クラフト雑記 11/23
今日も今日とて、木材磨き。
『頑張らなきゃ』という使命感もあるけれど、それよりは『頑張りたい』という願いの方が強い。
クラフトやアクセサリー作成が好きなのもあるし、何より『思いを込めて作る』ということに魅力を感じているからだ。
それは、自分が着手していないジャンルにおいてもそう。町工場で部品などを作る工場勤務の方もそうだし、野菜を作る農家さん、はたまた曲を作る作曲家や映像や番組を作る作家さん。ストーリーを作る執筆家さん。それぞれの人が、それぞれの思いを込めて作るものは素晴らしいと、僕はそう思っている。
さて、今回僕がいま着手しているもの。作品を作るというよりは、データを作る…に近いのかもしれない。木材のさまざまな魅力を見出して、着目されずに埋もれている『獣道』を新たなる道にできたら面白いし、そこを往来する思いが多くできたなら、それは新たなる世界を生む。そんな思いをひとつ抱えて、僕は今日も木材を磨くのだ。
そして、僕の心を常に支えてくれているパートナーさん。いつも僕の心に火を灯し、絶やさぬようにその灯を守り続けてくれている。頭の下がる思いで、また、そんなパートナーさんをもっともっと笑顔にしたいと、そんな思いで作っているものもある。
実は、僕がコンセプトモデルとして作るものの大半は、『パートナーさんにあげたい』と思うものをコンセプトにしていたりもする。アクセサリーなんかは特にそうで、現在着手しているもののひとつは試作品として・ではあるが、完成した際にはその試作品…というか、記念すべき第一弾はパートナーさんにあげようと考えている。
ちなみに、これ。
別段、これを婚約指輪や結婚指輪にしようということではない。しかし、日常のなかでひとつ、アクセサリーとしてコーディネートするパーツとして楽しんでもらえたら良いな…と、そんな感じで着手している。今はまだ、途中。800番までしか磨き進められていないので、これからまだまだ長い。ちなみにサイズは、確認済。
そりゃ、素材的価値やブランド価値のあるものには到底敵わない。ただ、木を使う意味はたった一つ。『同じものが世界に一つとしてない』こと。そこに僕の思いを込めて作り、たった一人の大切なパートナーさんに、たった一つのプレゼントをしたいと思うのだ。
作っている間は、常にその方のことが頭をよぎる。今日は体調は大丈夫かな…とか、昨今の寒さに凍えていないかな…とか、ご飯はちゃんと食べられているかな…とか。そんなふうに、大切な人のことを頭に留めながら、大切な人に渡したいものを作っている時というのは、幸せな時間のひとつだ。思い、全集中。頑張りたい、という気持ちが溢れてくる。
とはいえ、あまり夜更かしすると心配をかけるからね。なるべく早く休まないと…とは思うのだが、なかなか、手が止まらないのだ。まだやめたくない、中断したくない…と。
明日も明日でまた、想いながら僕は木材を磨くのだろう。そしてそんな日々をいくつも超えて、完成品を届けられる日が待ち遠しい。
頑張らなきゃね。頑張りたいから。
僕のクラフトライフは、幸せでいっぱいだ。