インタビューされた時と公開する時でやることが変化する行動派の人
みなさんは、働くのはお好きですか? 私qbcはあんまり好きじゃないかな。いやどうかな、好きかな、嫌いかな? どうなのだろう。働くとはなんだろうか。
時間を売って給料をもらうことだろうか。
農作業をして自分と自分の家族、余ればその周囲の人たちに配ったりすることなのだろうか。
なんなのだろうかね。働く。
でもまあ、働きすぎはよくないね。そもそも「〇〇しすぎ」がよくない。
ということで、私は休職だったり失業だったりを定期的に20代30代の時は繰り返してましたね。30代で初めて10年近く同じ会社にいたかな。
ひとつのところに何年もいるのは良くないという話もあるけど、10年もいると、いろんな変化を見るんですよね。消費税の増税で対応しなくちゃいけなかったりとか、自分が作った商品の原価が上がりすぎて内容を変更させなくちゃいけなくなったり、とか。人が増えたり減ったりとか。
まあ、そういうこともあるからね。
年寄りだからさ。
私もさ。
あんたがたどこさ。
肥後さ。
よいやさ。
無名人インタビューはじまるよー!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】
今回ご参加いただいたのは 高橋かずひろ さんです!
noteメディア「カオスライフ」
個人ブログ「かずひろの野望」
現在:自分の世界が広がると期待できたときが嬉しいかな。
toki:かずひろさんは何をしていらっしゃる方ですか?
かずひろ:今だとなんだろう?個人で生きている、活動してる人に、どうやったら理想的におもしろく生きられるか?ということをテーマにしたWebメディア「カオスライフ」を作ってます。
toki:カオスライフで、具体的にどういう内容を発信されているのでしょう?
かずひろ:内容としては「組織に頼らないで生きたい。」とか「これからの生き方どうするか?」そのあたりをテーマにして最終的に出版も目指してまして、そのために今noteを書いて書きだめをしています。
toki:応募のときに、送ってくださったものですね。
かずひろ:そうなんです、noteメディアみたいな感じでやっています。
昨年の11月あたりから企画そのものは作っていて、そこから今年の1月に、新しい生き方を探求するメディア作るんで、関係者やりたい人来てくださいっていう、ゆるい告知を送ったりしました。集まったメンバーと対談したりも、今年の3月にして、対談の詳細(https://note.com/takazudayo/m/mf18a967c8598)
そろそろ、本格的に始めたいので僕が記事書き始めて現在に至ります。
toki:このカオスライフの他に、何か今やってらっしゃることはありますか?
かずひろ:今だと自分の生き方を発信して生きる人、自分コンテンツ系の人をたくさん見てきたんで、自分を売り込むときのアドバイスをする「キャラ作り屋」という商売をしたりもしています。
toki:今、1日の流れといいますか、どういう生活を送っていらっしゃるんでしょう?
かずひろ:なんだろう?現在、実家で生きていて、たまにシェアハウスでやるイベントに行ったり。こういったインタビューをうけに行ったりとかしています。何か活動をしているっていう人で「ちょっと協力して欲しい。」人と喋ったりとか。
半分は他人と関わることに時間使って半分はメディアの執筆に時間を使う感じです。
toki:最近の調子といいますか、日々の満足度とかって、どんな感じですかね?
かずひろ:日々の満足度。80%くらいです。そこそこ満足感あるけど、もうちょっと欲しいなみたいな。
やってる活動が、もうちょっとガンってパワーアップしたらいいなっていう願望は結構ありますね。もうちょっとで満足みたいなところはあるかなって。
toki:ちなみに今は、どういったところに満足されてますか?
かずひろ:なんだろう、満足してるポイントで言うと、何かを「やりたい。」と言ったときに、応援してくれる人が見つかるようになってきたことです。あくまで自己ベストなんですけど
toki:毎日過ごしていて、どういうことに楽しみを感じますか?
