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JIMOTOフラペチーノ探訪忘備録Season1
はじめに
このnoteはとあるスタバ店員の大学生が、2021年Summerのプロモーションビバレッジ、「JIMOTOフラペチーノ」を飲みたおしまくった際の旅行記である。
予め申し添えておくが、これはあくまで自分用の忘備録として作成したものである。
発端
このプロモーションが始まる際、自分自身旅行好きだったこともあり、こう思った。
「よその県のドリンク飲みに行きたいなあ」
しかし、そのときは居住している大阪で感染者数が3桁に乗っており、遠出が憚られる状況であった。しかし、「こんな機会は一生に一回あるかないかであろう」と思い、フラペチーノ巡りの旅を決意した次第である。
計画
いくと決まれば次は行き先の選定である。
自分の中で「飲みたいなあ」と思うものはいくつかあった。
宮城のずんだ、富山のスイカあたりを思い浮かべた。
しかし流石に宮城は遠い。そこで富山を選択した。
次に考えたのは「富山だけに行くのは勿体無い。ついでにどこが行けるだろうか」
発想自体は自然なのだが、ついでとは思えないようなプランの組み方をしたのが私のネジ外れポイントかもしれない。
立てたプランは以下である。
大阪(筆者は大阪人)→岐阜→愛知→静岡→山梨→東京→埼玉→群馬→長野→新潟→富山→石川→福井→大阪
地図にすると以下の通りである(線は大体です)。
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うん。書いてて思った。頭おかしいわ。
それはそうと次の本編で細かい行程を紹介する。
本編
Day0
Day0とはなんぞや?となったであろう。これは私が用意できた時間に起因する。
この旅行を元から入っていた予定の間にねじ込んだのである。
用意できたのは金曜日と土曜の午前中までであった。
普通にキツイ。
なんとかこの時間でプランを実行するにはほぼ始発の新幹線に乗る必要があった。しかし家からではその時間に新大阪には着けなかった。
そこで私はバイト終わりに新大阪のホテルに前乗りすることにした。
お金が少々飛んだがやむを得ない。ともあれ準備は整った。
Day1
順調な東海道から地獄へ
いよいよ本編である
まずは岐阜県羽島へと向かう
新大阪(6:09)→(ひかり634号)→岐阜羽島(7:02)
改めて思うが羽島にスタバがあって本当に助かった。
なんせ新幹線は岐阜市を通らないためそっちまで回ったら非常に時間を食うのである。
少々歩いたがまずは一杯目である。
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抹茶とコーヒージェリーの相性もさることながら、ブレンドせずにカップインされた(多分)ダークパウダーがいいアクセントとなっていました。
じっくり味わいたいところだが、先を急ぐために半分ぐらい飲んだところで店を後に、飲みつつ駅へと戻る。
さて次は隣県愛知県である。
岐阜羽島(7:32)→(ひかり636号)→名古屋(7:42)
乗り継ぎ時間が鬼なのはご愛嬌である。
しかし次の名古屋は改札内に店舗があるため非常に楽。東海道以外も主要駅ぐらいあればいいのにさて二杯目である。
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ただただあんこ風味なだけではなく、粒餡の食感も楽しめて非常に良い印象を受けた。(今更だが飲んでから時間が経っている上に、他県の原材料は一切知らないため、推測と個人的感想のオンパレードになることはご了承願いたい。)
改札内乗り継ぎを経て次は静岡に向かう。
名古屋(8:08)→(こだま704号)→静岡(9:23)
改札内にも店舗はあるが次の乗り換えは在来線だったこともあり、改札外店舗へ
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確かにみかんの風味はするのだが、いかんせんシトラスの風味が強すぎてみかんが負けてる感が否めなかった。ただ改めて見るとシトラスがある方がビジュアルは良い。
さて次は山梨県甲府に向かうのだが、ここでアクシデント発生。
この時の静岡は、あまり天候がよろしくなかった。(熱海の土砂災害の前日)
大雨のため、電車が若干の遅れをもって出発することになり、一抹の不安を抱えながら甲府へと向かった。
静岡(9:45)→(ふじかわ3号)→甲府 (12:05)
実はこのふじかわ3号に間に合うかどうかが、この計画のミソだったのである。
なにせ次のふじかわ号は11時45分になってしまう。このために新大阪に前乗りしたのだ。(まあこんなアクロバティックなことせずに神奈川方面に抜けても良かったのだが思いついてしまったもんはしょうがない。)
しかし不安は的中、大雨がひどくなり、途中で徐行運転を挟んだ結果甲府には定時から20分以上遅れて12時30分ごろに到着した。
さらに私は大ポカをやらかしていた。
甲府駅周辺に店舗がなかったのだ。
県の中心駅周辺にないという事態を全く想定していなかった。
下調べが甘かったのだが回る県が多すぎて抜けがあったのだろう。
ひとまず地図を見て最寄りの店舗に目星をつけ、そこに向かったのだが…
結果的に3.5kmほど歩くことになったのである!
