【行動心理学】歯磨きの心理学
皆様こんにちは
最近ダイエット後のリバウンドがきつくなってまいりました
モミでございます(´・ω・`)
今回のテーマは「歯磨き」です
心理学と歯磨きは、一見つながりがないように見えますが、実はそんなことはありません
例えば、「子どもに歯磨きをさせたい!」という場合、子どもに歯磨きの大切さ、なぜ歯磨きをしなければならないかを教える必要があります
その時に歯磨きの意義を知らなくては答えられませんよね
何気ない日常の動作ではありますが、心理学と密接なかかわりがあるのです
歯磨きの環境要因
歯磨きをするには「歯磨きをする習慣」を作れる環境というのは大切です
例えば、「歯磨きをしなさい」と叱ってくれたり「歯磨きしたの?」って確認する母親の存在は大きいのです
特に、母親の態度と学歴と歯磨きの質には相関関係があると言われています
次に、健康です
歯磨きをしていないと、虫歯をはじめとした健康面での問題が表れます
「良い肉体には良い精神が宿る」というのは、心理学的にも正しいというのが私の考えです。不健康な人というのは心理的な問題を抱えやすい傾向にあるのです
虫歯になると、美味しいものを心置きなく楽しむことが出来なくなります。美味しいものを美味しいと感じることが難しくなります
「美味しい」というのは心理的な健康を促進することがよく言われますが、歯磨きをしないと心理的な悪影響は大きいのです
歯磨きの個人的要因
歯磨きというのは、健康促進以外の効果があります。それが「習慣づけと維持」です
めんどくさいけど毎日やらなくてはならないことは生きていればいくらでもありますよね。こういうのはどうしても習慣化しなくてはなりません
この習慣化をしなければならない時のために、幼児期のうちに「習慣化するための方法を学習する」のが歯磨きなのです
歯磨きをすることで自尊心・自己コントロール感・自己効力感・責任感が向上すると言われております
また、歯磨き習慣がついている子どもには「意志決定スキル」と「ストレスへの具体的対処スキル」が高い可能性があります
ここでいう「意志決定スキル」とは、自分の問題点を考えたり、改善するための方法を考えて実行に移したり、実行した事で効果があったのか確認するスキルのことです
これは、「歯磨きをしなければどんな問題があるのか。歯磨きをすることでどのよう効果があるか」を考える責任感を養うのです
虫歯防止という問題に対しより丁寧な歯磨きのための改善と情報収集をし、その結果虫歯は防止できているかを自分で認識することは、幼児期に学習されます。
また、ストレスへの対処については「問題焦点型対処」という対処ができると考えられます
ストレスの原因を除去するために、ストレスの原因について情報収集をして知識を深め、どう対応すればいいか考え実行するスキルが問題焦点型対処なのです
まとめますと、歯磨きをするor歯磨きを学習させる事は、「自分をコントロールする」「ストレスへ適切に対処する」「自分の行動について責任感が持てる」という効果が期待されるのです
脳科学と歯磨き
大学で心理学を専門的に学ぶと、脳科学について触れ合う機会があります。そこで、心理学という分野だけでなく脳科学の分野からも歯磨きについて考察したいと思います
最新の脳科学の研究では、歯磨き行動は「脳への疲労感の回復」「注意力の向上」「集中力の向上」といった効果がある事と証明されています
仕事で疲れてしまったら、例え食後でなくても意味なく歯磨きをすることで疲れを吹っ飛ばすことをおすすめいたします
どうしても勉強が集中できないなら歯磨きをしましょう。集中力がUPして、さぞ勉強がはかどる事でしょう
幼児教育と歯磨き
保育園や幼稚園では、歯磨きを通した教育がなされているところが多いのではないでしょうか
「歯磨きを習慣化する」と言うだけなら簡単ですが、子ども達には「習慣化するスキル」がないのです。それだけでなく、自分をコントロールできない、集中力向上なんて子ども一人でなんて身につくわけがありません
そこで、幼児教育に歯磨きを取り入れるのです
歯磨きを「習慣化させる」体験を積むことで、成長してから「ちょっと太ったから痩せなきゃ」とか「今日はこれくらいしか勉強できなかったから明日はこれだけやろう」とか「毎日筋トレするためにはどうすればいいんだろう」とかを考えることが出来るようになります
こういう経験や学習を私は「生きる学習」と呼んでいます
「最近太ったから痩せるために食事制限しよう」と考えたら、食事制限を習慣化する必要があります
もし歯磨きを通して「生きる学習」が十分にできなければ(子どもが理解できなければ)どうすれば自分をコントロールして習慣化すればいいかの情報すら集められなくなるのです
もし歯磨きをおろそかにしていると少しでも思ったのであれば、今からでも遅くないので歯磨きを毎日しましょう。きっとそこから人生が変わりますよ