かずひろ:楽しみは、そうですね、意見に共感してくれる人が見つかったりとか。あとはこの人と出会うことでなんか世界が広がっていくなっていう人と、出会えた時とかですね。自分の世界がこれで広がると期待できたときが、すごく嬉しいです。
toki:お聞きしていると、周りの人とか、やりたいことを応援してくれる人の存在を感じたんですけども、かずひろさんの周りにはどういう方が多いと思われますか?
かずひろ:そうですね、僕の周りの人っていうと、コミュニティみたいなものを作っている人がすごく多いですね。そのコミュニティの中で生きてたりとか、そこを大事にしてたりする人が多いイメージはありますね。
toki:最近出会った中で、印象に残っている人っていらっしゃいますか?
かずひろ:そうですね。「幕府を作ろう」っていう考えの人がいまして。「今の議会制民主主義だと日本は限界だ、革命を起こそう」という考えで「革命を起こした後の政府をどうするか?」で天皇をやろうとするとめちゃくちゃ難しいし、天皇制の中で政権任せてもらえるにはどうすればよいか?って考え、「幕府を作ろう。」という考えになった人とちょっと知って会って喋ったりとかもしています。
大学で政治学を学んでいて知識もめちゃくちゃあったりとかしていておもしろいなっていうのもあったり。
で、まあ出会った人でおもしろい人はいっぱいいるんですが、「文学フリマ」という自作本を売るイベントに行った時に本を売っていた人の中に私がたまに使っていたバーのお客さんや周りの街の情報を集めて同人誌にして売っていた人がいて、そこの人と喋ってその本を買ったりしていました。
toki:かずひろさんの交友関係は広いほうなんですか?
かずひろ:まあ結構言われますね、「かずひろさんて色んなところに行けてすごいですね!」とか。交友関係は広いと思います。
toki:周りの方からは、どういう人だって言われることが多いですか?
かずひろ:そうですね、「かずひろさんはよく分からない。」とか、あとは「行動力すごくありますね。」とか。何しでかすのか本当わかんないみたいな感じで見られています、「なんかいろいろ持ってるね。」とか。「先生向いてそう。」とか色々ありますね。
toki:いろいろ言われることに対して、ご自身ではどう感じられます?
かずひろ:人によって捉え方は色々だし、かずひろがこの団体にいると、プロジェクトがすごく前に進んでいくよと見られたい欲望はあるかな。
toki:なるほど。ちょっと質問の方向は変わるんですけれども、趣味はございますか?
かずひろ:趣味。そうですね、文章書くこととか趣味かなっていうのはありますね。ブログとかも調子悪いときでも1ヶ月に1回は更新してます。
toki:文章を書くっていうのは、どういう部分が楽しいですかね?
かずひろ:やっぱり物語を書き残しておきたいっていうのがありまして。この経験が貴重だとか、このテクニックは残しておきたいっていう強い気持ちはすごくあります。
toki:今やってらっしゃるWebメディアだったり、キャラクター作り屋だったりって、かずひろさんの中では仕事としてやっている感覚でしょうか? それともまた違う感覚なんですかね。
かずひろ:そうですね、一応仕事ってことにしてますね、僕の場合は。そうしないとナメられちゃうこともあって。仕事ですって言い張ることにはしてますね。
toki:文章を書くことがお好きということでしたけども、逆に嫌いなものってありますか?
かずひろ:嫌いなものっていうと、なんだろうな、どうしてもこの人と合わないなって人とずっと一緒にいなきゃいけないみたいなことかな。あんまり最近はやんなくなったんですけど。あとはこれ無駄だってことが判明したのに、ずっといなきゃいけないとかが嫌いですね。
toki:こういう人は合わないなっていう、共通点みたいなものってあるんですか?
かずひろ:共通点としては、ああした方がいいってアドバイスみたいなことはたくさんしてくるけど、手を動かさない人が嫌ですね。
toki:なるほど。逆に、合う人ってどんな人ですか?
