ゆにぞんのれきし Vol.2 (1995年~2003年)
みなさん、こんにちは🤗
最近は暑い日が続いていますが、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
もしかしたら夏休みに入られている方もいらっしゃるかも?
今年の夏は、自由に動けそうなので色々楽しみですね!
ということで前回から始めている『ゆにぞんのれきし』シリーズも、
今回で第2弾!
ちなみに、前回の投稿が5月だったので、時がたつのも早いですね💦
前回の記事はこちら↓
「ユニゾンって実際はどんなものを作ってきたの?」
「どんな業界のどんな開発してた?」
と思ったみなさんの参考になればうれしいです!
それではいってみましょー!
1. 「SPOTLITE」でユニゾンが全国デビュー??
前回までのおはなしでは、ユニゾン初の製品「SPOTLITE」が完成したところまでお伝えしました!
「SPOTLITE」は、放送局様向けのグラフィカル線引きシステムです。
当時画期的だったのは、このシステムを導入することで、作業の際に必要となる機器の軽量化とスペースの省力化、加えて直感的な操作が可能になったこと!
(詳しくはこちらから↓)
しかし、「SPOTLITE」は営業システムを構成する一部の機能であり、そこが完成しただけでした...。
図にするとこんな感じです!
「SPOTLITE」を単体で売り込んでも、「そのシステムのみでは、採用されることが難しい」と言われてしまいます…。
そんな時、ある放送局様(ローカル局)から「営業システムを一緒に作ろう!」とお声がけを頂きました!✨
営放システムの一部である営業システムは、「営放システムの中核」となる重要なシステムです。
これはユニゾンにとっても新しいステージに行くための、絶好の機会となりました。
つまり営業システムを開発することによって、営放システムの開発に繋げていこうとしたのです!
初めて営業システムを作りこむため苦難の連続でしたが、声をかけて頂いた放送局様のご協力もあり、初代の営業システムが完成!
現在のd.HOX(ユニゾンの営放システム)の土台が完成したのでした!
この開発を完成させたことで他の放送局様からも引き合いを頂くようになり、営業システムの売り上げも順調に伸びていきました。
しかし、当時社長であった杉村の志は高く「次は、営放システム全体の開発をするぞ!!」と心に誓うのでした。
2. 営業システムから営放システムへ!そして全国へ!
そんな中、ある放送局様(CS局)から、「営放システムを作ってほしい!」と声がかかります。
今回は先ほど紹介した営業システムだけでなく、図にあるように①の編成システムと③のCMシステム、④の放送システムも作るという、かなり大きな枠で構築するシステムです…。
しかも、なんとこの時に作った営放システムが、 Windows版営放システムでは初!
図式にするとこんな感じですね!
上記のようにWindows版の営放システム が完成したのち、
ありがたいことに、ある放送局様(準キー局)にも上記図②の営業システムを作ってほしいとお声がけいただきました。
こうしてローカルから、全国まで幅広く上記図②の営業システムや、営放システムを導入していただけるようになりました。
ついにユニゾンの営業システム、営放システムともに全国へ進出です!
全国進出ということは、より規模が大きい放送局様ともお取引をさせていただく機会が増えていくということ。
放送局様の規模が大きくなれば大きくなるほど、必要な機能も増え、システムの作りこみが必要となるので、 そのあたりは大変だったようです💦
この時期はたくさんの開発案件が舞い込んできて、とにかく現場はてんてこ舞い!
(ものすごくありがたいことなのですが…😂)
ただ、この時期からお世話になっている放送局様とは今でもお付き合いさせて頂いているので、本当に感謝ですね!
ユニゾンの成長期を支えて頂いた先輩社員の方々も、本当にありがとうございます!
3. 開発の背景にあったのは「地デジ化」?
こうした放送業界でのシステム導入の動きは偶然ではなく、ある出来事によって起きていました。
そう…それは「地デジ化の波」と呼ばれるテレビジョン放送形式の大幅な変更でした。
<「地デジ化の波」とは?>
「地デジ化の波」とは、2003年~2012年にかけて、テレビジョン放送形式が「アナログ」から「デジタル」へ変更されることとなり、それに伴う一連の流れのことを指しています!
(9年間と長期にわたって行われていたとは驚きです!私には地デジカのイメージしかなかった…😂)
アナログ波からデジタル波へ変更されることにより、
電波帯域が以前の帯域から変更となり、アナログ波の空いた帯域を別の用途に使うことが目的とされました。
ちなみに2012年に終了したアナログ放送ですが、当初の予定は2011年7月24日に終了でした。
しかしながら、大震災の影響で、岩手・宮城・福島は 2012年3月31日に延期されています。
こうした「地デジ化の波」でテレビを見る視聴者側と、放送する放送局側の両方で大きな変化が起こります。
視聴者側はテレビアンテナをデジタル用に交換し、
さらにデジタル放送対応テレビ、または専用チューナーを用意しなければテレビを視聴することは困難に…。
そのため買い替えが促進され、国内テレビ受像機メーカーは一時的に業績好調となりました😮
放送局側も必然的に営放システムに大規模なバージョンアップが発生!
放送機器メーカーもこの大きな時代のうねりに飲み込まれて行きました。
もちろんユニゾンも例外ではなかったのです!
<地デジ化によって何が変わった?>
地デジ化に伴い、次の機能が新しく追加されました。
高精細な映像の配信
マルチチャンネル編成(一つのチャネルの中で最大3種類の番組放送が可能!)
高音質、多機能音声
電子番組表(EPG)
双方向サービス
上記の項目を見て、実際に「地デジ化の波」を経験した方々の中には、
「そうそう!こんなことができる様になったんだよね😊」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、電子番組表が導入されることで、今まで新聞や雑誌で確認していたのが、テレビ画面で見られるようになり、録画までできるなど、結構便利になりましたよね!
他にも新しい機能として「双方向サービス」なども、記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれません。
ここでいう「双方向サービス」とは、4色ボタンによるアンケートやクイズができるようになった機能のことを指しています。
当時はリモコンに4色のボタンが新たにつけられ、
「リモコン、思ったより鮮やか?なんか変化したな…」と感じることも。
現在も皆さんの中でも朝にニュースなどで使われている方がいらっしゃるかも?
個人的にはこの時、まだまだ子供だったのですが、家のテレビがブラウン管のテレビからちょっと大きい薄型のテレビに買い換えられて感動したことを思い出しました笑
まだまだ続く「ゆにぞんのれきし」シリーズですが、今回はここまでです!
今回はユニゾン初の全国進出の瞬間をお伝えしました✨
どうなっちゃう?
ユニゾンの挑戦はまだまだつづく...。
次回の記事もお楽しみに!
また、次回の記事でお会いしましょ~🤗
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