「七福神めぐりのすごいひみつ」から学ぶ、福を呼び込む力
「七福神めぐり」と聞くと、観光や趣味の一環と思われがちですが、本書『七福神めぐりのすごいひみつ』は、その奥深い意義と大きな恩恵を教えてくれる一冊です。著者の桜井識子さんが実際に体験した七福神めぐりの記録や、その背後に隠された神仏の思いやエピソードが、読者に「七福神めぐりをしてみたい!」と思わせてくれる内容でした。
七福神めぐりが持つ不思議な力
著者が「人生で1回か2回はしたほうがいい」と断言するほど、七福神めぐりには特別な力があるといいます。そのきっかけとなったのが、京都の「都七福神まいり」のご朱印色紙。著者自身、この色紙が思いがけない幸運を呼び寄せた体験をもとに、七福神がもたらす「福」の力に注目しています。
また、著者が全国各地の七福神をめぐる中で感じた「ごりやくの与え方」や「祈りの仕方」についての描写が具体的で、生々しい体験談が読み手を引き込みます。
心に響いたポイント
1. 七福神の個性が見える語り口
七福神といえば、恵比寿、大黒天、弁財天、福禄寿、寿老人、毘沙門天、布袋尊がいますが、著者はそれぞれの神仏の「性格」や「特徴」を丁寧に描いています。特に、著者が空海から叱咤されたエピソードや、七福神全員がどのようにごりやくを与えるかを示してくれたという部分が印象的でした。
これにより、七福神がただの「福の象徴」ではなく、人間に寄り添う存在として感じられるようになります。
2. 思わぬ注意点とその意義
七福神めぐりをする際に、色紙が売り切れている、祈禱を遠慮して神仏に注意されるなどのハプニングも記されています。これらの体験から、準備不足や形式的な行動ではなく、心を込めた参拝が重要であると学びました。
また、「一人でめぐる方が良い場合もある」など、読者が七福神めぐりを計画する際に役立つ具体的なアドバイスも満載です。
3. 天海僧正と七福神の歴史
本書では、七福神めぐりの普及に関わった天海僧正の足跡を辿りながら、七福神めぐりの歴史的背景にも触れています。川越や日光を訪れ、天海さんからの回答を著者が受け取る場面は、歴史とスピリチュアルが交差する興味深い展開でした。
実際に七福神めぐりをしてみたい!
本書を読んで、「自分も七福神めぐりをしてみたい」と強く思いました。その理由は以下の3つです:
運気アップの期待感
「気」の力をいただくことで、日常生活にポジティブな変化がもたらされるのではないかと感じました。神仏との対話
著者が語る神仏とのエピソードを読むと、ただの観光ではなく、心の拠り所を得る旅のように思えます。身近な場所で始められる
京都や新宿、淡路島など、多くの地域で七福神めぐりが可能である点も魅力です。
本書の魅力的なポイント
最後に触れたいのは、本書のカバーイラスト。七福神が描かれたイラストを見るだけで、読んでいる間も心がほっこりし、気分が明るくなりました。七福神が持つ福の力を視覚的に伝える効果があると感じます。
まとめ
『七福神めぐりのすごいひみつ』は、七福神めぐりの魅力や恩恵を具体的に教えてくれるだけでなく、その背後にある神仏の意図や歴史にも触れることで、深い学びを得られる一冊です。著者の体験談を通して、七福神めぐりが単なる巡礼ではなく、運気を高め、心を豊かにする旅であると理解しました。
「叶えてほしい願いがある人」や「運気を上げたい人」はもちろん、寺社巡りが好きな人にもおすすめの一冊です。ぜひあなたも七福神めぐりに出かけて、福を呼び込んでみてはいかがでしょうか?
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