弟子屈帰った話Ⅳ
1か月ぶりの弟子屈編再開。
本編を無料で見せちゃうパターンに戻します。
前回までのあらすじ
帰省3日目の夜、弟子屈神社のお祭りに足を運び何気なく獅子舞なんぞ見ていたら、なんとびっくり、現弟子屈高校の校長先生から声を掛けられる事案が発生。
【8/19 滞在3日目の続き】
校長先生めちゃくちゃ話しやすい方で、俺が去年にシグネチャースティックを寄贈したことを知っていてくださり、その場で立ち話炸裂。
先生ちょーーーーー若くてびっくりした、気持ちの若い方で、連絡先を交換する流れになった時に『XとかインスタとかLINEとか何でもあるので交換しましょう』って向こうから言ってくださって、自分の中の校長先生像が見事に崩れた、いい意味で、だってもっとお堅いイメージ持つっしょ普通。
先日起きたミラクル(吹奏楽部との邂逅)のこともお話したらそれもチラッと聞いていたみたいで、すごく喜んでくださって、是非今度在校生の前で公演でも~なんてお話も出て…いやーーーーーー実現するしない関係なくそんな事を言ってもらえる日が来るとは思わなんだ、どうしよう本当に実現したら。
続きはLINEで~ってなって校長先生とお別れし、俺はこの後地域おこし協力隊の川上君にお誘いを受け川湯まで飲みに行くことに。
なにやら最近の弟子屈は移住者がめっちゃ増えてるらしく、その方々の懇親会的な飲み会があるとのことで顔を出せることに。
そこに向かう車内ですぐに俺は校長先生に連絡。
翌日はササキ君のお車でいつもの観光コース(摩周湖⇒砂湯⇒硫黄山)をかます予定だったんだけど、どっかしらのタイミングで高校の中に入れないかな~って思っていて、あ、そうだ校長先生に直でもうアポ取れるやんってなって連絡したら即レスからの快諾、ここの速度も校長先生マジでお若い、ってことで翌日の予定もこれで確定。
川湯の懇親会も濃かったな~。
メンツがなんかすごくて、『アメリカをトレイルで縦断した方』や『民宿跡地をリノベしてカフェ作ろうとしてる方』とか、何かをこれからやろうとする未来のパワーをすごく感じてとても良かったです。
そんな中に『18で上京してミュージシャンになった男』も混じって談話してきました。
ってかさーーーーーーー、正直弟子屈の地元の人からはあまり感じられないのよ、この前向きな感じって。
これめっちゃ難しい話なんだけど、過疎化していく田舎によくある話なんすよ。
移住者は町を盛り上げようとする反面、地元民は復興を諦めていて、この2者間で軋轢が生まれてるやつ。
たぶん弟子屈も同じ感じはあると思う、両側の意見聞いてるからね。
みんな弟子屈を良くしたい気持ちはあるはずなんだけど、見てる方向が一緒になりきらずに色んなもんが停滞してたり上手く進まなかったりってのをこの何年も傍から見ていた。
ただ、その中で若くして地元を離れて多用な価値観とか色んな人間とかめっちゃ見てきて来た弟子屈出身者ってたぶん使いどころあるんじゃないかなーってここ数年思うようになって、俺たぶんどっちの気持ちも分かるのよね。
弟子屈を発展及び存続させるために何か新しいアクションをって考える側の人の気持ちも、逆に外部から来た人が何言っても説得力ないしどうせすぐ見捨てるんだろ?って考えも、俺はどっちも理解できる。
そのあたりから本格的に弟子屈に何か出来ることってないんだろうかって思うようになった、その思いからの高校へのスティック寄贈でもあった。
年1で帰るくらい地元には思い入れあるし、このまま人がいなくなって帰る場所がなくなってくのは辛いよ。
でもこのまま何もしないと過疎化に歯止めきかんし、俺が居た頃は1万人いた町民が今では6千人台、何か行動できないかなって最近は本当に常に思ってる。
とは言えさーーーー、俺は東京で音楽やってる人間なもんでよう、しかもそんなに有名でもないし、やれることなんて他に何があるんだろうね。
地元の商工会とかで気概のある方、あんきもで弟子屈ライブとかどうです??
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