かずひろ:そうですね、合う人としては、何かやるときに参加してくれたりとか、そこで私はこう思うって意見も色々言ってくれる人がいいなっていうのはあります。
toki:ただ上からいろいろ言ってくるだけではなく、一緒に動いてくれる人ってイメージですかね?
かずひろ:そうですね。
過去:個人で生きようと一生懸命やって、実際フリーランスの人とか増えてるけど、果たしてそれでみんな幸せになってんのかなって
toki:かずひろさんは小さい頃、どんなお子さんでしたか?
かずひろ:なんだろう、ちっちゃい頃。よく物知りだとは言われたりとかしてましたね、学校で自慢大会みたいなのがあって、そこで何か自慢したいものがあれば出てきてとかいうときに、そのとき詩吟っていうの習ってて、それを小学校の全校生徒の前でやったりとか。そういうことをしてましたね、ちっちゃい頃だと。
toki:性格は、外交的か内向的かでいうとどちらでしょう?
かずひろ:外交的になのかなって。目立つの大好き、みたいなのはちっちゃい頃からありましたね。
toki:小学生ぐらいの頃とかって、お友達づきあいとかはいかがでしたか?
かずひろ:友達付き合いはそんなに、なんだろう、みんな遊んでるところに行って混ぜてもらってとかいうのが多くて。ちょっと離れたところに住んでいたんで、みんなでワーッて家に寄って遊ぶとかはなかったかな、っていうのはありますね。
toki:小さい頃の、印象に残っている出来事とかってありますか?
かずひろ:印象に残ってることだと、よく幼稚園のときに迷子になったりとか。あと親から聞いた話なんですけど、歩けるようになったらどんどん遠くに行っちゃって、ちっとも後ろを振り返らないって。
toki:そこから中学校の受験などはされました?
かずひろ:してないです。
toki:中学校生活はいかがでしたかね?
かずひろ:中学校もあんまりね、先生も、「公立行くぐらいだから大して勉強できないんじゃないの?」みたいな感じでいて、周りの子のやる気もあまりないし、僕が住んでいた地域ってこんなもんなのかなっていう感じでしたね。
もう小学校から中学校行くときに、勉強できる子とかやる気ある子とか、クラスの半分ぐらいがみんな受験で抜けてっちゃったっていうのが、一番ちっちゃい頃に記憶に残っていた印象深い事です
toki:ご出身はどちらなんですか?
かずひろ:東京の大田区の海の方です。
toki:なるほど。ご家庭ってどんな雰囲気でしたか?
かずひろ:父親が塾講師やってて母親が薬剤師やってたんで、勉強とかはすごく熱心に見てもらえたかなっていうのはありますね。
toki:中学校では、印象に残っていることってあったりはされますか?
かずひろ:部活もそうだけど、行事を一生懸命やってる中学校だったなっていうのはあります。
toki:かずひろさんご自身は、そういう行事とかは熱心にやるタイプだったんですか?
かずひろ:行事一生懸命やった後で学力足りないとか先生が騒いで
んの見ると、なんかそれ、行事の準備の時間ちょっと削れば、勉強に充てられんじゃないのっていうのはありましたね。
toki:高校は受験されたんですかね?
かずひろ:まあ高専に行って1年経たないでやめちゃったりとかあって。
toki:そうなんですね。高専に行こうと思ったのはどうしてだったんですか?
かずひろ:親にすすめられて、でも行ってみたらあんま向いてなかったです。
toki:どういうところが向いてなかったですかね?
かずひろ:まあなんだろう、普通の人だったら高1かな、年齢的には。その年の生徒に「お前らは機械の部品だ。」みたいな感じの事を集中的に叩き込む感じで。ここにいる意味あんのかなっていう。
toki:高専をやめられてからは、どういう道を歩まれていったんでしょう。
かずひろ:なんかもう、やめた後も一生懸命生きなきゃいけないけど、どう生きたらいいかわかんなくて、ただつらいみたいな。んでもう、高卒認定って試験取った後、何すんのどうしようみたいな。もう、つらくない人生だったらもう何でもいいと思ってました。目標とかもあんまりないとか。
toki:どう生きたらわからないとか、その生きるっていうことについて考えはじめたのって、いつ頃からだったんですか?
