独りじゃない-6”この人、何者?”
外国でパスポートを紛失した時、頭に浮かぶのは”パスポートの再発行”だと思います。
その手続を行うにあたり、1番最初にやらなければいけないのは、地元の警察にパスポートを紛失した事を届け出ること、なのです。警察に届けて、”ポリスレポート”という物を発行してもらわなければいけません。私の場合は、ホテルのスタッフの方がすぐに警察に届けて下さり、処理ナンバーみたいな情報を入手してくれていました。
ここでパスポートの再発行と渡航書の違いについて軽く触れておきます。
再発行手続は少なくとも1週間以上の日を要しますが、再発行されれば新たなパスポートとして使用できます。
一方で、渡航書というのは、発行されるまで1~2日と短いのですが、これには有効期限があり、期間は1週間程度。帰国する為だけの書類なので、途中で他の国に立ち寄ることは出来ません。見た目もパスポートとは全く違います。
パスポート再発行申請と渡航書申請とでは提出しなければいけない書類や条件が微妙に違うようなので、もし、こういう状況になった場合はその国の領事館で、どうするのが良いのか尋ねることをお薦めします。
私自身もパスポート再発行と渡航書の2パターンがあるなんて知りませんでしたし、そもそも考える力がない(^_^;) ましてやパスポートが再発行されるまでここに滞在する気持ちは無く一刻も早く帰りたかったのと、帰って仕事をしなければいけない事を伝えると、付き添ってくれていた人が渡航書申請を提案してくれました。
とはいえ、私の場合、渡航書の申請ができる条件には微妙に当てはまっていませんでした。でも、付き添ってくれた人が(あまり詳しくは書けないのですが)いろんな、いろ~んな指示を出して下さり、申請することに。
私は相変わらずのパニック状態継続中でしたが、そんな中で「この人は何者?」と思うようになっていました。
”独りじゃない-7”へ続く