ぼちぼちフォロワーがいて、ぼちぼち活動出来ているイラストレーターの本音
こんにちは。
今回はフリーランスのイラストレーターを初めて2年目である私が日々葛藤している事や不安に思っている事等つらつらと書いていきたいと思います。
大変グチグチした内容となっております。ただの愚痴記事になってしまうかもしれませんが、ご興味がありましたら読んでくださると嬉しいです。言い訳がましい事ばかりになると思います。
そして私と同じような気持ち・状況にいる方で「自分以外にも悩んでいる人はいるんだ」と少しでも安心できるような記事になれたら光栄です。
1. フリーランスのイラストレーターを志したきっかけ
まず何故私はイラストレーターになりたかったのか。あえてフリーランスという道を選んだのかについてお話したいと思います。
直結したお話ですと、まず新卒で就職した先が真っ黒なブラック企業で、退職をしたという事がスタート地点になっております。ブラック企業についての記事も纏めておりますので、もしよろしければ是非。(大変内容が暗いものとなっております。予めご了承下さい。)
「皮を剥いてみるとそこは真っ黒なブラック企業…結果うつ病になり、未遂までしてしまった。とある新入社員のお話。」
ここでうつ病を患った私は、日々をぼんやりと寝て過ごす日が多く、これでは不安感と罪悪感で圧し潰されて失踪してしまう、と思い、今まで趣味と専門時代に勉強をしていたイラストを描いて過ごす事にしました。
うつ病に関する記事はこちらです。
イラストを描くにあたりどこかに公表したいという気持ちになり、Twitterのアカウントを刷新して1からスタート。更新を全くしていなかったpixivでの活動も再開しました。
はじめは繋がりタグなどで色々な人脈を広げようとしていました。何せ、当初の私の目標は「Twitterでフォロワー1000人を超える」という事でしたから。今思えば、これが後に自分を苦しめてしまう事になったんだなと思います。
2. フォロワー数「0」から「1000」に増えるまで
まずフォロワー数を増やすにあたり、色々な事をしてきました。
1日1枚新しいイラストを公表する
タグを使って企画イラストに参加する
繋がりタグで周知してもらう
韓国語などを用いて外国の方にも周知してもらう
オリジナルイラストだけではなく版権イラストも描いて「〇周年」タグ等でファンの方に見てもらう
など、さまざまな事をしてきました。
結果、フォロワー数0だった私が、1年と少しで「フォロワー数1000人」を超える事が出来ました。
この時は大変嬉しく、ひとつの夢が叶ったような気分になりました。でも正直、この時嬉しさよりは、無に近い感情で素直に喜べていませんでした。理由は「フォロワー数が増えたからといってイラストの仕事がくるわけではない」と現実と理想の差に焦りまくっていたからです。
3. 周囲との歴然の差
私には今でも仲良くしてくれている専門時代の友達がたくさんいます。
その友達もフリーランスのイラストレーターをしていて、企業案件を貰ったり、フォロワー数が月に1000~2000人増えていたりと、着々と「有名イラストレーター」になりつつあります。
その他にもTwitterで繋がった相互さんの中でもバズりがきっかけで「万フォロワー」になった方、企業案件をたくさん頂き始めた方、1つのイラストに対する反応の多さ、そして何より手厚いファンの定着が見受けられました。
私は正直焦っていました。いや、今も焦っています。焦って、何で自分は他の人と違ってフォロワー数が爆発的でなくても増えないのだろう、仕事が全然来ないんだろう、と周囲とのレベルの差が歴然としている現実が、正直つらいです。
イラストレーターだけに限らず、自分の軸をしっかりと持った仕事をするという人生は「長距離マラソン」と同じだという言葉をどこかで目にした事があります。
短距離型の人だと、スタートダッシュから疾走感のある活動で、ファンや仕事等を着実に得ている。バズりも武器に「結果が短期間で見えてくる」人達であり、
対する長距離型の人は、スタートダッシュからゆっくりで、活動もゆっくり着実に正確にこなしながら、ゆくゆくはとあるきっかけか何かでファンや仕事が増えていく。
この短距離型と長距離型の人は決まって何かしらの「ゴール」に向かって、日々活動をされています。なのでTwitterしかり、pixivしかり、ファンの数や作品に対する反応、フォロワー数などは道中の「観客」で、一番重要なのはその「ゴール」に辿り着ける体力と精神力があるかどうか、という事だという話を聞いた事があります。
短距離だろうが、長距離だろうが、上位のマラソン選手は相手の順位を気にするのは当たり前なので割愛しますが、
ペースは人それぞれだから人と比べても何にもならないという事
脇道にそれる事もマラソン(人生)の道中である事
大切なのは道中ではなく「ゴールに辿り着く体力・精神力」があるかという事
これらが大きく関わってくるという話を聞きました。
この話を聞いた時は、なるほど、と思ったのと、自分は完全に長距離型だな、と思いました。そして自信を少し失いました。
