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ちょっとまって!その動画編集って大丈夫?商用動画のBGMチェック4項目!
みなさん、こんにちは🤗
夏が待ち遠しくて、思わず夏休みの予定を考えてしまう広報の松野です!
(最近は夏にかけたくなるBGMを探して、気分を盛り上げています🤩)
今回は、「ちょっとまって!その動画編集って大丈夫?商用動画のBGMチェック4項目!」と題して、動画制作をする際に気を付けなければならない点(BGM・音響編)をお伝えします。
最近は社内で、自社の商品や活動、会社そのものについて動画を作成するケースも増えてきています。もしくは副業フリーランスで、動画編集を始めた方もいらっしゃるかもしれません。
「初めての動画制作だけど、何を気を付けたらいいのか分からない...」とお考えの企業ご担当者様や、動画の編集を始めてみる方に向けて、「ユニゾンではこんなことに気を付けています!」という形で書いてみました。
今回一番大切な点は「商用利用の動画の中に楽曲を使用する際は、無料、有料の音源に関わらずちゃんと利用規約を確認しましょう!」
この一点に尽きます…。
ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです!
ちなみに今回説明する素材は、ネット上でダウンロード可能な無料/有料の音源が対象となります。
アーティストがCDやサブスクリプション型のアプリケーションを通して、一般的に販売している楽曲は別の取り扱いになりますので、その点ご注意ください。
ユニゾンで作成した動画でもそのようなケースがあったので、改めて記事を作成する予定ですが、その場合の対処は下記の記事が参考になります。
それではスタートです!
項目1:作成する動画は商用利用か、個人利用か?
まず1つ目は「製作する動画は商用利用か、個人利用か」です。
ちなみによく言われる「商用利用」と「個人利用」ですが、よく下記の通りで説明されます。
「商用利用」
コンテンツや素材などを作成物の中で用いることによって、
金銭的な対価を得ること
「個人利用」
個人が楽しむためにその素材を使用すること。
ここで注意が必要なのは、個人で楽しむために作る動画とビジネスで使用するために作る動画とでは大きな違いがあること。
基本的に会社のPRや商品説明、会社説明のために作成する動画は、ビジネスの場で使用されるため「商用利用」に分類されます。
また、「社内用であれば大丈夫!」との認識を抱いてしまうこともあるかもしれませんが、基本は会社で使用する動画であるため、商用利用の動画として様々な点をしっかりと確認して作成したほうが良いでしょう。
項目2:素材を使用する際に実際に気を付けること
2つ目のチェック項目は「気をつけなきゃいけない著作権」です。
商用利用のための動画制作と言っても、探す手間や金額もそこまでかけられないもの...。
しかしいざ素材を使用する時に、どんなことに気を付けなければならないか意外と曖昧ですよね…。
漠然と「著作権が大事!」と言われてもどんなことに注意すればいいのか分かりにくいので、ここでは必要な点を絞って紹介します。
まず、どのサイトでも必ず「利用規約」を確認すること。
ありがちなのは「フリー素材だ!」と内容をよく確認せずに使ってしまい、後で大きな問題になってしまうこと。
どんなに無料で利用できても、「著作権」を守るために利用規約の中だけで使用することが大切なので、そこを守るようにしましょう。
上記に加えて現在様々な音楽素材提供サイトが存在していますが、
下記の2点は最低限でも確認することをおススメします!
入手できる素材は有料か、無料か
掲載時のクレジット表記(入手元の記載)は必要なのか
①素材は有料?無料?
まず、有料と無料の素材に関して説明します。
無料で入手する素材に対して、有料の素材の方がバリエーションは多いという利点があります。
また、場合によってはクレジット表記の有無も必要がないことも。
(念のため、有料で入手する素材の場合でも利用規約は「必ず」ご確認ください!)
一方、無料でダウンロード・使用が可能な楽曲、素材の中にはクレジット表記に関する細かい規定や、1作品の中の使用点数に上限があるものもあります。
最近ではいらすとやさんの例が話題になっていますね💦
加えて有料/無料の素材に関わらず、その音源や作品を使い、動画や物品を販売し利益を得ることは多くのサイトで禁止されています。
また、無料素材を使う場合でも、編集や加工が可能かの確認は必要です。
あまりにも編集を加えすぎてしまうと、著作権を侵害してしまう恐れがあります。
②掲載時のクレジット表記は必要?
次に、クレジット表記に関してです。
クレジット表記とは、各コンテンツや素材の著作者、提供者がだれなのかを示す表記の事を指しています。
これを表記することで、著作者を明確にし、著作権を保護することに役立ちます。
掲載時のクレジットの表記については、「表記を任意でお願いしている」や「表記をすれば無料で使用可」などサイトによって異なります。
この点の注意を怠ってしまうと、様々な権利を侵害し、会社にもダメージが発生してしまうこともあります。
項目3:クレジット表記の確認と表記の仕方について(利用規約を必ず確認!)