かずひろ:学校とか1回やめちゃうと、当時インターネットとかもあんまり発達してなかったりとか、パソコンとかも重かったりとかして情報集められないと大学選ぶのとかも失敗しちゃって。
で会津大学ってとこ行ったんですけど、ここもコンピュータばっかりで合わなくて辞めちゃって。それでもう、動いても動いても気力が湧かない。
そうなってきたときに、「ニートの歩き方」を読みまして。pha(ふぁ)っていうペンネームの人が書いた本で。
京都大学を卒業して働いてたけど、「働く意味、自分がいる意味なくない?」ってなって、職場抜けて、そこからシェアハウス作って生きてますっていう。京都大学の吉田寮みたいなシェアハウスを始めて、全然もう働かないけど幸せに生きてるぜ、みたいな感じのことを書いていて。
こういう世界あるんだなって、こんな場所で生きれたら面白いなっていうふうに感じて、快適に生きるって何だろうって思い始めたきっかけがその本です。
toki:それまでなかなか気力が湧かない中で、その本に出会ってから、快適な生き方って何だろうって考えるようになっていった感じなんですかね?
かずひろ:そうですね、それまではちょっとWILLFUっていう、ちょっとガチンコで実際に手を動かせ、みたいなことをやる起業塾にいたりとか。そこの中で当事者の意見を集めた大学の本当のこと言ってくれるメディアをやったときとかもあったんですけど。集まってくる人が当時もうほとんど悪い意味で変な人ばっかりで。自分で作ったメディアを自分でたたんじゃったり。
toki:色々やられてる中でも、こういうものに興味が向きやすいとか、ご自身で思い当たることってありますか?
かずひろ:興味というと、新しい世界を開拓しようとしてる人なんだな、っていうものがあると興味が出たりしますね。
toki:新しい世界を開拓しようとしてる人に興味が向くんですかね?
かずひろ:うーん。なんかこの人未来を感じるな、っていうのがあると興味がわきます。逆になんか、売れてる本のコピぺみたいなことばっかり喋る人とかだと、この人とはちょっと合わないなって気分になったり。
toki:例えば学校をやめるとかって、世間的に見たらレールから外れたっていうような見方をされることも多いと思うんですけども。かずひろさんにとってはどんな感覚ですか?
かずひろ:もっと早く辞めればよかったなって思ってます。
toki:無理してまで環境に合わせたくはないっていう感じでしょうか?
かずひろ:そうですね、なんか、やってメリットがあることだったらずっと続ければいいし、メリットないんだったらさっさとやめればいいしって。我慢しながら続けるのが時間の無駄なのかなっていう思いです。
toki:今はカオスライフや、キャラ作り屋をやってらっしゃるっていうお話だったんですけど。それらに行き着くまでの過程はどういった感じでしたか?
かずひろ:その行き着くまでの過程としては、なんて言ったらいいか、自分の意思で動こうって考え始めるようになったきっかけが、起業塾からで、その後は、メディアも1個、立ち上げたけどうまくいかなくてたたんじゃったりとか。
あとはなんだろう、起業クラブみたいなのを、また作ろうって始めたときがまた1回ありまして。ただそのときにリーダーが誰だかわからない状態で立ち上げちゃって。方向性がぶれてきちゃって、数か月過ぎた後に、何がしたいのかわからない集団になって。発起人の僕が抜けました。
それで抜けてみて、改めて集団を観察してみると、緩い経済勉強会みたいな感じでずっと続いてます。
今は僕がリーダーやってカオスライフを動かしていてそこそこ見物人として結構関わってくれる人も結構いたりとかもしてて、これでいいのかなと思ってます。
toki:カオスライフは、組織に頼らないで生きたいとか、個を活かすみたいな部分に焦点を当てているのかなと思うんですけど、その考えに至ったきっかけはあったんですかね?
