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女の子で海外MBAってすごいねとXでよく言われる人

目がかすむ。足腰が重い。ぜんぜんお酒が飲めない。
ああ、若い肉体が欲しい。若い、肉体が欲しいのだ。
と、思ったら、脳だけは新しいのできた感ありますよね、AI。
“そう、私たちの身体は老いても、テクノロジーの進化は止まりません。新しい知識や技術は日々生まれ、私たちの生活を豊かにし続けています。その中でも、AI(人工知能)の発展は目覚ましいものがあります。
今回は、そんな最先端のテクノロジーを駆使し、新たな地平を切り開く無名の人物にインタビューを行いました。彼らはどのような未来を見据え、どのような挑戦を続けているのでしょうか。彼らの言葉に耳を傾けることで、私たちもまた新たな可能性を感じ取ることができるかもしれません。
さあ、一緒に彼らのストーリーを覗いてみましょう。”
という感じですね。ひとつお詫びがあって。「最先端のテクノロジーを駆使し、新たな地平を切り開く」人にインタビューしていません!!!!!
AIはハルシネーション=幻覚を起こすそうですが、それですよね。「事実に基づかない情報を生成する現象」。まあ、なんていうか、これもなんか、子供みたいな感じで、かわいらしい。めっちゃ早いけど、なんかズレてるみたいなお子ちゃま。
でも、私たちはそのAIに、未来を託す!!!!!
と思う2024年6月9日21時53分に書く無名人インタビュー801回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 今週の輝けないワセジョ さんです!
年齢:20代後半
性別:XX染色体
職業:イギリスの中堅どころスクールの日本人MBA留学生

X:https://x.com/thisweek_mba


現在:今思えば、留学より刺激的かもしれない(笑)。だから、留学してもカルチャーショックに強い精神を養えたのかも…?

toki:
今、何をしている方ですか。

今週の輝けないワセジョ:
MBA取得のためにイギリスのビジネススクールに留学しております。

toki:
いつ頃から留学されていらっしゃるんですか。

今週の輝けないワセジョ:
2023年の9月からですね。

toki:
なるほど。半年ちょっとぐらいですかね。

今週の輝けないワセジョ:
そうですね。もう8ヶ月ぐらい過ぎてるっていう感じですね。

toki:
差し支えなければ、ご年齢をお聞きしてもよろしいですか。

今週の輝けないワセジョ:
今27歳で、今年の12月末で28歳になります。

toki:
普段は、どんなことをやっていらっしゃるんですか。

今週の輝けないワセジョ:
授業がある期間は授業に出て、課題の他はジムに行ったり、友人とカフェに行ったり。海外MBAというと、何か睡眠削って毎日課題課題課題…みたいな図がよくネットで流れてくるかもしれませんが、うちのスクールは課題とプライベートのワークライフバランスがいいので、Xでよく見る「気づいたら勉強で1日が溶けてた……」みたいなことはないですね。課題は日本の大学の学部よりはちょっと辛いけど、平日で全然片づけられる量です。
あとは、円安ポンド高と物価高のご時世、小銭稼ぎがてらオンラインで家庭教師をするなどしてます。今は英検ラッシュで繁忙期ですが、また7月から時間ができるのでまた募集するつもりです。詳しくは記事の最後に!

今はテストが終わってテスト休み期間になっているので、ドライブで友人に自然公園に連れてってもらったりとか、一人旅でヨーロッパの国々に行ったり。ちょうど先週の水曜から昨日にかけて、ベルリンとワルシャワに行ってきました。

toki:
お休みのときはお出かけしたりご友人と会ったりとかすることが多いんですか。

今週の輝けないワセジョ:
そうですね。休みの日は旅行したり、友人と遊んだり、オンライン家庭教師をしたりして過ごしています。課題は平日のうちにやっつけますのでストレスフリーの休日です。

toki:
なるほど。イギリスに渡航してから8ヶ月ということですが、最近の調子としてはいかがですか。

今週の輝けないワセジョ:
日本人や中国人、韓国人など、近い文化圏の人がいない生活に結構慣れてきたかなって思います。

toki:
最初は、アジア人がいないことへのギャップを感じることがあったんですか?

今週の輝けないワセジョ:
そうですね。今年だけたまたまみたいなんですけど、日本人どころか中国人や韓国人もいないところに放り込まれたんです。
入学するまで、友達作りに苦戦するだろうなと思っていたし、グループワークとかどうしようかなとすごく悩んでいました。でもいざ渡航してみて、色々な留学生向けのコミュニティに参加したり、地元のコミュニティに参加するうちに、日本と文化圏が遠い人たちともそれなりに仲良くなれたかなと思います。思っていたより快適だなって感じますね。

toki:
そうなんですね。
勉強とかプライベートに関わらず、力を入れていることや、夢中になっていることってありますか?

今週の輝けないワセジョ:
イギリスのMBAって1年間で終わるのが一般的なので、こちらに滞在するのも残りわずかなんです。その中でできるだけ旅行したいっていうのと、同級生も各々母国に帰ってしまうので、その前に色々なところに一緒に遊びに行きたいなって思っています。
なので最近は、観光することや遊ぶことに力を入れてるなって感じです。あとは来週、6月からは卒業プロジェクトですね。忘れてはいけない集大成!

toki:
観光する場所や遊ぶ内容を決めるときって、いつも何を重視されているんですか。

今週の輝けないワセジョ:
日本人によく知られてる有名なところも見ることもありますが、知る人ぞ知る場所もいっぱい巡ってます。

有名なところの訪問体験談とかブログって、キーワードを入れるだけでそれなりにヒットするので。本とか映画とかを観る・読む前にネタバレされるような気分になっちゃうんですよね。写真は撮りたいので行くには行くんですが。
マイナーなところは、ネタバレがネット上で一切ない状態で、未知の世界を楽しめるのが好きですね。

toki:
プライベートで、趣味や好きなことは何かありますか。

今週の輝けないワセジョ:
海外旅行ですね。海外旅行は、生後3ヶ月からコンスタントに行っているので。
だからこそ、MBAに行くか~ってなったときにも、おのずと海外のビジネススクールが選択肢に入ってきたのかなって思いますね。

