Just for Funはすごいよ
こんにちはheyの上杉です。
このnoteはすごい長いので先に結論から書こう。
CRAFTROCK BREWING x hey でコラボビールを作ったよ!!
2021年10月15日 発売 GO!!-> https://craftrockbrewing.stores.jp/
というお話。しかも麦を入れたり、ホップを入れたり、入れた麦を片付けたりと、文字どおりイチから自分で作らせてもらった。もともとあるビールに「heyのラベルを付けた」とかじゃなくて、僕たちは僕たち自身のオリジナルビールを作ったんだ。
好き+好きで「極大の好き」をつくる企み
僕はクラフトビールが好きでしょうがない。
(もちろん僕以上のビール好きはいっぱいると思う。それこそheyの社内にも)
クラフトビールは、いわゆるメジャーなビールメーカーより味も、ガッときてゴッって感じで多種多様だ。その型にはまらなさがおもしろい。加えて、ビールって人類が作ったほぼ最古に近いアルコールであったり、そこに文明の匂いも感じる。僕はそういったどことなく文明を感じるものが好きだ。自然よりも街の明かりが好きだ。どことなくロマン感を感じるのだ。そういう理由で、とにかくクラフトビールを愛してる。
そして、僕はどちらかと言えば世間で言うところの音楽マニアなんだけれども、クラフトビールは、ブリュアリーとビールの関係が、レコードレーベルとバンドの関係にすごく似てると思っている。
(以下からはわかる人だけにわかるように書くので読み飛ばして)
脳内でEPITAPHはBREWDOGでだとか、BAD RELIGION は PUNK IPAだとかそういう置換を勝手にしている。もうまじでPUNKROCKだ。DIYだ。インディペンデントだ。すごい。ロマンだ!好きだー!
(以上、読み飛ばしパート終わり)
僕はENDZWECKというバンドをやってて、目標はCRAFTROCK BREWINGさんが主催している「CRAFTROCK CIRCUIT」というライブハウスサーキットに出演することだった。昨年は非常事態宣言真っ只中で中止を余儀なくされたが、今年は1年越しで無事に開催された。(もちろん十分な予防対策をして開催した)そして、それに出演することができた。
まとめよう一体何が言いたいのか。
僕はCRAFTROCK BREWINGが好きだ。
そしてもう一つ、僕は今お仕事させていただいている、heyって会社が好きだ。自分のお仕事に誇りを持てているし、楽しい仲間とお仕事できてると思っている。とにかく一生懸命お仕事しててそれを楽しいと思えている。だから入社してからずっと密かに思っていた、heyでクラフトビールを作れないかなぁって。趣味と実益をかねて。
好きなものと好きなものをくっつけるとなんかいいよね。
MCUならキャプテンアメリカとアイアンマンが一緒に戦うみたいな興奮がある。もうちょっとマニアックなMarvelファンをつつくとするなら、もはやこれはAVXだ。(アベンジャーズ V.S. Xメンなやつ)とにかく、僕にとってこのコラボ企画はスーパー戦隊大集合とか、仮面ライダー大集合的な燃えるアレなわけだ。
どんなビールを作ったのか
そして、CRAFTROCKBREWINGさん、な、なんとSTORESのオーナーさんだったのだ!!どんっ!
どんっ! https://craftrockbrewing.stores.jp/
ビールはすでに何回か購入していたし、Tシャツも買った。
これはマジでコラボしてもらうしかない。僕はそういうのが好きだ。
好きと好きをくっつけて、極大の好きを作るためには、決して努力は惜しまない。
僕なりに頭を捻って採用広報の一環で「heyらしいノベルティを作りたい」と広報の人に相談してみた。
そして本当に最強のコラボが実現したのだっ!!
CRAFTROCK BREWING x hey
Just for Fun
熱い熱いぞ!!Hazy Sesson IPAだ!ライトでフルーティーだ、どうだ。
勉強だったり、趣味のコード書いてる時に飲んでも(仕事中はダメだ!)、眠くなったりしない程度のアルコール度数にしてあるから、ぜひ飲んで欲しい。僕はビアバーで、クラフトビール飲みながら本を読むのが好きだった。そんな「読書しながら」なんて時にも合うビールだ。
ぜひ機会があったら飲んで欲しい!!