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何はともあれ
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店前のブロック塀で撮ってるあたり焦り具合が伺える。
味自体はぶどうの果実をまる絞りしたようなものが味わえ、非常に好印象。強いていうならぶどうのソースがもう少し多ければ良かった程度。
さてこれから甲府駅に戻るわけだが、なんと帰路も徒歩で行ってしまった。
理由というのもタクシーがうまくつかまらず、来るか来ないかわからないタクシーを待つならとにかく進もう。という判断をしてしまった。
しかし駅近店舗がある前提で行程を組んでしまったため、行程は崩壊。ダメージを最小限に抑えるため、とにかく一本でも早い電車に乗るため体力の限り走りまくった。その結果、
甲府 (13:32)→(かいじ28号)→新宿(15:04)
正直ドリンク飲んだりを挟みつつ、7kmの道のりを一時間で踏破したのは我ながらスゴイと思っている。一方タクシーの重要性も理解した。(当然甲府駅にはタクシーが停まっているので、往路で使えばこんなことになっていない。)
さて予想外のアクシデントの結果、一時間のビハインドが生まれてしまった。
(もともとふじかわ号が遅れていたため、どの道予定の電車には乗れなかった)
そこで猛ダッシュの結果噴き出る汗と息が荒れまくりの中、かいじ号の車内で行程を再編成。一つの県が犠牲になったが後で元の行程に戻せることとなった。
首都圏突入、犠牲になった県とは
さて、今度は大きく遅れることなく15時過ぎに無事新宿到着。
この辺りは店舗数も多く、駅近だけでもいくつかあるためあっさりたどり着く。
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キャラメルの甘さとTOKYOローストで作ったらしいコーヒージェリーがマッチしとりました。飲んだ限りでは本当に岐阜のフラペのコーヒージェリーとは別のものを使っていると思われる。
本当はゆっくり六本木のティバーナ店舗とかに寄ってみたいが、そんな時間はないので足早に駅へととんぼ返り。次は埼玉県、大宮を目指す。
新宿(15:34)→(埼京線快速)→大宮(16:10)
(注:本数が多すぎるため、時間等は記憶と時刻表をにらめっこの末の推測です)
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やはりシトラスの風味が強すぎた感が否めない。
ビジュアルは非常によろしいのであるがストロベリー風味が少々強くてもよかったのはないかというのが正直な感想。
一応保険をかけておくが埼玉に限らず、あまり良い感想を書いてない県もまずかったということではなく普通に美味しいのは美味しかった。あくまで相対評価の結果である。
あと余談ではあるが、この時までルミネのことを吉本の劇場と勘違いしていた。
吉本芸人が劇場のくだりでしばしばルミネと口にしていたためで、実際新宿には劇場はあるようだが、ルミネ自体は駅併設のショッピング施設だったようである。
大宮では少々乗り継ぎ時間があり、40分ほどあったためそこそこゆっくりフラペを飲み、また駅に戻った。
またまた新幹線に乗り、群馬方面へと向かう。
大宮(16:49)→(かがやき511号)→長野(17:45)
あれ?群馬は?