toki:
なるほど。海外旅行の魅力って、どんなところだと思いますか。

今週の輝けないワセジョ:
非日常を味わえたり、文化が違うのを楽しめる機会かなと思っています。

日本国内でも確かに地方ごとにちょっとだけ文化の違いはありますけど、単一民族国家なんて言われていますからね。目に見えてわかるような大きな違いっていうのはないかなって思っていて。言葉やマナー、風習も基本はほぼ同じなのでどうしても「日常の延長」的な部分が入ってきてしまうんですよね。
一方で、最近のグローバルスタンダードはどちらかというと多民族国家的な方向性で、どうしても日本にいると養えないような、近年よく言われるダイバーシティの感覚が求められる場面が多いと感じます。そこで、色々な文化や民族の人が共存してる環境を見て、こういった感覚を養えるところが魅力かなと思いますね。で、帰国したら改めて日本の文化と比べながら振り返るのもなかなか楽しいです。

toki:
なるほど。今までで一番刺激を受けたりとか、心動かされたなって思うような場所ってあったりしますか。

今週の輝けないワセジョ:
日本人にはもしかしたらなかなか伝わりにくい場所だと思いますが、今の留学先に「スノードニア国立公園」っていう自然公園があって。イギリスのウェールズで最も古い国立公園と呼ばれるところです。
アニメの『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に出てくるような感じの景色で、心が洗われるなと感じましたね。

toki:
なるほど。海外旅行がお好きとのことですが、逆に嫌いなものって何かありますか。これはちょっと許せないなとか、ちょっと苦手だなとか。

今週の輝けないワセジョ:
何だろう...。強いて言うなら、手先を動かすような作業が苦手ですね。あとは良妻賢母的な思想?

toki:
ほう。

今週の輝けないワセジョ:
中学と高校が女子校だったんですけど、その学校の方針として「良妻賢母型」的なものがあって。要は、女性は、いわゆるお嬢様大学と呼ばれるような私立の女子大に行き、結婚し、良き妻・母になりましょうっていう教育方針なんですけど。
だから、家庭科の授業の比率が他の学校に比べて結構高かったんですよね。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
家庭科ってなると、結構手先を動かす作業が多かったので、苦戦しました。そもそもその考え方がこのご時世でもなお、家庭科重視カリキュラムの根底にあるっていうのも、おぉって思いましたけど。
とはいえ、中学高校という思春期でアイデンティティを形成する時期に、自分とは全く違う価値観を持つ人たちのところで6年間学校生活を送るっていうのは、結構貴重な体験ができたかなと思いますね。今思えば、留学より刺激的かもしれない(笑)。だから、留学してもカルチャーショックに強い精神を養えたのかも…?

toki:
なるほど。ということは、良妻賢母みたいな価値観と今週の輝けないワセジョさんの価値観は合わなかったというか、違う考え方を持っていらっしゃったということですかね。

今週の輝けないワセジョ:
そうですね。完全に対立する価値観だったと思いますね。

toki:
学校の価値観に対して、今週の輝けないワセジョさんはどんな価値観を持っていらっしゃったんですか?

今週の輝けないワセジョ:
私の考え方としてはジェンダーにとらわれず各々が得意とか好きだと思えるところで輝くべきだと思っているので、女性だから絶対に良妻賢母型に突き進まなければいけません、男性だからバリバリ仕事して稼ぎまくらなければいけませんっていうようなことは違うかなと。
ジェンダーとできる・やるべきことを結びつけるっていうのは価値観として反対に位置するのかなと思いましたね。

toki:
なるほど。今週の輝けないワセジョさんは、周りの身近なお友達やお知り合いにどんな人だと言われることが多いですか。

今週の輝けないワセジョ:
日本人か外国人かでも全く意見が変わってくるんですけど、日本人の皆さんからは、明るいとか、行動力があるって言われます。あとは、考え方が先進的だよね、とか。
一方で、外国人からは、真面目とか、ルールは絶対に守るとか。

toki:
日本人と外国人で受けるイメージの違いって、どうして起こるんですかね。

今週の輝けないワセジョ:
日本人だと、行動的だねと言ってくださるのって、大体若い世代の方で。親世代より上の世代の方々からは別に行動力がものすごくあるわけでもないよねとは言われます。
今の我々世代って海外転勤・出張が嫌とか、なんなら国内の転勤も嫌ですみたいな人出始めているじゃないですか。
その結果、就活サイトとかに出てくる企業でも海外出張、海外国内の転勤なしっていうのが求人のセールスポイントみたいになってるところがあると思うんです。そういうところから、内向き志向が一定数出てきているんだなと感じますね。
なので、そこから見ると、結構行動力があるように映るのかなって思います。

toki:
なるほど。

今週の輝けないワセジョ:
一方で、外国人というのは主に私の今の学校のクラスメイトなんですけど、うちのクラスは半分以上がグローバルサウスと呼ばれるような国や新興国から来た人ばかりで。そういう人から見ると、まだまだ私がルールや従来の型に縛られてるんじゃないかというふうに映るらしいんですよね。
彼らは日本で言うところの高度経済成長の少し前〜高度経済成長期に現役世代として生きている人たちみたいなものなんですよ。そんなわけで、マインドが日本の今の70~90代みたいな感じ。どんどん成長しよう、どんどん新しいことをしていこう、みたいな。
だから、まだまだ型にはまってるよ、というのはグループワークとかグループディスカッションでよく言われます笑。

toki:
へえ〜なるほど。ご自身では、自分のことをどういう人間だなと思われますか。

今週の輝けないワセジョ:
行動力があるとは全然思っていないです。あくまで自分は「普通」だ、という認識でいるので。
どちらかというと、クラスの外国人の意見の方が近いかなとは思ってます。まだまだ型にはまっているところがあるっていうところですかね。

toki:
ご自身でも、確かにそうだなと思われる部分があるんですね。

今週の輝けないワセジョ:
はい、ありますね。
例えば、MBAの授業でもイノベーションの練習をする会は割と苦戦してます。先生から「型にとらわれない!」と言われても、自然と型に入ってしまうというか。そんなわけなので起業家論の授業の評価めっちゃ今不安ですね。うちのスクールは単位1つでも落としたら再試とかレポート再提出しなければいけなくて、それでも通らなかったら修了不可という恐ろしい現実が待っています…
(今週の輝けないワセジョ追記:スクールによっては何個か落としても何とかなるようにカリキュラムを組んでいるところもありますが、それでも落として許されるのは1学期当たり1科目程度のケースが多いです。)