GO! -> https://craftrockbrewing.stores.jp/
ビールづくりは甘くなかった。何百キロもの麦と対決!
簡単にコラボビールが作れるほど、世の中は甘くない。
「こんな感じの雰囲気で出したいんですー」って、代表の田中さんと話したり、「こういう味がいい」とか醸造長の鈴木さんと話したり。そこまではよかった。超楽しかった。
もうワクワクが止まらなくて、何日もニヤニヤし続けていた!!
同僚曰く「上杉さんのこんな楽しそうなところは初めて見た」とのこと。
なんだ僕はそんなに普段アレか、怖そうなのか。ゴメン!
僕たちは文字通り、ビールを作らせてもらった。
麦を入れたり、煮た後の麦を片付けたり、ホップを入れたり、酵母を入れたり。(なんとこだわりの酵母をアメリカから取り寄せてくれてた。本当に嬉しかった)
楽しそうなことしか書いてないような気がする。でもすごい大変だったんだ。何百キロもの麦を入れて、その後片付けたりするんだ。
靴は汚れてボロボロになり、翌日は筋肉痛だった。
そんな状態になったにもかかわらず、醸造長の鈴木さんや、お手伝いしてくれた醸造担当の方よりも遥かに動けていない。お膳立てしていただいた作業の良いところ、面白いところだけを、ちょっとやらせて頂いただけだ。
僕のクラフトビールが「好き」は、ブリュワーの皆さんの「好き」に比べると、せいぜいカウチポテト的な楽なやつだって気がついた。
クラフトビールはいつだって美味しい。
heyのサービス、STORESでクラフトビールを販売してくれているオーナーさんもたくさんいる。日本にいながらにして世界中のクラフトビールが飲めるすごい良い時代だと思う。
「クラフトビールを作って売る」
文字で書くととても単純なことかもしれない。
しかし、この「好き」を仕事にして生きていくのは伊達じゃない。
すごい、マジですごい。この苦労の向こう側に旨いクラフトビールがあるのかと思うと、ひたすらに感動する。ボロボロに汚れたスニーカーと筋肉痛の足を揉みながら、物思いにふけった。
僕はブリュアリーさんたちの苦労を全然わかってなかった。彼/彼女らは常に本気だ。
Just For Funは楽じゃない、でも、大きな苦労を乗り越える力になる
学んだことがいくつもあった。
本気で好きじゃないと、乗り越えられないツラさっていうのがある。
何百キロも麦を入れてる時、それを片付けてる時、僕はツラかった。もちろん楽しくもあったよ。でも、これを仕事として自分が続けていくことは難しいなと感じた。そういう意味で僕はクラフトビールを作って生きていこうと思えるほど、ビールに強いFunを感じれてないのかもしれない。
思い返せば当たり前のことなのかもしれない。
エンジニアだったら、ソフトウェアを完成させるためにコードを書いてる時の終盤のアレ。音楽作ってる人だったら、曲作りの苦しみや、アルバム作る時のアレ。
生みの苦しみだ。
好きを貫くためには、それなりの苦しみがある。
そう、楽しいことを追求するのは意外とツラいんだ。生優しい話じゃない。
「楽しい」と「楽をする」のは大きく違う。
Just for Funは楽じゃない。
大きな苦労を乗り越えられる力をくれる、Just for Funはすごい。
最後に
Just for Funを仕事にしている人たち、またはJust for Funをこれから生業にしようとしている人たち全てにリスペクトを送りたい。
Just for Funは社会を大きく動かす力を持っていると思うし、そういう好きが社会を駆動していく世界は素晴らしいものになるはずだ。
CRAFTROCK BREWINGの皆さんはまさにそういう気持ちでいっぱいだった。素晴らしい人たちだった。
今日も美味しいクラフトビールと作ってくださっている、CRAFTROCK BREWINGのJust for Funに最大限の敬意を贈りつつ、今回のnoteを終えようと思います。
ありがとうございました!!
Special thanks to...
MAKOTOくん(ex. HNIB)、CRAFTROCK BREWING代表田中さん、醸造長鈴木さん
僕の夢に協力してくれた皆さんありがとうございました
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