それは、果たして自分に「ゴール」という明確な目標に向かって、きちんと辿り着く事が出来るのだろうかという不安が勝ってしまったからです。
4. 駆け出しだけど、少しイラストの仕事を齧っている自分だから正直に思う事
私はありがたい事にイラストの仕事を全くした事があるわけではない、という事ではなく、企業様や個人の方からいくつか頂いた事もあります。
そういう私だからこそ、余計に感じる事があります。それは前述した通り「人とのレベルの差」です。
比べても何にもならないってさっき言ってたじゃん!と思われる方。まさしくその通りです。人と比べても何にもなりません。人は人、うちはうちなのですから。
でも私の中には焦りがあります。莫大な焦りです。それはもう毎日のイラストレーター生活を切迫する程の負担です。
まず、Twitterに関しては、着々と技術力を伸ばしている相互さんをTLで見かけるのがつらく、1つのイラストに対して何千の反応がついているのを見るのがしんどいです。
片や私のイラストは、1日1枚イラストを公表しているにも関わらず、数十の反応のみ。多くて何百か、です。それでもありがたいのですが、自分の納得する数ではありません。
その方と私のイラストのツボや作風も全く違うし(中には似ている方もいますが)そもそもフォロワー数も違う、フォロワーでも「RTしたがる方」「RTしたがらない方」いると思うので、前者だと言わずもがな周知されやすいですよね。そして自ずと反応も増えていく。フォロワー数も増えていきます。
正直、いいなあと、心の底から思います。
その方がされている努力や勉強は、人の目に触れないだけで、物凄い量のものをこなしている。1日1枚イラストじゃなくても、模写や自分のポテンシャルに繋がるインプットを沢山されている。それは分かっています。重々、分かっています。
だけど私もそれなりの努力はしているつもりです。「つもり」じゃ意味が無い。「つもり」だから、数として結果が伴っていない。分かっています。何度も自分にそう言い聞かせました。その人以上の努力をしたらいい。勉強をしたらいい。自分が胸を張って言える「確証」を作り出せばいい。
だけど現実、そう上手くいかない。
5. 最近の私
自分はこのままではいけないはずなのに、もっと努力をしなければ置いて行かれるだけなのに。今こうしている時間も全部イラストの事に割いていれば、結果が変わって良い事が起きるかもしれないのに。
やろう、やろう、と思えば思うほど、イラストを描きたくなくなってしまう。
そうしているうちに、1か月が過ぎ、2か月が過ぎ、3か月が過ぎて…。
気付けば「フリーランスのイラストレーターをやろう」と思ってから既に1年は経ちました。でも、自分の中で自信として持てる確証はまだ1つもありません。
恥ずかしい。そう思えるようにもなりました。
勿論、イラストの実績が欲しいからギブをただ待っているだけではありません。即売会に行ってイラスト本を売ったり、クラウドソーシングに登録しまくったり、pixivでもTwitterでも「仕事募集」を掛けてみたりもしています。
ありがたい事にお話はいくつかちらほら頂くのですが、報酬がめちゃくちゃ安価だったり、入院が重なってしまったりと、色々ご縁がない状況にありました。
こうしてみると言い訳を逃げ道にして、見たくない現実を見ないようにしているような、甘えのような主張に見えると思います。私も自覚しています。言い訳をして逃げているだけだと。本当にイラストでご飯を食べていきたいなら人一倍努力をしなくちゃいけない、勉強をしなくちゃいけないと。
でももう、心が折れかけているんです。やらなくちゃいけないと思えば思うほど嫌になっていって、自分が情けなくなっていって、周囲と比べて嫌になったり。今はもうTwitterを見るのも嫌になりました。
主に自分が最近嫌になっている事は、
TwitterのTLで相互さんのイラストを見るのが嫌になった
相互さんのイラストがバズるのが羨ましい
相互さんのフォロワーが増えていっているのが羨ましい
即売会に行けないご時世で、イラスト本の通販が全く売れない
イラストをあげるとフォロワーが減る
全くネガティブな内容じゃないのにツイートをするとフォロワーが減る
どんどん孤立していくのを感じる
イラストの仕事が全くこない
イラストの事を考えると物凄いストレスになる
相互さんから何故かブロックされている
相互さんからプロフやツイートの仕方を真似られたが、その相互さんは着実にフォロワーが増えている
挙げるとキリがありません。
「イラスト 仕事 もらうには」「イラスト 仕事 こない」「イラスト 仕事 受ける」「Twitter フォロワー 増やす」
たくさん検索しました。検索して出てきた記事通りの事もしてきました。でも、ダメでした。多分、私のイラストの技術が拙くて、受けないからなんだろうな、と自覚しています。
6. 匿名でこのアカウントを立ち上げた理由
じゃあ、このアカウントは何でイラストレーターの名義じゃないのか。もしかするとイラストレーターの名義にしておくと、お仕事がくるかもしれないのに。アピールする事が出来るのに。