過去:母の病院の付き添い、簡単な介護、母の終活だったりを父と分担して行ったり、修士論文を書いたり、内定先から入社までに取得を推奨されている資格を取ったり、MBA受験準備をしたり、志望動機のネタ集めをしたりするっていうような、二刀流どころか三刀流以上の生活をしていましたね。

toki:
小さいころは、どんなお子さんでしたか。

今週の輝けないワセジョ:
小さい頃から、人に対する態度はそんなに変わってないと言われるし、行動的とか明るいとは言われるんですけど、どこか自分に自信がない、というような感じでしたね。

toki:
なるほど。

今週の輝けないワセジョ:
私はいわゆるお受験、幼稚園受験を経験していて。幼稚園受験に失敗したのがきっかけで、自分にできることってないんじゃないかなと思い始めたのが幼少期でしたね。

toki:
幼稚園に入る前から、そういう意識が芽生えていたんですね。

今週の輝けないワセジョ:
そうですね。受験で全落ちするよりも前にも幼稚園受験対策の塾の時点で既にありました。塾を2つ3つ掛け持ちしていて。内容はほぼ筆記試験対策でしたね。幼稚園の筆記試験って、いわゆるIQテストに近いようなことをやるんですよ。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
ひらめきが物を言うっていう世界の問題をたくさん解くわけなんですけど、その手の問題は今でもですがとにかく苦手で。そんなわけで、できる問題がほとんどないんですよね。で、環境も結構悪くて。塾は合格者の数至上主義的なところがあったので、我々生徒は合格者になるための駒扱いです。先生もおそらくプレッシャーはそれなりにあったんでしょうね。問題を間違えたら先生からの罵声が飛んでくるようなえげつない環境でした。塾の先生は数年前に話題になった、「このハゲ~!」と秘書さんを罵倒する某元女性国会議員みたいなノリでの指導でした。今だったら確実に全部ネットニュースか全国ネットのワイドショーとか週刊誌で報道されて炎上待ったなしでしょうね。

toki:
なるほど。

今週の輝けないワセジョ:
日常的にできないできないって言われると、それがそのままインプットされちゃうんですよね。多分大人でもそれなりにインプットされると思いますが、ましてやこれ、これから自己肯定感とかを身に着けていくはずの物心つく前の子供なので。
今考えるとやっぱりあの環境は健全じゃなかったですね。今でもその頃の受験仲間とたまに連絡を取っていますが、メンタルクリニックに通っている同期がちらほらいます。

toki:
そうなんですね。生後3ヶ月から海外に行っていたというお話もお伺いしましたが、家庭環境的にはどのようなところで育てられたんでしょうか?

今週の輝けないワセジョ:
サラリーマンの父と専業主婦の母の家庭で育ちました。よく父が商社マンとか外資系勤務と誤解されますが、そんなことはございません。

toki:
なるほど。ご兄弟はいらっしゃいますか。

今週の輝けないワセジョ:
一人っ子なんですけど、正確に言うと私が1歳の誕生日のときに弟が死産で生まれてきたっていうのがありますね。

toki:
なるほど。今、小さい頃のお話をお伺いしたんですが、それ以降の人生を一つの物語だとしていくつかの章に分けるとしたら、何個の章に分けられそうですか。

今週の輝けないワセジョ:
幼稚園受験から小学校低学年までで1個。小学校高学年から高3までで1個。大学1年生から大学院までが1個。大学院以降の社会人で1個。4つに分けられるのかなと思います。

toki:
なるほど。それぞれ聞いていきたいなと思うんですが、先ほど「自分は何もできないんじゃないか」と自信がなかったというお話があったんですけど、そこから小学校に進んで変化はありましたか。

今週の輝けないワセジョ:
そうですね。幼稚園受験が全部駄目で、俗に言う「Fランク大学」と呼ばれるような大学の付属の幼稚園に入ったんですよね。そこは、いわゆるお勉強させる系の幼稚園ではなかったので、勉強的な意味では優劣を感じることもなく過ごしました。
塾に行っていた時みたいにこれ以上勉強しなくてもいいんだと思えたので、すごく楽しかったんですけど、その一方で「できることが何もない」という現実から逃げてたんじゃないかなとは思います。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
小学校に入ると、勉強がメインになるので現実が戻ってきて。
小学校は幼稚園から持ち上がり、例のFラン大学付属の小学校なんですけど腐っても私立なので。小学校受験界隈だと「名門に落ちた人の滑り止め」と言われるような小学校だったんです。だからなんだかんだ周りが結構優秀だったんですよね。
主要科目の国語や算数などは幼稚園時代から受験のために先取りで予習してる子が多かったので、小学校1・2年生まではみなさんそれなりに「貯金」があるんです。そんなわけで、小学校1・2年生までは実はそんなに成績よくなかったです。まさにビリギャルだったのかも?

toki:
うんうん。

今週の輝けないワセジョ:
ところが小学校3年生から少し変わって。まず、授業の必修科目に英語が入ってきたんですよね。当時、公立の小学校は英語は必修じゃなかったと思うんですが、うちは私立で「グローバル教育を頑張ってます!」って意識高い系の家庭にアピールするために、英語を小学校3年生から必修にしていて。
同級生でも英語を予習をしている子はいたにはいたんですけど、そんなに多くなかったんです。加えて、英語は我々の母国語ではないがゆえにできる子とできない子が明確になってきて。私はたまたまできる側に入れたんですよね。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
あとは小学校1・2年生は担任の先生が同じだったんですけど、3年生から先生が変わって。その先生がちょっと特殊な経歴をお持ちの先生で、某有名大学受験予備校の講師上がりの先生だったんです。
その先生が夏休み前の三者面談で、両親と私の前で「英語とか社会とかの暗記科目は点数が取れているので、今から難関私大や国立文系の2次試験で数学がいらないようなところを目指して頑張りましょう。」と言ってきて。それは1つの大きな変化でしたね。

