マダミスのジャンル拡張宣言を見て
皆さん、こんにちは。秋山です。
にっしーさんのnote記事が話題を呼んでいます。
主旨としては、マダミスという言葉の定義を「犯人探しのゲーム」という狭義のゲームから「各プレイヤーが登場人物の1人となって行動し、物語を体験するエンターテイメント」という広義のエンターテイメントに拡張しましょう、というものです。
背景として、従来の定義に収まらない体験型コンテンツが多数リリースされているものの、それらを総称する適切なジャンル名がないそうです。それが業界の発展を妨げているため、マダミスという言葉を体験型コンテンツを総称する言葉にすれば業界が拡大するでしょう、とのことです。
尚、この記事内において、基本的にマーダーミステリーという言葉は、1箇所を除いて使われていないのが特徴です。このことから、にっしーさんの中ではマダミス≠マーダーミステリーであることが読み取れます。
より詳細に知りたい方は、ぜひ、にっしーさんの記事をご覧ください。
ジャンル拡張宣言を受けて
わたしの観測範囲ですと『5DIVE』の佐賀屋さんと、『時の檻』の星屑さんが反応されていました。
おふたりともLARPの方なので、どちらかと言うと常日頃からLARPに携わっている方の目線です。
それ以外ですと、X(旧Twitter)のリプ欄や引用RP欄を見ると、より多くの方が、どのように受け取ったかを確認できます。
ここまでをばくぜんと踏まえたうえで、以下、わたしの考えとなります。
マーダーミステリーは2種類ある
最初に断わっておきますが、わたしは、あまり言葉を省略するのが好みでなく、字数制限がなければ可能な限り正式名称で記載するようにしています。ボードゲームもボドゲと略さず、ボードゲームと普段から書いています。そのため、ここではマーダーミステリーで呼称を統一します。にっしーさん定義のマダミスとは異なるという観点でも好都合であると感じています。
さて、わたしは、マーダーミステリーは2種類あると考えています。
2種類に分けられる。ではなく、まったく異なる2種類のものが、同じマーダーミステリーと呼ばれという極めて奇妙な現象が発生している、そう感じています。
このことに気づいたのは、あるリアル謎解きゲームの公演に参加したときです。制限時間の60分を経て、司会が謎の解説を行っているのを聞きながら、わたしはぼんやり、
「これ、持ち帰り謎で良かったんじゃない?」
そう、思いました。
直後、
「マーダーミステリーも一緒だ」
そう、気づきました。
ここでタイトル画像です。
前置きが長くなりましたが、本記事「秋山真琴のミステリーラボラトリー」は『アナログゲームマガジン』で連載している記事となります。ここから先は定期購読者のみが読める形式となります。試し読み部分で「面白そう!」と感じていただけましたら、ぜひ定期購読(月額500円、初月無料)をご検討ください。
定期購読いただきますと本記事だけでなく、わたしが『アナログゲームマガジン』で過去に書いた全記事、わたし以外のライターが書いた全記事も読み放題になります。よろしくお願いします。
ここから先は
アナログゲームマガジン
あなたの世界を広げる『アナログゲームマガジン』は月額500円(初月無料)のサブスクリプション型ウェブマガジンです。 ボードゲーム、マーダー…
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。サポートは次の記事を書くための、カフェのコーヒー代にさせていただきます。