次にクレジット表記の確認場所や、表記の仕方に関して説明します。
まず、項目2でお伝えしたように、素材を入手する前にサイトの利用規約を全て確認し、素材を選定・使用することをお勧めします。
(動画を作った後にその楽曲が使えなくなってしまったパターンが一番悲しいですし…)
クレジット表記に関しても、基本的には利用規約に書いてあるので、そこをチェックしてください。
ここで注意が必要なのは、表記はサイトによって異なっていることもあるので、表記の仕方に関してもサイトごとに一度細かくチェックしましょう。
この記事の最後に英語で表記されているサイトも紹介しています。
そのためここからは、日本語版と英語版でも特にどのようなことに気をつければいいのかご紹介します。
・日本語の場合
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BGMerのサイトから引用:https://bgmer.net/terms
利用規約ページに上記のような形で記載されている場合が多いです。
言わずもがなですが、クレジットの表記に関しては「任意」や「必須」など、必要なことはまちまちです。
・英語版の場合
英語版のサイトで一般的な例としては、下記のような表記が見られます。
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Chosicのサイトから引用:https://www.chosic.com/download-audio/27966/
上記の文言を翻訳すると、
「この楽曲はYouTubeでの収益化のような商用利用も可能ではあるが、動画の概要欄でのクレジット表記を必ず行わなければならない」と記載されています。
実際の表記の手順としては右上の黒いcopyのボタンを押して文面をコピー、概要欄に張り付けることが求められています。
基本的に海外サイトでは、このような形でクレジット表記を行う(文面をコピーし、概要欄等に張り付け)ことが多く、いちいち細かく0からすべて記載しなければならないということはありません。
*ここで注意!*
BGMを使用した動画を公開した後に規約が変更となり、記載が必要になることもあります。
そのためサイト上に「任意」と記載されている場合でも、基本的にはクレジットの記載が楽曲についている場合は記載したほうが間違いはありません。
(記載することでそのサイトの応援につながることも!!!)
今回の例としては必ず記載しなければならないものとそうでないものをご紹介しましたが、これもサイトによって異なります。
分かりにくい文面等があれば、翻訳ツールなどを使用し、内容を確認、クレジットの表記はなるべく行うようにしましょう。
項目4:おすすめ楽曲素材提供サイト(2023年6月時点)
4つ目は、「実際にどんなサイトを使用しているの?」の観点から、無料の楽曲提供サイトを集めてみました。
サイトのリンクと合わせて、サイトに掲載されている楽曲の特徴、クレジット表記の有無についてまとめてみました。ユニゾン動画編集担当者のセレクトです!
ただし前段で説明した通り、利用規約に関しては改定になる可能性があります。
現時点での参考ですので、利用するときには必ず規約を確認の上、使用するようにしてください。
①BGmer
サイトの特徴:
ポップ、カジュアル、アコースティック、ローファイ系の楽曲が多いイメージです。
Vlogやファッション系、生活雑貨の商品動画などにも使用しやすいのではないでしょうか。クオリティの高い楽曲が多いことも特徴です。
クレジットの表記:任意
② OtoLogic
サイトの特徴:
BGMで使う楽曲だけでなく、ジングルや短い効果音などの音(楽曲)も多いことが特徴です。効果音では細かく項目が設けられていて、希望の音源も見つけやすくなっています。
クレジット表記:必須(表記すれば無料)
③Chosic
https://www.chosic.com/free-music/all/
サイトの特徴:
海外サイトで様々なカテゴライズから楽曲を探すことが可能。楽曲の幅も、Vlogなどでも使えそうなポップなものから、企業説明や、商品説明、プレゼンテーションなどでも使えそうなものまで、幅広く揃っています。
(上記のリンクは、曲の持つ雰囲気で検索できるページを載せています。)
クレジット表記:それぞれの楽曲によって異なる
④Unminus
サイトの特徴:
③と同じく海外サイトで、よりおしゃれな感じの楽曲が多いです。ファッションやアート、クリエイティブな雰囲気を演出するときにはピッタリ。
その他にもプロモーション系、何かの製作過程を記録した動画(メイキング動画)のBGMとしても効果的です。
クレジットの表記:任意
⑤DOVA-SYNDROME
サイトの特徴:
投稿に制限がないことから誰でも簡単に投稿できる楽曲提供サイトです。
幅広い音源が揃っており、手作り感を演出したい時や、ゲームチックなコンテンツの音などを再現したいときには有効です。
クレジット表記:不要
⑥効果音ラボ
サイトの特徴:
Youtuber御用達と言えるほど、基本的には色々なところで使われている音源が揃っています。BGMよりはサイト名通り効果音がメインで揃っており、動画内での場面展開や使いやすい効果音などがあります。
クレジット表記:不要
ということで、今回は商用動画のBGM についてお伝えしました。
少し前までは商用利用できる音源の素材を見つけることはなかなか難しかったのですが、最近では楽曲素材提供サイトが増え、素材を見つけやすくなってきました。
ルールを守って動画制作をどんどん楽しんでいきましょう!
それではまた次の記事でお会いできるのを楽しみにしております😊
ユニゾンシステムズでは、一緒に働く仲間を募集しています。
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