toki:
小学校のときのお話ですか。

今週の輝けないワセジョ:
小学校3年生のときですね。

toki:
ええ。

今週の輝けないワセジョ:
先生曰く、「小学校1・2年生で一般的な公立に通う小学生レベルの算数はできていても、この学校だと下の方になるから、数学を武器として戦っていくのは難しいでしょう。あとはは解き方を見ていて絶望的に数学的センスがない。」と。
そして、さらに「理科の観点で見ると、特に物理とか化学とかは数学と連動してるので、そうするとドミノ倒し的に理科も遅かれ早かれ厳しくなるでしょう。」となって。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
であれば、中高受験をすっ飛ばして大学受験は文系で受けられるところに絞っていきましょうと。
まず中学受験の観点では、私が小学生当時の中学受験は英語入試がまだ一般的じゃない時代だったので、受けられるところがこれだけで限られてしまう。そして、帰国生でもないので帰国生入試も当然受けられない。となれば、消去法的に一般入試で戦うしかないんですけど、中学受験では算数がほぼ唯一の差がつく科目になってしまう。そのため、算数が弱い私にとっては算数が勝負どころになっちゃう中学受験はよくないとなり、まず中学受験がなしになりました。
高校受験に関しては、数学理科が入ってくる…っていうのと、内申点で凹凸が激しくなりそう、入りたい部活がなくて帰宅部…となると何か心配…っていうので高校もなしに。
じゃあどうするべきかというところで、ここはこのまま同じ中高に進む。中高は良妻賢母型でお嬢様大学と呼ばれるような、そこまで偏差値が高くない私立女子大に進学する前提の教育カリキュラムです。これは大学受験が有名進学校の子に比べて不利になるのは事実です。しかし、見方を変えると、主要5科目の勉強のカリキュラムは緩いので、今のままでも学校でトップクラスの成績を取れる。それで、学校の勉強はそこそこに今から大学受験に全リソースを投入しましょう、というのが当時の担任の先生のご意見でした。

toki:
うんうん。

今週の輝けないワセジョ:
さらに、この方式は指定校やミッションスクールあるある「キリスト教関係コネ入試」的な「キリスト者推薦」だったり、AO入試などにも有利なんです。というのも、周りと比べて評定平均が上になれるので。そういう観点から考えても、このまま上に進んで大学受験一直線でいきましょうと。それが小学3年生の夏でしたね。

toki:
なるほど。先生が言っていた中高一貫校に入られたんですね。

今週の輝けないワセジョ:
そうですね。そのままエスカレーターで付属の中高に入りました。
お世辞にも偏差値が高いとは言えないところでした。「そうはいってもどうせ中学受験の偏差値で55は超えているところなんでしょ?」とXのフォロワーさんにはたまに言われますが、全然そんなことないです。某大手有名中学受験塾の偏差値表によれば偏差値は30台前半なんて年もありましたし。下手すれば、これは地域によりますが、公立のほうがレベル的にマシかもしれないですね。「うちの子には勉強は難しそうだから良妻賢母になってとっとと結婚してもらうんだ」っていうような教育方針のご家庭のお子さん、「不登校とかいじめでどうしても地元の公立には行けない、環境を変えたい」っていうような子がいたりとか。この手の不登校経験のある子たちは大体リハビリ的に、勉強のカリキュラムが緩いところがいいっていうので入ってきてましたね。

toki:
うん。

今週の輝けないワセジョ:
あとは、なかなか言いにくいですけど軽く知的障害が入ってるんじゃないかな…?っていうような子がいたり…。

toki:
今振り返ってみて、そこでの中高の日々はいかがでしたか。

今週の輝けないワセジョ:
まず一番大きかったのは、カルチャーショック。これは留学したとき以上にあったんじゃないかなと思いますね。
小学校って、いくら小学校受験界隈では落ちこぼれだと言われていても、なんだかんだ私立小入試はそうそう甘くないんですよね。だから、皆さんそこそこ優秀なんですよね。

toki:
うん。

今週の輝けないワセジョ:
一方で、中高は名前を書けば誰でも入れるとネットで揶揄されるぐらいの学校、入試問題もいわゆる「小学校でやるカラーテスト」で8割以上取れていれば全然解けるレベルだったので、小学校のときと比べると周りのレベルは圧倒的に落ちますね。
なので、小学校の同級生の多くはそれを見越して、外部の中学を受験をして出ていっちゃったりとかして、同じ中高に進学した小学校からの同級生は20人ぐらいになりましたね。

toki:
うんうん。

今週の輝けないワセジョ:
というわけで、大多数が外から入ってきた方々になるんですね。あ〜文化が全然違うなって思いました。

toki:
どんなふうに?

今週の輝けないワセジョ:
例えば、中1とかでもう「彼氏と【自主規制】」って言っている子がいたり、それはまだかわいい方で「彼氏でもない男と男遊びしちゃった〜」と言ってるような子がいたり、タバコ吸っちゃった、飲酒しちゃった子、今でいうところのパパ活みたいなことしている子がいたりとか。うちの学年はたまたまありませんというか、明るみになっていなかっただけかもしれませんが、生徒の妊娠騒動も全校で年に1回は聞くかなって感じですね。そんな感じで、今までの環境とは違うなっていうギャップを感じましたね。

toki:
なるほど。中高6年間、ワセジョさんはどんなことに時間を使っていらっしゃったんですか。

今週の輝けないワセジョ:
小学校から大学受験一直線だったので、中学以降でもそれは継続していましたね。中学も中1の1年間は英検準1級を取るために猛勉強したりとか、国語全般や世界史をまずは当時の旧センター試験レベルまで持って行くための勉強を始めたり。中2からは英語はMARCHレベル開始、その他の文系科目は旧センター試験レベルを開始。中学3年生ぐらいからは英語は早慶レベルの過去問、それ以外の科目はMARCH関関同立レベルの問題集をやったりとか。高校1年生以降は受験に使う科目はどの科目も早慶や東大含む旧帝大レベルの問題集をやりこみました。とにかく勉強に費やしました。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
うちの中高の部活加入率は95%を超えていたはずなんですけど、人間関係のトラブルが多いと聞いていて。だから、精神的なことで勉強とかその他諸々の活動が妨げられちゃうのってもったいないなと思って、部活に入りませんでした。世間体的にはいかがなものか感はあるかもしれませんし、社会不適合者感はバレバレですが、よかったですよ。夏休みは小学生の時より休めましたので、家族と予定が合わなくて旅行に行けないみたいなこともないですし。あと、学校があるときは変な権力とか派閥闘争に関係のない立場でいつでも好きな時に好きなコミュニティに行けましたからね。気楽なものです。
基本は部活に入らない分勉強してました。とはいえ、たまには息抜きも必要だよねっていうことで、趣味の海外旅行も行ったりしながら過ごしてましたね。