かずひろ:きっかけは、なんだろう、これからは個人の時代だ個人の時代だって言われていて「フリーランスやった方がイケてるよ。」みたいな感じで会社に肩書きを全部管理されるのはダサいみたいなこと言われていて。個人で生きようと一生懸命やって、実際フリーランスの人とか増えてるけど、果たしてそれでみんな幸せになってんのかなっていう疑問が、執筆のきっかけです。
toki:どうですか、幸せになっていると思いますか?
かずひろ:「会社にずっと勤めるよりはいいけど、なんか過当競争になってないかな?」っていうのが僕の意見ですね。フリーランスの人って、個人商店みたいな感じだと思うんです。個人商店ってたくさん並んでるとお客さん奪い合うみたいな状態になりかねないし。誰でも簡単にできそうなことってみんな参加してくるんで、安売り競争にすごくなりやすいと思ってます。個人商店を超えた、その先のものとして僕は「ニート3.0」という言葉を今提唱してるんです。
toki:ニート3.0について、詳しくお聞きしてもよろしいですか?
かずひろ:はい、これは僕の作った言葉で。1.0というのはもう役所が作った、ニートそのままの意味で。もう困ってる人を助けましょうみたいな感じで使われていて、実際に助けられなかったわけだし、これだとよくない。
そこからニート的生き方の人たちが「自分たちで生きていく道を作っていこうぜ。」ってことで、ニート2.0の世界だと、商人として生きるのが基本です。適当に働くにしても、フリーランスだったらニートに近いし、めちゃくちゃ働く日があってもサボる日があってもいい。あと、働く量とか自分で決められる、個人商店的な生き方が2.0です。
2.0のやり方だと、2.0で生きたい人が少ししかいないとそれでやっていけるんですが、2.0的生き方がもてはやされるとやりたい人が増えてくる。
すると今度は2.0は商売で誰でもできることはすぐに過当競争になったりして、これからどうすればいいんだ? それを超えた生き方として3.0の世界がやってくると思ってまして。
ニート3.0だと今度は、人と人を繋ぐとかコミュニティ作っていくとか、そういう世界になっていくと考えていて。コミュニティができることで、そこから仕事を作るんじゃなくて、コミュニティの中で仕事を見つけたりとか。私を使ってくださいって言って売り込むんじゃなくて、コミュニティの中からなんとなく仕事が発生したりとか。
実際に周りのお店とかでも、社交場も兼ねてるようなお店って不況に強いなって思っていて「最近行ってないけど顔つなぎに顔出しとこう。」みたいな感じで、来てくれたりとかもあって、商売として強い。
ニート3.0ってのはこんなところです。社交場みたいな人間になりたいっていう。この人の周りに行くといろんな世界が広がるよみたいな感じの状態になるのが目標です。
toki:人と人を繋いでいくような、そんな役割といいますか、存在になりたいと。
かずひろ:そうなんです、人と人を繋げる役割みたいな。そこに行くと何か面白いものがあって、友達も増えて、仕事みたいなのも発生して、っていう。そういう場所だったら行きたくなるじゃないですか。そういう状態に、個人がなれたら一番いいよねっていう。
お店だったら、同じような場所に同じようなジャンルの店がたくさん並んじゃうと棲み分けとか一生懸命考えなきゃいけないんですけど、社交場だったらたくさんあっても競争になりにくいし社交場同士が繋がれば世界が広がると思ってます。
toki:過去のセクションはそろそろ終わりなんですけども、自分の過去についてこれは話しておきたいことってありますか?
