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大学授業一歩前(第162講)

はじめに

 今回は「大学授業一歩前」の投稿となります。第161講は様々な活動をされているゆづき様に記事を寄稿して頂きました。是非、ご一読下さいませ。

プロフィール

Q:ご自身のプロフィールを教えて下さい。
A:はじめまして、ゆづきです。2001年生まれです。今は子どもたちとゲームやロボットを作る仕事をしながら、在野研究所キキセンという場を開いたり、友人とpodcastをしたりしています。

▼在野研究所「キキセン」のご案内
みんなで調べ物をしたり、それをもとに対話したりしています。
https://note.com/yzmn545/n/nc9199c264c0b

▼ポッドキャストのご案内
番組名:layover with yu / パーソナリティ:ゆずゆづ
https://open.spotify.com/show/1RiHQUXcAjDA3eYdoPFQDY?si=Q1V1fnhhQZazoeVb-x302A
*SpotifyとAmazonミュージックでお聞きいただけます。

研究内容と興味関心

Q:現在(在学時代)研究してらっしゃる内容とご自身の関心について教えて下さい。
A:戦争、暴力、自然災害、感染症、事故といった抗いがたい「災禍」の記憶を、体験していない人がどのように分かち持つことができるのか、ずっと考えています。
 大学時代は、「メモリー・スタディーズ」という学際的な研究を行っていました。
 会社員になってからは、毎日に追われる「ふつうの私」が、目の前にいないけれど災禍の渦中にいる「あの人」に思いを馳せる時間を生み出すための方法を模索しています。

オススメの1冊

Q:オススメの1冊を教えて下さい。

宮地尚子(2018)『環状島=トラウマの地政学』みすず書房。

A:1冊といわれると迷ってしまいますが、宮地尚子さんの『環状島=トラウマの地政学』は何度も読み返しています。
 宮地さんが提示されている「環状島モデル」では、トラウマをめぐる関係者の立場や力関係が比喩的に表されています。わたしがトラウマやマイノリティ問題と向き合う際、問題の本質を捉えるために欠かせない眼鏡の1つです。

ご自身の実践されている読書術

Q:ご自身が実践されている読書術について教えて下さい。
A:自分の専門とは関係なさそうな本も、興味があれば積極的に読むことです。普段調べていることや考えていることから遠いものにこそ、思いがけない発見やひらめきの種が隠されています。Amazonを開けば自分のおすすめの本がすぐに分かってしまう時代ですが、ぜひ書店や図書館に足を運んで、いつもと違う棚を眺めてみてください。

メッセージ

Q:最後にこのnoteを読んでいらっしゃる方へのメッセージをお願いいたします。
A:私たちはいつからでも学び始められますが、どうしても学びやすいタイミングというものがあります。
 今時間があると感じている方は、チャンスです。ぜひ今のうちに、自分にあった学びの在り方を本気で探してみてください。最近はなかなか学びの時間が取れていないという方も、大丈夫。学びたい気持ちがあれば、きっと機会が訪れるはずです。
 この文章がいつかみなさんを少しでも助けることができれば、大変うれしく思います。

おわりに

 今回は現在も様々な活動を精力的になされているゆづき様に記事を寄稿して頂きました。お忙しい中記事を作成して頂きありがとうございました。

今時間があると感じている方は、チャンスです。ぜひ今のうちに、自分にあった学びの在り方を本気で探してみてください。最近はなかなか学びの時間が取れていないという方も、大丈夫。学びたい気持ちがあれば、きっと機会が訪れるはずです。

 学びたい気持ちがあれば、いつでも学べるという言葉には私も勇気付けられました。もしかすると「学び」というのは難しいものではなく、ちょっと気になるなと思ったとこから始まっているのかもしれません。次回もお楽しみに!!

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