toki:
なるほど。中心にはやっぱり勉強があったんですね。

今週の輝けないワセジョ:
ありましたね。

toki:
なるほど。
先ほど人生を章に分けてくださいと言ったとき、大学1年生からまた新しい章が始まってると仰いましたが、ここが始まりになってるのはどうしてなんですか。

今週の輝けないワセジョ:
環境が変わったからです。

toki:
はいはい。

今週の輝けないワセジョ:
大学が早稲田なんですけど、周りがやっぱり優秀なので、そこでまた優秀な環境に戻ってきて逆カルチャーショックになったというところで、章が変わってますね。

toki:
なるほど。大学受験を目指して過ごされてきたわけだと思うんですけど、実際受験や大学入ってからはどんな生活でしたか?

今週の輝けないワセジョ:
まず受験は9年半勉強して受かったのはまさかの母校となった1個だけでした。これには私も周りも驚きでしたが、まあ幸せなのでOKです笑。大学入学後は最初は周りの皆さんが優秀で、語学系の授業以外は授業についていくのが大変でした。語学は英語は言わずもがな、ドイツ語もそれなりにハマったので。肝心の学部の他の必修科目は…なかなか苦戦しました、特にガッツリ数学が出てくる経済学とか統計系は死ぬかと思いました笑。一方で、プライベート面はというと女子高という環境から一転して男女共学、むしろ男性の方が多い環境になったので、初めて恋愛もできました。

toki:
うんうん。

今週の輝けないワセジョ:
そんな形で、逆カルチャーショックを受けながらも、一般的な大学生の方と同じような生活をしてたんじゃないかなとは思いますね。

toki:
なるほど。ちなみに何学部ですか。

今週の輝けないワセジョ:
商学部です。

toki:
大学1年生から院生までの間に、何か印象深いこととかエピソードはございますか。

今週の輝けないワセジョ:
わあ〜ありすぎてどうしよう…笑。まずは、初めて恋愛と別れを経験できたことですね。初めての彼はとんでもないDVモラハラで、「スカートを履くな、男を誘惑している」「たとえ俺の知り合いであっても、俺以外の男と話すな、当時のTwitterでリプや引用RTをするな」なんて感じで、これ、どこのイスラム過激派…?みたいな感じだったんですが、交際経験がなくてこれが「普通」と思っていたんですよね。まあこの彼とは1年付き合いましたが、なぜか彼から振られました笑

toki:
はいはい。

今週の輝けないワセジョ:
あとは、人生で初めて入院をしたり。入院の件は成人式が終わって次の日、まさかのテスト前に肺炎ですからね。これがGPA1.5という大事件を引き起こし、後に就活や海外MBA留学時の入試の面接で「ここの時期めっちゃGPA低いけどどしたん?話聞くよ?」と突っ込まれることになりましたが笑。

toki:
うん。

今週の輝けないワセジョ:
それから、これが大学院に行くきっかけになった出来事なんですが、早稲田の商学部はゼミ選考が結構特殊で、ゼミに入れなくて。ゼミ選考が就活よろしくな上にゼミにもよりますが当時は多くの場合成績や資格は見られていない、しかも、1回の募集で1個しかゼミを志望できないという恐ろしいシステムでした。そんなわけで、ゼミに入れず。学部では実は論文を何も書いていない状態で卒業してるんですが、その鬱憤を晴らすために大学院に入っていきなり15万字ぐらいの修士論文を書きました。
でもって院進後、イタリアのベネチアに交換留学に行きました。その留学先はかなり特殊で、早稲田を含め世界の30大学ぐらいによる出資で成り立っている大学でした。その大学に出資している大学の学生のみが留学できるのですが、早稲田だけで10人単位、アメリカからは2大学から20人など留学元の大学がみなさん大所帯でいらしてて。それでもって、結局同じ国籍や同じ大学で人間関係が固まってしまい、外国人の友達がほとんどできずに終わってしまいました…。まあこの経験が日本人が少ないMBAに行こうというモチベーションの1つになったのですが。その交換留学もコロナで中止になり、帰国、そして就職活動ですね。イベントが盛りだくさんでしたね、大学〜大学院の間。

toki:
なるほど。そこから就活をされたということですが、就活している当時はどんなことを思って、どんなことがしたいなと考えていらっしゃったんですか。

今週の輝けないワセジョ:
MBAに行きやすい環境かどうかを重視しました。まず、話が高校1年生に遡っちゃうんですけど、その頃から海外MBAに行きたいと思っていて。

toki:
その頃からもう既に思ってらっしゃったんですね。

今週の輝けないワセジョ:
はい。中学入学組で、たまたまご家庭が裕福な家の子がクラスにいたのですが、高1の夏に「うちのパパ、社費でこの夏からスペインのMBAに行くんだ」って言ってきて。
私は「あ〜そうなの」程度で話を聞いていましたが、その後に彼女から「ワセジョ、勉強も英語もできるし、いけるんじゃないの」ってそそのかされて、その気になっちゃって笑。単純ですね、高校生なんてそんなもんです。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
それで、月日は流れて大学3年生の時、すでに院進は決めていましたが、国内MBAでは私の意向に沿うプログラムだったり、あとは研究計画書が必要なスクールでは自分がやりたい研究と合う先生がいなくて。結局MBAではない大学院に行くことになったんです。
そして、大学院で就活をしたときですかね。会社選びの軸を考えていた時に、将来自分がどんな職種を選びたいのかを考えていて。その時にMBAが再度浮上したんですね。あと、交換留学が中止になった悔しさを思い出して。だから海外MBAに絶対に行くんだ!っていう気持ちを固めました。なので、就活の頃にはもう既に留学エージェントへ申込みをしてました。就活とMBA受験準備を同時進行です笑。
なので、就職活動のとき思っていたのは、私費でもいいからMBA留学休職を認めてくれる会社がいいなというところと、仮にそれがダメだとしてもまずはMBAあるある職歴要件を満たすために3年間ブラックじゃない環境で働けたらいいな、ぐらいの気持ちで就活をしてましたね。

toki:
なるほど。卒業されてからは、どのような道を歩まれることになったんでしょうか?