かずひろ:過去のことでいうと、なんだろう。色んな、あれやって失敗して、これやって失敗して、人生むちゃくちゃ遠回りしてつらかったな、と昔は考えてたんですけど。今はそれをやることによって、人を見る目とか、ここにいることでプラスになるなとか、ここは駄目だとかそういうのを早く判別できるようになって、それはよかったのかなっていうのはありますね。人を見る目が良いっていう。個人で生きてる人の強みって、そこなんじゃないかなって僕は思ってます。
未来:世間一般で言われてる、これやったら破滅するっていうのは、犯罪とかは別だけど、それ以外は、会社辞めるとかそういうのは、たいてい何とかなるよっていうことだなっていう。
toki:1年後とか2年後、5年後10年後でも何年後でも構わないんですけど、将来こういうことをしたいとか、未来に対してのイメージってお持ちですか?
かずひろ:そうですね、未来っていうと、僕はまだいろんなコミュニティに入って自分を売り込んでいる段階なんですが、だんだん僕自身がコミュニティになっていける状態にしていきたいです。「かずひろの周りにいると面白いよ!」みたいな状態にしたいです。
toki:大体、何年後にはそうなりたいなと思いますか?
かずひろ:そうですね、2年、3年後あたりが、できたらいいかなっていう。今までのことやっていけば多分うまくいきます。
toki:例えば20年後とか30年後とかに、こうなっていたらいいなと思うことはあります?
かずひろ:20年、30年後でいうと、どうなんだろう、もう40とかになっていくわけだし。何かのボスみたいになっているのかな?そうなっていけたら理想です。「何か困ったらかずひろさんとこに行くといいよ」みたいな状態にしていけたらいいかなって思っています。
toki:人と人を繋いだり、自分自身がコミュニティになることで、こういうことを起こしたいとか、人にこうなってほしいとか、そういう気持ちみたいなものはあるんでしょうか?
かずひろ:来た人になんか元気になってほしいなとか、世界が広がったりとか、そうなってほしいなっていうのはありますね、「この場所にいるとなんか元気もらったぜ。」ってなる集団にしたいです。
toki:これをやらないと死ねないみたいな、死ぬまでにやっておきたいことはありますか?
かずひろ:シンプルに、「僕のことを見てくれる人を増やしたいな。」っていうのと、あとはいろんな人に評価される場所みたいな、自分の能力以上の挑戦ができる場所をどんどん増やしたいなっていうのがあります。
toki:新しいことを始めるとか、新しい世界を発想するみたいなところを、これまですごくやられてきたのかなっていうふうに過去のお話聞いてて思ったんですけども。
新しいことを始めるエネルギーって、どこからやってくるものなんでしょうか?
モチベーションってどこにあるのかなっていうのが気になりまして。
かずひろ:
toki:俺これやったぜ、みたいなものを作りたいと思う、その根源って何になるんですか?
かずひろ:
toki:ありがとうございます。今まで、一番生きててよかったなと思った瞬間ってありますか?
かずひろ:
toki:ちなみに、具体的にこういうものを作って、こんな反応をもらったみたいなものって、どんなものがありますか?
かずひろ:そうですね、なんだろう、僕自身を売り込むちょっと派手なチラシ作ったときに、デザインいいねって言われて。合コンのイベントとかで、ちょっとフォーマット真似ていい? みたいなこと聞かれたりとかしたときは、結構評価されてんのかなっていうふうに思ったときありますね。
toki:自分の売り込みポイントは、どんなところにあると思いますか?
かずひろ:売り込みポイントとしては集団に入ったときに、その集団の活動域の外の活動を持ってきたりする事が得意かなっていうのは思いますね。やってる活動が別の分野で進歩したりとか。
タイプAのことがすごくできるって活動に対して、BもCもこの手段使えば活動を増やしていけますよといったアドバイスができるかなって思います。あと単純に口で言うだけじゃなくて、与えられれば手を動かして作ったり売り込んだりとかも結構やってできます。
toki:人によっては、やりたいなって思ってるだけで終わってしまうとか、行動に移せないみたいな場合もあると思うんですけど。その中で、実際に自分で行動に移すまでやろうってできるのは、どうしてなんですかね?
