
ずっと思っていたことが、もうずっと前から言われていた「人生29歳変動説」
今まで、色々な後輩や若い人たちに伝えていた実体験がある。
それのことを自分は「29歳変革説」と勝手に言っていた。
みんな29歳で大きな変革があると。
それの根拠はない。実体験だけだったりもする。29歳で何があったのか。
29歳の当時は映画配給会社で映画宣伝プロデューサーをやっていた。しかし、ひょんなことからピッツァのファーストフード「ナポリス」を企画し立ち上げた。映画業界から飲食業界へ。映画宣伝から飲食をプロデュースし宣伝もする。プラスαの要素ばかりで知らないことばかりだった。
でも、29歳までやってきた映画宣伝ノウハウや経験には自信があった。だから、映画から飲食店と宣伝するコンテンツが変わっても当てられる。根拠のないそんな自信があった。
仕事も実力もプライベートも。何かしら29歳という変革の歳には動きがある。30歳目前で会社の地位も中途半端で、独身なのか結婚なのかも中途半端で。自分の実力があるのか、そうじゃないかも中途半端で試したいとか考えちゃうし。ただ、そこで「動くか」「動かないか」で人生が変わる。
だから、人生において大きな動きがある29歳のことを「29歳変革説」と勝手に言っていた。
いままで、29歳前後の人から仕事やプライベートな相談を受けることが多かった。その時は必ず伝えていた。即答で。
「今すぐ動け」と。変革の時だからだ。
年末も近くなり色々と考えていて、ふと「29歳変革説」と同じことを思っている人はいないのかなとネットを検索をしてみた。似たことを感じてる人がnoteとかブログとかに書いてないかなと。
「29歳 変革」で検索。
するとどうだ。
ああああ、めちゃくちゃ整理されている!(感動)
2008年に発表されている田口ランディさんの「人生29歳変動説」というもの。自分が感じて話していたことがまとめられていた。書籍もすぐ買って読んだ。違うコラムもとても興味深く面白かった。
「人生29歳変動説」を、一部参考までに引用させてもらいます。
私は10年間、編集者をやってきて、数多くの文化人、名士、タレントさん、学者さんなどなどに、取材という名目で会ってきた。で、その経験を通して、とても不思議に思うことがあったのだ、それを私は「人生29歳変動説」と呼んでいる。
いろんな人の話を聞くと、かなりの確率で……というか、びっくりするような確率で、29歳で人生の転機を迎える人が多いのである。29歳には何かある、とつねづね思ってきた。そういえば、ブッダが出家したのだって29歳だった。
この29歳の転機というのは、その人の天職というものと非常に深く関わっている。29歳で、自分の価値観や、携わっている行為に対して疑問を持ち、そして疑問を解決すべく行動した人はその後、32歳の時に別の転機と遭遇するのだ。
で、この32歳の時の転機が、自分の天職を決めていく。その後、35歳、38歳と順調に自分の人生の意味を見いだし、42歳前後で迷いが出る。
この40歳代の迷いというのは、身体の変調という形で表出したり、もしくは女性に恋をしてしまう……というような形で現れたりするのだが、とにかく心と身体が動揺し、それを経験することによって、本当に自分が望んでいる生き方とはどんなものかを再確認し、それが完了すると50歳から「奉仕」というものを仕事の中心に据えて、生き始めるようなのである。
みなさんも、自分自身を照らし合わせるとどうだろう?
「29歳変革説」と勝手に語っていたものを、改め「人生29歳変動説」とし、本当にこの説はありうるのか?
みなさんの話も聞いてみたい。成功している人の話も聞いてみたい。この説がありうるのか検証したい。だって、自分も元々そう思っていたから。
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