今週の輝けないワセジョ:
結局、日系企業の新卒採用が全滅して外資で経理をやることになりました。Xでもよくネタにしている160社落ちのやつですね笑。こりゃ就活浪人か派遣か親に土下座して新卒MBA直接進学かなと思っていたところで、就活エージェントの人から、資格とか英語力を活かせる場所を考えるんだったら、未経験の転職の枠で行ってもいいんじゃないかというような話をいただき。それでそのまま当時登録していた就活エージェントの系列の転職エージェントに転送されたんですね。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
転送された先のエージェント経由で就活をして、アメリカ系の会社とイギリス系の会社から内定をいただきまして。最終的に内定をもらったイギリス系の会社の1社に入社というような形になりました。

toki:
うん。

今週の輝けないワセジョ:
実はこの就活からまたもう1個ドラマが始まっていて。就活中から母が体調を崩し始めて。私の就活が終わった後、元々の持病で診てもらっているお医者さんのところに行ったんですね。そしたら、お医者さんから「希少がんで治療法がない末期がんです、治る見込みはないですね。もってもうあと1年の命でしょう。」という突然の宣告です。
そこから母の病院の付き添い、簡単な介護、母の終活だったりを父と分担して行ったりとか、修士論文を書いたり、内定先のから入社までに取得を推奨されている資格を取ったり、MBA受験準備をしたり、志望動機のネタ集めをしたりするっていうような、二刀流どころか三刀流以上の生活をしていましたね。

toki:
なるほど。

今週の輝けないワセジョ:
そんな感じで2021年の5月から2022年の2月まで過ごしていました。2月も終わりになり修論も通過、内定先から推奨された資格も合格となったときに母が急変。私はここからいつ母が亡くなるかのカウントダウンで心はざわつき、母は苦しみ、父は半狂乱状態でした。それでも、あの時はコロナ禍で母の一番近い親族、つまり母から見て夫である父しかお見舞いに行けなくて。私は実は母が急変して救急搬送されてから母が鎮静に入るその日まで一度もお見舞いに行けず。社会人になるまでにあわよくばIELTSのスコアを達成し、高1から温めてきた海外MBAを実現するための受験資格を手に入れることだけがその時の唯一の心の支えでしたね。そんな中でも、IELTSも社会人になる前に志望校の既定のスコアどころが既定以上のスコアを取れた、大学院の修了証書も無事手に入れてもう就職するのみというところまで辿り着けました。が、それを待っていたかのように就職してすぐに母が亡くなりまして。そこから3週間ぐらい忌引きに入り、結局2022年の4月末ぐらいに社会人デビューという流れになりましたね。
社会人デビュー後は会社の先輩とか留学エージェントのサービスを活用して、プライベートの時間はほぼほぼ志望動機や面接練習をしていました。受験の詳細はこちら(https://note.com/thisweek_wasejyo/n/nbe1d98204ecf)に書きましたが、就活より情熱注いだ感はありますね。面接ではこれは学校にもよると思いますが、私が受けたところは日本の就活やMBA受験みたいな志望動機の深掘りというよりは、入学意思の確認がてら、過去の困難について、後は将来についての話を聞かれることが多かったですね。ちなみに、こんな正社員としての職歴が浅い、GPAも3.5超えてるみたいなのでもない私でも志望校からは面白い人扱い(?)されたらしく、それなりに高額な奨学金をもらえたり、なかなかいいフィードバックをもらえたりしましたね。

toki:
なるほど。お母様の命は長くないとお医者さんから言われたときとか、亡くなられたときとかって、どんな気持ちでしたか。

今週の輝けないワセジョ:
今でもやっぱり信じられない。自分ごとじゃないというか、現実じゃないという感じがしますね。まさに青天の霹靂過ぎてついていけないというか。残り少ないってわかっていても、それが祖父母じゃなくて親という一親等の死なだけに身近すぎて。それに対して、どう向き合えばいいのかがわからなかったですね。でも、かといって明らかにずっとお通夜ムードのまま送り出すわけにもいかない。だから、できるだけいつも通りに過ごしていましたが、父には悲しんでないのかなんて怒られることもよくありましたね。自分はこれからどう行動するべきなのかという葛藤は常にありました。
その葛藤など、誰かに気持ちを共有すればよかったのにって後から言われたりしましたけど、こんなことって私の世代で経験してる人ってそうそういないと思うんですよね。だからどうせ共有したところで誰もわかってくれないだろうと。事実、これは予想通りで、後から母が亡くなったと当時のTwitterでツイートしたら「わかるよ、私も彼氏と別れたときさ…」みたいな永遠の別れでもなさそうな体験談のリプが来たり。我々の世代だと「別れの経験」といえば、破局みたいな恋人との別れが圧倒的多数なんですよね。これは仕方ないことでしょうけど。

未来:今後の未来っていうのは、微妙ですね。どちらともいえないかもしれないです。ただ、1つ言えるのは大学受験とかMBA受験よりも人生を左右する出来事が続くんじゃないかなとは感じますね。

toki:
未来について、5年後10年後でも何年後でも構わないんですけれども、こういうことがしたいなとか、こういうふうになりたいなっていうようなイメージって何か今お持ちですか。