かずひろ:なんだろう。何かをやるときに、ここまでできたら合格みたいな、目標ラインみたいなのを作るところかなって思ってて。
結構そんなところで、何かがあんのかなって。この場合だと、計画立てたりとか、その辺が特にかなっていう。最後、行動できる理由としては。あと、このピースが揃えば一応動くよねとか、もっと動かすにはこの道具欲しいよねとか。絶対必要なものと、できれば欲しいものを分けられるってところが、行動力かなっていうのもあります。
toki:小さい頃から、そういう考え方をしていたんでしょうか?
かずひろ:
toki:ご自身では自分のことを、どういう人間だと思いますか?
かずひろ:余計なスキルをいっぱい持ってる人みたいな感じです。ただそれをいきなり出したりとか「これ役に立つよ。」ってポンと持ってきたりとかすると、アウトドアのときに、余計なものをたくさん持ち込むやつみたいに見られちゃって。
toki:そういう自分に対して、どう思いますか?
かずひろ:自分に対してだと、その能力がうまく活きたらいいとは思いますね。その能力がびっくりされて終わっちゃったりとかが結構多いです。
toki:そういう人間性みたいなものは、何によって形づくられていると思いますか?
かずひろ:うーん、イメージとしてはなんだろうな。普通の人が知らない経験とか、人が観ない映画をたくさん観てることと、あと記憶力がいいっていう。一回観た映画を結構覚えてるところがあるのかな。そこで脳内ストックが多いところがありますね。
toki:人と違うことをしたり、違うものを選んだりするのは、意識的にやってらっしゃるのか、それとも選んだ結果、みんながしてないものだったのかでいうと、どちらでしょう?
かずひろ:なんだろう、中退を二回やっているんで、あまり友達いないから、ひとりでやる活動しか娯楽がないことがきっかけで娯楽がちょっとしかないから、それを一生懸命見るしかない。頭の中で、これはどう面白いのか分析したりストックを作る癖が出てきたりが結構多いです。
よく「いろいろ知ってるね。」って言われるんですが、話のネタの量は雑学みたいな知識の量と語る技術、この二つの掛け算で語る技術が決まってくるのかなって思っていて。 他の人も僕の知らないこととかいっぱい知ってると僕は思うのですが、
toki:ちなみに、おいくつでいらっしゃいますか?
かずひろ:今は28です。
toki:28年間生きてきて、一番の学びって何だと思いますか?
かずひろ:学びとしては、なんだろう。世間一般で言われてる、これやったら破滅するっていうのは、犯罪とかは別として、それ以外の「会社辞める」とかは、たいてい何とかなるよあとは上手くいかないとか上手くいくのハードルを、みんな上げすぎ。
toki:ハードルを上げすぎということについて、もう少しお聞きしてよろしいですか?
かずひろ:こうやったら上手くいくよとか、こうじゃなきゃ駄目っていうのがめちゃくちゃ強くて、「それって、あなたの意思で決めたことなのか?」って聞いてみたいです。それって電車の広告だったり、あとは学校で決められたことかもしれないし、家庭で決められたことかもしれないし。
こうでなきゃ駄目とか、何歳だったらこれぐらいの事をやらないと駄目とか、結婚するんだったらこのぐらい収入なきゃ駄目とか、他人から持ち込まれた思想で、人生が決められていくのかなって思います。
お店やるんだったら売れなきゃ駄目とか、ちょっと売れたとしてもそんなんじゃ駄目とか、もっと時代の変化についていくために1個でも多く売りましょうとか外部から言い出す人が出てくる。そこそこのペースで動いてたら経営もちゃんとやれたけど、能力以上に無理してたくさん売ろうとして失敗しちゃうとか結構あると思っていて。
toki:かずひろさんが、こうしなきゃ駄目っていうものから自分を解放するのって、気づいたら出来てたんでしょうか。それとも何かきっかけがあったりするんですかね?
かずひろ:うーん、全部自分の意思で決めてきたからじゃないかなって思います。自分の意思で「これをやる。」と決めたけど、「それやる意味ってちょっと違うよね。」とか、「もっと他に効率の良い手が見つかったよね。」ってなったら、やめて別のことに切り替えてます。
toki:結構小さい頃から、自分の意思で何かをするっていうことは多かったですか?
