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ジャカルタまとめ。 ④JKT

僕は、JKTに呼ばれてきた。あの日、雑誌を開いてgudskulに出会ったのは必然だったと。そして、gudskulだけじゃない沢山のものを得たと強く思った。
ナシゴレン屋さんがくれたやさしさ、これはインドネシアの未来に還元したいと強く思った。


僕の今回のテーマは、アートと子どもたち。意識していただけではなく、常にそれを考えていた。日銭を稼ぐために物乞いをしている子どもたちが多いこの国で、教育は何かを変えるきっかけになるのだろうか。子どもたちの未来を変えるきっかけになるのだろうか。本当に、ポテンシャルはみんな同じで幸せになるチャンスはあるのだろうか。芸術や芸術教育が子どもたちの幸せや未来を変えるきっかけになるのだろうか。それがずっと半信半疑だった。

だが、ある日レストランに行くためにタクシーを折れた場所で、たまたま興味深いものを見つけた。
路上に座る人たちが、アスファルトにチョークで絵を描いていた。近づいて少し話をした。すると「welcome」という文字も書いていた。子どもたちも楽しそうだった。



今まで、半信半疑だったものが「自分のやっている活動は、間違ってなかった。」と思えた瞬間だった。絵を描くことが、寝る場所があるかわからない人たちの心の拠り所になっていた。彼らもこれを楽しいと思い、子どもたちのために書きたいと思うのだ。と。


世界中の子どもたちに、ポテンシャルがある。そして、教育で機会を作れる。そして、芸術活動は人々の心の拠り所になり、未来を想像する手段になる。そう確信した旅だった。

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