今週の輝けないワセジョ:
まずはMBAを修了しないことには何とも言えないんですけど、キャリアの面では職種を変えたいなと思ってます。より有名で高給取りになれる会社に行くとかではなく、職種を変えたいですね。

toki:
はい。

今週の輝けないワセジョ:
今、私は経理職なんですけど、マーケティング職とか経営企画職に行ってみたいなっていうふうには感じますね。ベンチャーでも大手でも、規模は問わないので。

toki:
なるほど。その心は何でしょう。

今週の輝けないワセジョ:
小学校5・6年生ぐらいから『カンブリア宮殿』とか『ガイアの夜明け』みたいな、その手のビジネス番組が結構好きだったんですよ。それで、大学や大学院で学んだり、MBAに進んでグループでディスカッションしたりとかワークをしたりしていくにつれて、経営学や経営企画、マーケティングが面白いなと思いまして。なので、キャリアの面ではまずは経理からマーケティングや経営企画系の職種に移りたいなと思っています。

toki:
うんうん。

今週の輝けないワセジョ:
MBA修了後は元の会社に戻りつつ、社内でその手のポジションに空きがないかを探したいですね。あとは同時に、社外に向けて転職活動を進めようかなっていうふうに思ってますね。

toki:
なるほど。経営学やマーケティングの魅力って、どういうところだと思いますか。

今週の輝けないワセジョ:
マーケティングといってもいろいろなものがあって、スティーブ・ジョブズみたいに「新しいものを出したから買え!」っていうスタイルもあると思うんですけど、それはそんなに常人が乱発できるものでもないので、私が思い描くのはそっちではなくて。
私が思う魅力は、言葉遣い次第で物の見せ方や見え方が変わるというところですかね。
そこが面白さの本質なのかなって思います。
経営学についてはこれはマーケティングにも被ると思いますが、文系科目の中でも身近で実践しやすいところでしょうか。例えば、私は今婚活を始めています。そんな中で、経営戦略論の授業でM&Aの話を学んだんですよ。その内容は戦略的に将来のパートナーを見つけて維持する方法がメインでしたが、結婚にも通ずるところがありそうだなと感じて。それで実際、自分の将来の婚活をテーマに経営戦略のレポートを書いたらクラスで3番目ぐらいに高評価でした笑。我ながら改めてそのレポートとMBA前の婚活ツイートの数々を比べると、戦略が明確化した気がします。うまくいくかはやってみないと分からない所もあるかなと思いますが。

toki:
なるほど。お仕事に関わらず、こういうことがしたいなとか、こういうふうになったらいいなと思われることって他にありますか。

今週の輝けないワセジョ:
プライベート面だと、婚活はしたいですね。直近まで交際していた相手は、大学3年生の秋ぐらいから6年以上交際していたのですが、今年の冬に破局してしまって。

toki:うん。

今週の輝けないワセジョ:
いつかはこの人と結婚するんだろうなって思っていただけに、これはこれで破局時の向き合い方がわからなかったですね。ましてや、話し合ってお互いに納得して別れたならまだしも、自然消滅だったので。結婚したい動機についてですが、周りの結婚ラッシュに影響を受けているのもそうですし、あとは何より私自身の家族がもう父しかいないんですね。
父だって6月末で還暦、もちろん父だって一生生きてるわけでもないので、そうすると父がいなくなった途端、自動的に天涯孤独になるんですね。そうなると、寂しいだけではなく、いざという時に支え合える相手がいなくなっちゃうんですよね。

toki:
うん。

今週の輝けないワセジョ:
今は留学中で家族が誰もいない環境で1人暮らししています。友人とよく連絡を取ったり会ったりはしていますが、やっぱり友人と会わない日は寂しいですね笑。あと、これ結構Xでも頻繁にツイートしていますが、今年の1月末から2月中旬にかけてまさかの寮で20代にして2回目の肺炎になってしまい…。1回目の20歳の時は実家にいて、家族に搬送されながら入院できたので寝て治すことだけに注力できたのですが、今回は1人だったので、そうはいかなかったんですね。療養中、食料が尽きたとき、オンラインスーパーで食糧を注文しましたが、寮から受け取り場所である寮の受付に行くのに坂があって。40度を超す熱の中、途中坂で何回もしゃがみ込みながら受け取ったものを寮の部屋に運搬していて、ああ…結婚しなきゃと感じていましたね。寮に帰ってそこで救急車を呼ぶのがここでの正解のはずですが、当時は脳死状態で気付けば結婚相談所をググっていました笑。なので、日本に帰国したら婚活しなきゃなっていうのは感じてますね。

toki:
なるほど。今の今週の輝けないワセジョさんから見た未来って、明るいか暗いかで言ったらどちらに近いですか。

今週の輝けないワセジョ:
今後の未来っていうのは、微妙ですね。どちらともいえないかもしれないです。ただ、1つ言えるのは大学受験とかMBA受験よりも人生を左右する出来事が続くんじゃないかなとは感じますね。
仕事に関しては、最近は転職も一般的になってきていますし、外資系は短期離職ってあまり気にしない傾向にあったりするので、いつでも挽回はできると思っていて。ただ、それでも履歴書には残りますからね、履歴書に残しても悔いがない仕事はしたいと思いますね。
婚活とか家庭を築くことについては、失敗したときのダメージが受験や就職・転職活動よりも大きいというか。今でこそ離婚も一般的になってきているのかなって思いますけど、まだまだ転職活動ほど軽いものではないじゃないですか。

toki:
うん。

今週の輝けないワセジョ:
なので、緊張感は必要そうですね。とはいえ、緊張してばかりも楽しくないので、緊張感は持ちながらも同時に希望を持って新しいことにもまたチャレンジしていくと良い未来になるのかなって思います。

toki:
今週の輝けないワセジョさんは、小学校のときから大学受験を目指して勉強を頑張ってこられたんだと思うんですが、もしも大学受験の話も出ず、学生時代は何をやってもいいよというような環境で過ごしていたとしたら、今の人生ってどのようなものになっていたと思われますか。