かずひろ:学校1回辞めちゃってから、「ちょっと自分の意志で生きないとこれは駄目だ。」って考えるようになったかな。
toki:もしもの未来について質問させていただいてまして。もしも高専に入学して、卒業まで通い続けていたとしたら、その後の人生ってどういうものになっていたと思いますか?
かずひろ:どうですかね。高専は卒業までやってたとしたら、企業に就職するか、大学の工学部の3年生に編入かの二択になります。編入の方行くのかな続けてたとしたら。工学部出た後は工業系の会社に入るんだろうけど。それもあんまり、性格的には続かなそうかなって思います。ベンチャーとか入ったら、向いていたとしたら続くかなっていうのはあるんですけど。つまらない会社に騙されて入っていたとしたら、ボロボロになるまで続けるか、辞めちゃうかの二択じゃないかなって思います。「高専いいぞいいぞ。」って書いてる文章とかも結構あるんですけどね、Web記事とかで。本当に高専に入ったことある人が書いてんのかなっていうのが、高専経験者目線ではちょっと怪しく見えます。
toki:ちなみに今後、例えば企業に入るとか、組織で働くみたいな可能性ってあると思いますか?
かずひろ:まあ、可能性としてはあるんじゃないかなって思いますね。僕の人間を見てくれる人だったらいいかなって思うんですけど。僕も今年サラリーマンをひと月だけやりまして。
ただ人手不足で人を雇っただけみたいな感じのとこだったんで、やめちゃったんですけど。何も考えないで人を雇う人とかも結構いるんだなっていうのは学びましたね、普通の人の気持ちとかも、ある程度勉強できてよかったかなっていう。こんな変な会社でもずっと続ける人いるんだ。
toki:ありがとうございます。最後に言い残したことだったり、もっと話したかったことなどございますでしょうか?
かずひろ:言い残したり話したかったこと、なんだろうね。人からびっくりされるけど平和なやつです
toki:はい。わかりました。あとは大丈夫ですか。
かずひろ:はい大丈夫です。
toki:ありがとうございました。
かずひろ:こちらこそありがとうございました。
あとがき
人間は、1日に最大で35,000回決断しているらしいです。
起きよう。
食べよう。
出かけよう。
そこの席に座ろう。
あの人に声をかけよう。
この人とは別れよう。
あそこの学校へ行こう。
ここの会社は辞めよう。
新しいことをはじめよう。
やっぱりやるのはやめておこう。
将来どうしよう。
もう帰ろう。
そして、眠ろう。
その35,000回のうち、自分自身で決めたことの割合って、一体どれくらいなんでしょうね。
誰からの干渉も受けず、自分のうちから溢れ出す純粋な意思にしたがって決断をした割合です。
かずひろさんは、きっとその純粋な自分自身の意思で決めたことの割合がものすごく高い方なのだろうという印象を受けました。
世間の「あるべき」や「しなければ」に惑わされることなく、
自分の中の判断基準を信じて、突き進んでいく。
道路も標識も存在しない、ただ空間があるだけの空の中を、あちこち飛んでいく飛行機のような自由さが、かずひろさんにはあるなと思います。
35,000回全ての決断はさすがに振り返りきれないものの、自分がこれから下さんとする決断が、本当に、自分の意思でなされたものなのか、必ずしも守らなくてもいいような、社会における標識や交通ルールに惑わされていないか、振り返ることを忘れずにしていきたいと思わされるインタビューでした。
いつか、問いかけることなど必要ないくらいに、自分の意思に正直でいることが当たり前になったらいいです。
かずひろさん、ありがとうございました!
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回の無名人インタビューもどうぞお楽しみに〜
【インタビュー・あとがき:toki】
【文字起こし:安東】
【編集:なずなはな】
#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #ニート #カオスライフ