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メンタルデトックス|心の便秘を解消する20分間の魔法【感情排出の科学】

私たちの心の中には、毎日大量の「感情のうんこ」が溜まっています。

これをうまく排出しないと、心は便秘状態になり、ストレスがたまり、体にまで影響が及びます。

1985年、臨床心理学者ジェームズ・ペネベーカーが発見したのは、この「感情のうんこ」を紙に書き出すことによって、心と体の健康を取り戻せるということです。

このnoteでは、感情を書き出すことで心の健康を守る「大便習慣」についてご紹介します。

感情を書く=心の便秘を解消する

心の便秘解消法:感情を出すと、心もうんこも軽くなる。

ペネベーカーの研究によると、毎日20分間、心にたまった感情を紙に書き出すことで、ストレスが軽減し、うつ状態も改善されることが確認されています。

これはまるで、溜まりに溜まったうんこを出して腸をきれいにするようなものです。

感情をため込んでいると心の中がパンパンになり、思考も体も動かなくなります。

ペネベーカーは、トラウマ経験者や慢性疾患の患者を対象に、感情を書き出す効果を調査しました。被験者は毎日20分間、以下の手順で感情を書き出しました。

  1. 邪魔の入らない時間と場所を確保する:静かなトイレでリラックスしてうんこをするように、心のうんこを出すためには集中できる環境が必要です。

  2. 20分間、中断せずに書き続ける:しっかり時間をかけて排出しましょう。途中でやめるとうんこが途中で止まってしまい、かえって苦しくなるかもしれません。

  3. 文法や誤字は気にしない:感情を書き出すことが目的なので、美しい文章を書く必要はありません。うんこの形にこだわらず、とにかく出すことが大事です。

  4. 自分のためだけに書く:他人に見せることを意識すると、うんこが出にくくなるのと同じです。これはあくまでも自分のための行為です。

  5. 個人的で重要な題材について書く:心の中で腐りそうな感情を吐き出すことで、スッキリと軽くなれます。

  6. 現時点で対処できる出来事や状況にだけ取り組む:今直面している問題にフォーカスすることで、心の中の重荷を具体的に解消します。

文章が乱れていても、意味不明でも構わないことがこの作業のポイントです。

この「感情の大便習慣」を数週間続けるうちに、被験者の多くはストレスが軽減し、うつ状態が改善されることが確認されました。

さらに、よく眠れるようになり、活力レベルも向上し、医学的な健康指標や免疫機能も改善したという報告があります。

スローダウンコのすすめ:怠惰の力を活用しよう

スローダウンコで次の一歩を力強く。

現代社会では、「働き続けろ」「効率を上げろ」というプレッシャーが強すぎます。

しかし、私たちの腸がそうであるように、心も休息を必要としています。

腸は、ただひたすら動き続けているわけではありません。食べたものをじっくりと消化し、栄養を吸収し、不要なものを排出するために「休む時間」が必要です。

同様に、私たちの心も「スローダウンコ」、つまり意図的に怠ける時間が必要です。

実際、怠惰で非生産的な時間を意識的に取り入れることで、人生の質が劇的に向上します。これは「スローダウンコ」と言えるでしょう。

意図的に怠け、無意味に見える時間を過ごすことが、心と体にとっては必要不可欠なプロセスなのです。

これによって、ストレスを減らし、創造力が高まり、健康も改善されることが科学的にも証明されています。

また、瞑想の効果も無視できません。瞑想は、心のリセットボタンのようなもので、問題を直接解決するものではありませんが、心を整え、次のステップに進むための重要な起点となります。

瞑想によって血圧が下がり、免疫機能が向上し、メンタルヘルスも改善することが実証されています。

フン・バルト学長の名言

「腸が黙っているとき、耳を澄ませなさい。それは次の大きなうんこへの準備期間なのだよ。」

過労は腸の敵、マイクロマネジメントは便秘の元

腸の悲鳴を無視しないで!

多くのマネジャーは、部下の生産性を最後の一滴まで絞り取ろうと考えがちですが、それは腸の自然なリズムを無視して無理やり排出を強要するようなものです。

腸は強制的に働かされると不調になり、便秘や下痢といった問題を引き起こします。

心も同じで、過労やマイクロマネジメントは心のリズムを乱し、ストレスを溜め込みます。

ITツールの発達により、私たちはいつでも業務にアクセスすることが求められるようになりました。

Slackやメール、その他のメッセージアプリが四六時中私たちの注意を引き、心のリズムを乱しています。

この「ワーク・ホーム・インターフェレンス(仕事と家庭の干渉、WHI)」は、特にオンライン環境に対応する職場で顕著です。

実際、ギャラップ社の調査によると、業務時間外に仕事のメールを頻繁にチェックすることでストレスが増し、心の健康を損なうリスクが高まることが示されています。

休息を取らずに働き続けることは、腸に無理な負担をかけ続けることと同じです。

その結果、仕事の効率は低下し、創造性も失われてしまいます。

心と体にとって必要なのは、適度な「お通じ」のリズムです。

腸がリズムを守りながら機能することで健康を保つように、心も適度に感情を排出し、適度に休むことで初めて最大のパフォーマンスを発揮するのです。

フン・バルト学長の名言

「怠けることは、次のうんこを気持ちよく出すための準備なのだ。」

結論:心の健康を保つために「うんこ」を忘れずに

心と腸をスッキリさせる、調和と安らぎの瞬間を大切に。

私たちの心の健康を保つためには、感情をため込まず、適切に排出することが重要です。

それはまさに「心のうんこ排出法」と言えるでしょう。

毎日20分間、自分のためだけに感情を書き出すことで、ストレスを減らし、心も体も健康になります。

また、怠惰な時間を大切にし、心と体をリフレッシュさせることも、うんこのリズムを守るために欠かせない要素です。

さらには、心の健康を維持するために必要な「スローダウンコ」の時間を確保し、瞑想やリラックスを取り入れることで、私たちの心と体はより健やかになります。

過労やマイクロマネジメントにより、私たちの心が便秘状態になることを防ぐためにも、適度な休息と感情の排出が必要です。

ぜひ今日から、心のうんこを排出する習慣を始めてみましょう。腸も心もスッキリさせて、健やかな毎日を送りましょう!


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