今週の輝けないワセジョ:
受験も何もしなくていいよっていう環境だったら、そのまま中高の環境に飲まれて、中高の教育方針でもあるいわゆる私立のお嬢様女子に行って、大学を出て何年かゆるりと働いて、結婚して、家庭に入る、みたいなことにもなってたかもしれないですかね。

toki:
なるほど。これから一番楽しみなことって何ですか。

今週の輝けないワセジョ:
直近だと、今住んでいるところがウェールズのど田舎なんですけど、明後日にロンドンに行って、Xのフォロワーさんに会いに行くことが楽しみです。
あとは、帰国する前にスペインにあるマラガというピカソが生まれ育った町にいくのも楽しみです。日本人にはまだまだ知られていないリゾート地なんですけど、治安が良くて西側諸国の都市の中ではそれなりに物価が安いみたいで。

toki:
うん。

今週の輝けないワセジョ:
長期的な目線で楽しみなところだと、婚活で今後どんな人に出会うのかなっていうことだったりとか、転職活動だったりとか。まず、仕事面についてですが、職種を変えることによって、新しくどんな仕事を体験できるのかなっていうのが楽しみですね。婚活については性質上当たり前ですが、それこそ1人1人と真剣に向き合うことになると思うんですね。もちろんその中でいろいろ思うところが出るかもしれないですが、それでもいろいろな人とお話しできるのが楽しみですね。

toki:
最後に何か言い残したことだったり、もっと話したかったところがあればお伺いしているのですが、いかがでしょうか?

今週の輝けないワセジョ:
最後のメッセージとして載せてもらえたらと思うんですが、まず、オンラインカテキョについてですね。宣伝になるので、ご興味ない方は飛ばしていただいて大丈夫です!こちらは…

指導可能科目

小学校:全科目(中学受験に関しては理科は指導不可です、ごめんなさい…。算数は偏差値55まで、国社は関東御三家合格経験ありということで70ぐらいまでOKです!)

中学:国数英社(高校受験は数学は偏差値60まで、国英社は75までいけます!)

高校:現代文、古文、漢文、英語、小論文、世界史、倫理、政治経済、数学IA(数学IAは共テレベルまで、それ以外は上は東大レベルまで指導&合格実績あります!)

大学の補習、大学編入学、大学院入試:政治、経営、社会学系の研究計画、英語、ドイツ語、政治・経営・社会学系の専門科目。(合格実績は東京外大編入や慶應MBAなど…。大学の補習なら日大、明治、ICU、慶應の文系など…)

海外大学・大学院入試:QSランクでいうところの200番以下に限ります

就活のWebテ:SPI、玉手箱、CUBICなど

英語4技能試験:TOEFL ibtは95まで,IELTs Academic 7, General 7.5まで,英検は5~1級,TOEICは970まで。

ドイツ語:日本のドイツ語技能検定試験(独検)2級レベルまで

簿記:日商簿記2級レベルまで

FP:2級まで

英文会計:USCPAのFARギリギリ合格レベルまで

ITパスポート:超絶私立文型脳向けです

人生相談

海外旅行の計画を立ててほしい:対象都市は下記の通りになります!
アジア:ソウル、香港、台北、バンコク、イスタンブール、イズミル
ヨーロッパ:ロンドン、バンガー、コペンハーゲン、オスロ、アムステルダム、ブリュッセル、ベルリン、ポツダム、ミュンヘン、ウィーン、ザルツブルク、ベネチア、フィレンツェ、リスボン、プラハ、ブダペスト、リュブリャナ、ブレッド、ワルシャワ
北米:トロント、オーランド、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガス、ホノルル、グアム、サイパン

などを承っております!

■指導可能時間
生徒さんみなさんと毎回次はいつにします?で決めて授業を〆ているので、固定にするもよし、自由に柔軟に決めるもよしです!日本時間表記で一応書いておくと…

・7/23まで:日:0時~8時、21時~24時
月:0時~9時、17時~20時、21時~24時
火:0時~9時、17時~20時、21時~24時
水:0時~9時、17時~20時、21時~22時、23時~24時
木:0時~9時、17時~18時、23時~24時
金:0時~9時、17時~20時、21時~24時
土:0時~9時、17時~18時、21時~24時

・7/24以降:日:19時~24時
月:8時~20時、21時~24時
火:8時~20時、21時~24時
水:8時~20時、21時~22時、23時~24時
木:8時~20時、21時~22時、23時~24時
金:8時~20時、21時~22時、23時~24時
土:8時~16時

■指導可能期間
→単発でも長期でもお気軽にお問い合わせください!

というわけで、長くなりましたが、気になった方はまずはXのdmまで!

そして次に、海外MBAってすごいねとXでよく言われるんですけど、全然そんなことはなくて。名門に行きたいっていうこだわりがなければ、運が良ければ今年の9月・10月の入学、普通に考えても25年1月や来年の夏・秋の入学に合わせて目指すことができますよ!これをご覧になっているそこのあなた、いかがです?海外MBAが気になる、中堅どころの海外MBAが気になる、Bangor UniversityのMBAが気になる皆さん、MBAではないけどBangor大学やイギリスのウェールズ留学が気になる皆さん、Xのdmやリプからコーヒーチャット(注:就活で言うところのOB訪問にあたるものです)お待ちしています!


最後に、海外って怖いところだよねというのもよく言われたりとかするんですけど、全然そんなことはなくて。日本でよくやってしまうようなフードコートの席取りのために荷物を置いておくみたいなことをしないとか、暗いところは1人で歩かないとか、最低限の防犯知識があれば楽しめると思います。語学面がいいからそう言えるんでしょ、なんてよく言われますが今時Google 翻訳でもなんでもありますし、出川イングリッシュでも何か言えばみんな助けてくれるので!

非日常を自分の目で見て感じられるのはすごく楽しい、というところは伝えたいですね。

toki:
ありがとうございます!

あとがき

文面から伝わったかもわかりませんが、ワセジョさんは非常に小気味よく、快活にお話ししてくださる方でした。

特に印象的だったのは過去のお話。
三刀流では収まりきらないほどのあらゆる出来事を経験しながらも、1秒たりとも止まることなく、人生という道をひたすら進み続ける心の強さには思わず感服しました。
そして今現在も自分の夢に向かって、はしごを登り続けるそのバイタリティ。
いくらか力を分けていただけないものか…と思いながらお話をお伺いしておりました…。

たとえ今週は"輝けなかった"としても、来週以降、ワセジョさんが輝きに満ち溢れた人生を送れますように。と、祈念して締めくくりたいと思います。
インタビューにご参加いただきありがとうございました!

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の無名人インタビューもお楽しみに。

【インタビュー・編集・あとがき:toki】

【編集:misato】

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