パチンコ好きの友人が教えてくれた生き方の価値
学歴や年収が重視される現代の日本ではそういったものを持っていないととても生きづらいと感じることが多い。確かに、学歴があることや高い年収を得ていることは一般的には成功とみなされがちだし社会的な評価も受けやすい。しかし、その一方でそんな基準ばかりが持ち上げられる世の中は非常に不公平で息苦しいものだと感じる。
たしかに、こんなことを言うのは「負け犬の遠吠え」に聞こえるかもしれない。でも、それでも僕は声を上げたい。何故なら、僕の周りにもそうした「学歴や年収」だけでは語れない価値ある人間がいるからだ。
例えば、僕の友人の一人を紹介しよう。彼はパチンコが大好きで毎日のように通っている。彼の仕事は日雇い労働で特に専門的なスキルがあるわけでも特別な学歴があるわけでもない。しかし、それでも彼は毎年500万円以上を稼いでいる。これって、凄くないか？毎日、汗を流して12時間以上も働いてその大部分を自分の好きなこと、つまりパチンコに使っている。しかも、ほとんど毎月負けている。
これを聞いて、「無駄遣いじゃないか？」とか、「もっと他のことにお金を使えばいいのに」と思う人もいるだろう。でも、僕は違う見方をしている。彼は自分の好きなことに全力でお金を使っている。それが彼にとっての幸せなんだ。たしかに、一般的な価値観からすると「パチンコにお金をつぎ込むのは愚かだ」と言われるかもしれない。でも、彼は自分の人生を楽しんでいるんだ。それが他人の価値観にそぐわなくても彼にとってはそれが正しい選択だと思う。
ここで僕が言いたいのは学歴や年収、あるいは知識や教養がないからといって、その人が「価値がない」わけではないということ。社会が決めた物差しで人の価値を測るのはあまりにも一面的で不公平だ。その人なりの幸せや価値観があるし、それは他人がとやかく言うべきことじゃない。友人のように好きなことに全力で取り組み自分の幸せを追求している人がいる。それがパチンコであっても他の趣味であってもそれはその人の人生の一部であり大切なものなんだ。
もっと言えば彼のように学歴や専門的なスキルがない人たちだって実際にはとても重要な役割を果たしている。彼がやっている日雇いの仕事、決して楽なものではないし誰もがやりたがる仕事ではない。しかし、そんな仕事をこなすことで彼は自分なりに社会に貢献している。誰かがやらなければならない仕事を担っているんだ。それに対して社会はもっと感謝するべきじゃないだろうか？
もちろん、知識や教養があるに越したことはないしコミュニケーション能力が高い方が生きやすいのは間違いない。でも、それが全てではない。もっと多様な価値観を受け入れる社会が必要なんだと思う。人にはそれぞれの幸せがあってそれは一律の基準で測れるものじゃない。学歴がなくても、年収が低くても、その人なりに全力で生きているならそれを尊重する社会であってほしい。
僕の友人の話に戻るけど、彼は確かにパチンコでほとんどのお金を使ってしまうけどそれでも彼の人生には意味があると思う。毎日働いてその稼ぎを自分の好きなことに使っている。それが彼の生き方であり、彼なりの楽しみ方なんだ。僕はその姿を見て何かを学ぶことがある。彼は他人の目を気にせず自分の好きなことに没頭している。そんな姿勢は現代の「成功」を求める社会の中でむしろ清々しい。
結局のところ、僕たちは他人を評価するときにあまりにも「成功」とか「結果」にこだわりすぎているんじゃないだろうか？その人がどれだけ幸せに生きているか、どれだけ自分の人生を楽しんでいるか、そういう視点も大切にしたい。学歴や年収で人を測るのは簡単だけど、それだけが人生の全てじゃない。それを忘れてはいけない。
だから、僕はこれからも彼のような人たちを応援したいと思う。学歴や年収、知識や教養がなくてもその人なりの価値や幸せがある。それを認めてもっと思いやりのある社会になってほしいと願っている。
世の中はもっと多様な価値観を受け入れるべきだし、それぞれの人生に意味があるということを忘れないでほしい。僕たちはみんな違う背景や価値観を持っているしそれを尊重し合うことでもっと生きやすい社会になるはずだと思う。
Noteにて書かせて頂いた題材を中心に
Spotify for Podcastersにてお話させて頂いております。
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神奈川・三浦海岸に位置するビンテージ・セレクトショップ「UNKNOWN」の
オーナーによるラジオ番組。
古着と言う知識だけではなく
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流行りや時代の進化を音源や思想を通しながらお話ししています。
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