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【第7回】トランプ対談(草場純✕秋山真琴)

読者の皆さん、こんにちは。秋山です。
本記事は『アナログゲームマガジン』で連載中の『トランプ対談』の第7回となります。最初から順番に読みたいという方は、ぜひ第1回からお読みください。

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「ボードゲーム読書会について」

秋山 今回は早速、トランプから話が離れますけれど、先だって第100回を迎えたボードゲーム読書会についてお話をお聞かせいただけますでしょうか。

草場 聞いてる人が何が聞きたいのかなと思うんだけど、ボードゲーム読書会は、毎月一回第四金曜日にやってるんですが、もう足掛け8年で、百回を迎えましたと。

秋山 私の感覚ですと、世の中にはボードゲーム読書会を知らない方の方が多いです。

草場 私もだれが知ってるか知らないんですけど。

秋山 草場さんとして、参加者を増やしたいという想いはあるのでしょうか。

草場 まあ来るものは拒まずですな。だから無理やりに一生懸命宣伝して増やすっていう気持ちはないわけです。なぜかというと、内容がわりと固いので。これがゲーム会だと、面白いゲームがあるからおいでって言えるんですけれども、読書会はお勉強会みたいなところがあるので、誰でも彼でももちろんウエルカムなんですが、中身がそういうもんだってことをちょっと認識してからね。入っていただいた方がいいかなと思いますね。

秋山 この対談を連載しているアナログゲームマガジンは月額500円の有料ウェブマガジンになりますので、定期購読してくださっている方は、ボードゲーム読書会に向いているのではと感じます。

草場 ええだから、ここの視聴者の持つ需要にはマッチしてるかもしれない。で中身はですね。小野さんにね、記事を書いてもらったんですが、ちょっとあれはかいつまみ過ぎてんです。

草場 で、スタートから話すと、いたるさんと澤田さんが、ボードゲームの翻訳されてないいい本がたくさんあるから、それを読もうじゃないかということで、二人でなんか喫茶店で始めたらしいんですね。その辺のことは私は知らないんですよ。私が入る前でしたから。でそれで何回かやった後に私に声をかけてくれたと。なんでかっていうと、私ももちろんそういう興味があるのは前提ですけれども、私は場所を提供できると。実は高田馬場ブリッジセンターは夜は私が自由に、自由にっていうとちょっと語弊があるけども、要するにあそこのオーナーの好意でですね、私が鍵を預かっていて、夜なら一人いくらという料金で使わせてもらえている。高田馬場ブリッジセンターって昼間はねたくさんブリッジをやる人が来るんですけど、夜は空いてるんですよね。だからある意味もったいないので、一人いくらいくらか払っていただければ、使っていいですよって言って鍵を預かったんですね。だから、場所をほぼ自由に使えると、もちろん原状復帰しなきゃいけないし、使いかたは注意しなきゃいけないんですけれども。そうすると場所を毎回提供できるので丁度いいと。トランプ勉強会と同じですよね。だからトランプ勉強会と同じように、ボードゲーム読書会をやっていると。トランプ勉強会は日曜の18時からやってますけど、それを金曜の20時からやってるっていう感じです。こんなんでいいでしょうかね。

秋山 ありがとうございます。私も1回だけリアルで参加させていただきましたが、非常に楽しかったです。そのときの課題図書は、雑誌『Tired Of』の創刊号と『ゲームメカニクス大全』の8章でしたが、参加されている方の見識が深く、ディスカッションの密度がとても高かったです。

秋山 ボードゲームはゲームであるが故に、プレイヤーとデザイナーが人口の過半数を占めており、言語化のレベルに至っていないひとが多い印象ですが、その一方で、このレベルで議論できる方もいるところにはいるのだと感動しました。ただ、その1回の参加で満足してしまったのは出不精だからですね。引っ越してから終電が早まったこともあり、特に金曜夜の遅めの時間から始まる会からは、足が遠ざかってしまいます。もっともSkypeでは時々、参加させていただいています。あの雰囲気を掴みたい、でも勝手の分からない環境に飛びこむのは敬遠。そういう方はSkypeで聞くだけ聞いてみて、面白そうであれば実際に足を運ぶ、という形式が良いかもしれないですね。

草場 Skypeでしか参加されない方もたくさんいますよ。例えば、綾茂さんっていう北海道の方は、まさか毎週北海道から出てくるような、まあ福岡からくる人もいるから何とも言えないけど、まあなかなかできないので、一回もリアルで参加はしてないですね。で、毎回skypeで聞いてらっしゃると。そういう熱心な方もいます。それから、リアルにいつも参加してるんですけれども、体調とか仕事とかいろんな事情で毎回は出られないっていう人も、来られる時は来て、来られない時は聞いてるっていう形でやってる方もいらっしゃいます。最近だと、次回の次回か次回発表なさる予定の、何ですか?私はそのへんは不案内なんですけどもえっと鉄拳というえいまあ

秋山 Dr.さんですか?

草場 えっとあ、そうそうそうそう、「鉄拳」の発表してくださるということで、それは楽しみだなと思ったんですよね。ええドクターさんは、三回に一回か四回に一回いらして、残りはskypeかなという感じですね。でも毎回参加してるわけで、そうオンラインかオフラインかっていうだけの話で、しかもわりと初期からいらっしゃる方なんです。

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