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大学授業一歩前(第20講)

オンライン授業を主体とした春学期も終りが見えてきましたね!!もう少し頑張っていきましょう(私は英語のレポートが終わらない.....) それは置いといて、今回第19講は明治大学の倉地先生に御協力頂きました。お忙しい中ありがとうございました。それでは第20講の開講です!!

プロフィール

Q:ご自身のプロフィールを教えてください。

A:明治大学・政治経済学部の倉地真太郎です。専門は財政学、特に北欧の財政について研究しています。担当科目は「財政学」です。最近はオンライン講義のために動画撮影・編集を繰り返す日々です。

オススメの過ごし方

Q:オススメの過ごし方を教えてください。

A:好きに過ごせばいいと思います。強いて言えば、自分の生活を大事にすることではないでしょうか。「オンライン講義ではどういう服装でいればいいのか?」という質問をよく受けます。好きな服装でいいですし、好きに過ごせばいいです。今回、コロナの影響で教室というフォーマルな空間がなくなりました。その代わりにオンライン講義が自宅というプライベートな空間に勝手に侵入してきています。そんな状況ですから、プライベートな空間・生活を守ることを優先すべきだと思います。

必須の能力

Q:大学生に必須の能力を教えてください。

A:今は役に立たないかもしれないけど、とりあえずやってみる、楽しんでみる能力でしょうか。学生の頃、路上ミュージシャンとニコ生主をやっていたのですが、今回のオンライン講義ではこれらの経験が一番役に立っています。何が役に立つかは分からないけどやってみる、自分の幅を広げてみることが必要だと思います。

学ぶ意義

Q:先生にとっての学ぶ意義とは何でしょうか?

A:結局は「自分を知るため」でしょうか。もちろん「社会のために」「ここにいない誰かのために」と自らを鼓舞することもあります。しかしながら、学び続けていくと平凡な自分の人生、個人の悩みでさえも、複数の社会問題を内包していることに気付かされます。社会の中に自分を位置づけてみることで、自分自身を知ることができるわけです。就職活動で自己分析をすることもいいですが、社会を知ることも楽しいですよ。

オススメの一冊

Q:オススメの一冊を教えてください。

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A:恥ずかしながら、最近は自宅に籠り、自堕落な生活を送っています。生活習慣は乱れ、ZOOMで飲みすぎたり、ネットゲームに嵌ったり。そんな時だからこそ、人間が生きることはどういうことなのか、堕落しても生き続けることの意味は何なのかを考える機会にもなっています。『堕落論』は青空文庫で読むことができます。他にもネットで読める古典が沢山ありますので、ぜひ手に取ってみてください。(画像は坂口安吾『堕落論』(集英社文庫)になっています)

メッセージ

Q:学生へのメッセージをお願いします。

A:8月初旬、春学期のオンライン講義も(まだ往路ですが)ゴールが見えてきました。学生の多くは新しい講義スタイルに適応することにストレスを感じていると思います。秋学期以降の大学生活を考えると不安が募るばかりではないでしょうか。そんな状況にもかかわらず、最後までついてきてくれた学生の皆さんには感謝の気持ちしかないです。途中で躓いてしまった方もいるかもしれませんが、それでも十分良くやっていると思います。秋学期もともに歩んでいきましょう。

おわりに

今回はお忙しい中、明治大学の倉地先生にご協力頂きました。ありがとうございました。

先生の仰るように、何が役に立つかは分からない混沌とした社会ですが、意外と何気なくやったことがその先へと繋がることはあるかもしれませんね。「一歩」、「一歩」前へ進んで行きましょう!!次回もお楽しみに!

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