それも考えました。でも、それ以上に、自分が普段こんな風に思っている、という事が周囲に知られたくない。いわば、虚勢ですね。張っているんです。常のイラストレーターのアカウントでは。
良い人と思われたい、というよりは、ネガティブなツイートをすれば「そういう人」というレッテルが張られます。そうすれば仕事に繋がったかもしれない話も無かったことになる。
それが分かっているので、普段のイラストレーターのアカウントでは「明るく」「リプライもFF外でもため口でも丁寧に返して」「イラストを毎日届ける」精一杯の明るさを保っています。保っている、つもりです。外面だけですね。
これだけ見るとめちゃくちゃ性格悪い人みたいですよね(笑)
人に好かれたいから、人の好さそうな性格を演じる。でも心では「妬ましい」「羨ましい」「悔しい」「悲しい」「つらい」のオンパレード。でも、これは自論なのですが、意外とこう思っている人って少なくないんじゃないかな、と思ってるんです。
誰しも性格に二面性というのはあって、「他所向けの面」と「自分だけしか知らない面」があると思います。それをTwitterやnoteで自分を偽らず言えるか、私のように匿名でこうしてグチグチと書くか、それはその人の好き好きですよね。
私の相互さんにもいるんですが、イラストはめちゃくちゃ上手なのですが、日々のツイートが攻撃的なのと炎上系に噛み付くタイプの人で、それのせいで「イラストは上手いのにフォローしたくない」とか、もはや「イラスト上手くない(万フォロワーでもない)のに大口叩くな」という心無いリプライと戦っているのを見たことがあります。
正直、あっけらかんと自分自身を包み隠さず公にして、なお人に支持されるという人は一握りしかいないというのは分かっているのですが、反面、羨ましいなと思う時もあります。
何せ、こうして匿名でアカウントを立ち上げてグチグチ記事にしなくても、手軽に「フォロワー増えなくてイラストあげる意味なくね?」とツイートしてしまえば、1日1日小分けにしてストレスを分散出来て、こうしてため込むこともないんですから。
偏にその人たちが100%ストレスを捌けられているかと言えばそうじゃないと思います。その人なりにやってくる反応に一喜一憂したりしていて、それはそれで相当精神力がいる生活なんだろうなと思います。
なのでそうしている方はそうしているなりの大変さがあるんだと思います。
7. つまり私が言いたい事
だいぶグチグチしてしまいました。情けない。
じゃあ私がやりたい事って何だろう、と改めて文字に起こしてみる事にしました。それは確実に私の目標になるからです。
フォロワー10000人を目指す
イラスト本100部完売を目指す
イラストの仕事でご飯を食べていきたい
イラストの反応1万越えを体験したい
イラストの反応はいつも少なくても数百欲しい
Twitterに対してストレスを感じないようになりたい
相互さんを心の底から応援したい
数にとらわれないように自分の中で「自信」を築きたい
大好きなイラストレーターさんみたいに自信に満ちた日々を送りたい
pixivで常にランキング入りしたい
今思いつく事はこれくらいです。増えたら、増やします。まるでタスクみたいですね(笑)
「数にとらわれない」「Twitterにストレスを感じないようにしたい」この2つはマストですね。今すぐでもこなしたい目標です。
ここまでグチグチ書いてきましたが、うつ病という事もあり、日々の情緒の上下が凄まじいので、正直毎日生きているのもしんどいです。うつ病の毎日について纏めた記事を先程紹介したのですが、本当にしんどいんですよね。
まずは体調を整えてから、スタートラインに立つべきだったかなあ、とも思っています。Twitterなんてストレスしかない世界って分かっているのに、何で目標高々に始めちゃったんだろう、とか(笑)
私のこの記事を見て、もし同じような心境の方がいらっしゃったら、共に頑張らず、頑張りましょう。今の情緒で「無理」は絶対、身にならないと思っています。空元気のようなもので、空回って、結果が出れば良しですが、出なければ筆が折れる結末になりかねないと危惧しているからです。
実際、私も今、筆と心が折れかけています。ほぼ、ぽっきりいきそうなレベルで、皮一枚で繋がっているような感じですね。
SNSなんて一時の流行で切り捨ても早いよー!と突っ撥ねられたら楽なんですがね…。
この記事を読む未来の自分。イラストでご飯食べていけてますか?Twitterのフォロワーはどうですか?反応は?
この時期の苦労が無駄にならなかった、といえる未来がきてくれたら嬉しいです。
もし私のイラストやTwitterのアカウントが気になる!って方がいらっしゃったら嬉しいです。1日1枚イラストをアップしてます。見ていて暇つぶしにはなるかな…どうかな…という感じですが(笑)
まずは体調を整えてから。ぼちぼち頑張らず頑張りたいと思います。
サポートを頂きました折には、今後の活動に役立たせて頂きます。いつもありがとうございます。