざまな生活の動線上で、パンを販売されています。
また「パンと元気を届ける移動パン屋さん」として地域でも長年愛されてきていて、
「コンセルボ」の河角さんに、今回総合計画のみんなの想いを集めるためにご協力をお願いしたところ、快く受け入れてくださいました。
当日は、市内のスーパーマーケット、子育て支援センター、高校を巡り、パンを買いに来る地域住民さんから、多くのお話を聞くことができました。
特に印象に残ったことは、下記4点です!
・特に結婚等を機に雲南市に移住をした方にとって、ママさんと新たに繋がりを作りながら地域の情報を知れる、子育て支援センターの存在は大きい。ただ、もう少し子どもを地域で遊ばせられる場所が増えたら良いなと感じる方々が多い。
・自然がのどかで暮らしやすい雲南市が好きだ、という価値観を持っている高校生がいるということ。ただ、非常に多くの高校生が、市内で勉強できる場所が無く困っている。
・高校の若手職員さんからしても、雲南市内は便利で住みやすく、良い町であるということ。特段、地域として大きく変わって欲しい点も無いと感じる若い人は多い。
また、パンの販売を通じて接点を持った地域住民さんからも多くの気付きをいただきました。
また、「コンセルボ」の河角さんのような方々が、地域にとって重要な人である、ということも新たな気づきとしてありました。
普段から様々な地域に入り込み、多くの住民さんと接点を持っているパン屋さん。そういった活動をされている方は、地域やそこに住む方々への理解度が高く、地域作りをしていく上で、そういった方々に参加いただく重要性は高いと感じました。
また、「コンセルボ」の河角さんは、パンが届きづらい人に届けたり、美味しいパンを定期的に届けるという楽しみを住民さんに与えたり、パンの販売を通じて多くの住民さんとコミュニケーションを取り元気づけたりと、地域のことを心から想い活動をされていました。
「地域作りをしています」と謳わなくても、普段より地域にしっかりと入り込み、地域の為に活動しているキーマンは沢山いるのでは無いかと感じました。
そういった、自然と地域の為に活動している方々にも、多く関わって頂けるような機会を作っていきたいと思います。
今回も、今後の活動に繋がる重要な気づきを多くいただきました。
ご協力いただいた「コンセルボ」さんには、心より感謝申し上げます。
引き続き、地域に出て、多くの方とお話をさせていただければと思います!
応援の程、よろしくお願いいたします!
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