そう、甲府の件がなければ群馬県高崎に行っていたのだが、以下の理由から群馬をスキップして長野までワープすることとなった。
①ちょうどいい時間に大宮長野間ノンストップのかがやき号があり、これに乗れば長野到着が元々の計画の数分遅れに留まり、その後の旅程を元に戻せる。
また元々の計画は高崎に寄るために各停型新幹線を2本乗り継ぎ(大宮〜高崎+高崎〜長野)かつ高崎でのドリンク購入のため、大宮長野間で2時間を要していた
②群馬県のフラペチーノが他県と比べて大阪のものと似ており、他県を取り逃す方が機会損失が大きいと判断
そんなわけで長野に到着、ここも駅近に店舗があり非常に助かる。というかむしろ県の中央駅付近にあるのが普通で山梨が例外
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正直かなり美味しかった。りんごとバターがお互いを高めあい、どちらかが圧倒することなく絶妙な味を感じさせてくれたように思う。この後に飲んだものも含めてかなり上位だと思う。
旅はまだまだ続く、いよいよ日本海側へ
いくら7月とはいえ18時ごろになると流石に日が陰り始め、正直ホテルでゆっくりしたいがまだまだ終わらない。次は新潟である。
長野(18:11)→(はくたか571号)→上越妙高(18:33着 18:44発)→(えちごトキめき線)→直江津(19:03)
今回のルート自体、新潟県を通るものの他の県と違って県の中心部を通過しない。なので自ずと店舗も少なく、このように在来線と新幹線を乗り継いだ挙句少々歩いた先にやっとあるような有様でスルーしても仕方ないような状態だが、この計画を思いついてしまった以上しょうがない。
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やや面倒な行程を挟んだがその価値はあったと思わせてくれた。
チョコレートの甘味と、柿の種の塩味が思いのほか相性が良く、この日8杯目で甘いもの続きだった私にとっても非常に新鮮であった。
飲みつつ駅へと戻り、このプランの発端であった富山へと向かう。
直江津(19:37)→(えちごトキめき線)→上越妙高(19:53着 20:14発)→(はくたか573号)→富山(20:54)
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よくあるスイカ味とは異なり、スイカの果実のうち赤い部分と緑の部分の境界あたりがもつ独特な味(これで伝わるでしょうか…?)も感じることができ、スイカをまる絞りしたと思わせる非常に興味深いものであったと感じた。
時刻はこの時点で21時半近くになっていたがまだまだ終わらない。次は金沢である。
富山(21:34)→(かがやき517号)→金沢(21:53)
スターバックスの駅近店舗は22:00閉店が多く、かなりギリギリな時間であることが想定されたが、行った店舗は郊外型店舗によくある23:00閉店であり、焦ることなく行けて非常にありがたかった。
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正直非常に好みな味であった。色合いからも窺えそうではあるが、毎年出ているほうじ茶ドリンクとはまた違うほうじ茶風味をしっかりと感じることができた。しかしどぎついというほどのものではなく、本当にちょうどいいと感じた。また何せ10杯目のフラペでこう感じたということは、本当に美味しいのだとも思った。
ここからは店舗も閉まりだす時間であり、ここいらでホテルにチェックイン…ではなく飲みかけのドリンクを持って電車に乗り、福井にあらかじめ移動しておくことにした。
ドリンク飲みまくりは一旦打ち止めなのだが福井の店舗はあまりJR線の駅からの利便性がよくなく、次の日のことも考えて近い場所まで移動しておくことにした。
金沢(22:12)→(ダイナスター4号)→福井(23:00着 23:15発)→(普通電車)→武生(23:34)
これでもう移動は終了である。普通のご飯を一切食べていないのはまずいと思い、コンビニでカップラーメンを買ってホテルへと向かった。
食事とシャワーとを済ませ、部屋のテレビでYoutubeが見れたので色々遊んでいたところで記憶は途切れている。相当疲れていたのだろう。
かなり長々と書いたがこれでようやく1日なのである。
Day2
ほとんどの目的は果たしており、消化試合感はあるがまだ1つ残っている。歯医者の予約もあったため、さっさと飲んでさっさと帰ることにする。
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新潟ほど突飛な組み合わせでもないが、抹茶の中にポン菓子の食感を感じれて和テイストに無難にまとめられていると思いました。またインホイップの上にもトッピングされているのが、作るの大変そう〜と思いながらも飲む側からすれば多く楽しめていいのではないでしょうか。
というわけでフラペチーノを合計11杯飲み干したのち、駅に戻って大阪に帰りましたとさ。
この後新大阪に戻ったら、前日の大雨の結果熱海で土砂災害が起きて新幹線が止まり、動けなかった人でごった返してたのは別のお話。
総括
やや長いお話でしたがいかがだったでしょうか。冒頭にSeason1とある通り、これに味をしめた私は、またフラペチーノを求めて旅に出るわけですが、続きはまた気が向いた時に書いていこうと思います。
最後にこの度の教訓を書いて締めようと思います。ここまで見ていただいた方、ありがとうございました。
教訓
1.使うべき時はしっかりタクシーを利用する!
2.ストッパは偉大!