大学授業一歩前(第22講)
夏休みに入った大学もあると思いますが、大学授業一歩前はボチボチ投稿していくので是非ご一読ください。今回は西田昌史先生に記事を作成して頂きました。お忙しい中ありがとうございました。それでは第22講の開講です!!
プロフィール
Q:プロフィールを教えてください。
A:東進ハイスクール・東進衛星予備校、河合塾で英語を教えております。何か1つでも参考になればと参加させていただきました。よろしくお願いいたします。
オススメの過ごし方
Q:オススメの過ごし方を教えてください。
A: やりたいな、と思うことをたくさん妄想しておくとよいと思います。自分は今いろいろなことに手を出しているのですが、そのほとんどが学生時代に将来やれたらいいなと思ってたことばかりです。下手すりゃ大学卒業後は大学時代に考えたことを行動に移しているだけなのでは?と思うことがあります。たくさんの夢、たくさんの自分を持っておくのが絶対にいいです。夢も自分も1つじゃつまんないです。
必須の能力
Q:大学生に必要な能力をどのようなものだと考えますか?
A:まとまらないので箇条書きで。偉そうに見えたらごめんなさい。居場所を作ること、大学内であれ、大学外であれ。全て疑うこと、先生の言うことも、本に書いてあることも。お手本となる人を見つけること、学問でもサークルでも。パートナーを泣かすこと、そして泣かされること。家族を大切にすること、捨てること。優れたものにたくさん触れること、ハズレをたくさん引くこと。ここまできたんだから後戻りできないところで踏ん張ること、あるいはそこから逃げること。知りたいことを知ること、知りたくないことも知ること。自分の型を作ること。その型で世界を編集すること。
学ぶ意義
Q:先生にとっての学ぶ意義を教えてください。
A:今まで考えたことのないことを考える入り口に立つということです。アメリカ人の先生の生成文法の授業はほんとうに面白かった。授業の内容を事前に文章にして配布してくれるため、予習すれば講義の内容はわかるのですが、なぜかわからない。何がわからないかわからないのですが、とにかく何かがわかってないのはわかるんです。わかる言葉で書いてあるのにわからないって衝撃的でした。わからないことが面白くて週3回出る課題毎回徹夜してました。
オススメの一冊
Q:オススメの一冊を教えてください。
A:『自分の中に毒を持て』岡本太郎著 自分にとっての「音叉」のような本です。自分の生き方が変な方向に行ってないか、この本を読んで調整してます。「危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとうはそっちに進みたいんだ。だから、そっちに進むべきだ。ぼくはいつでも、あれかこれかという場合、これは自分にとってマイナスだな、危険だなと思う方を選ぶことにしている」あっ、読み返してみると自分の人生ズレてきてますね。いかん、いかん。
メッセージ
Q:学生へのメッセージをお願いします。
A:若い人に期待する大人があまり好きでない私は、みなさんに期待せず、才能も若さもあるみなさんよりもオッサンの自分の方が多くのことをなして遂げてやろうといつも思っています。1つ言えることは「失敗してもまたあそこからやり直せばいいやん」って思える場所を作っておくとよいです。命さえ取られなければ、命さえあれば人生なんとかなります。あと家は死守すること。漫画喫茶で生活すると先がなくなります。あっ1つと言いながら2つ書いてますね。いかん、いかん。読んでいただきありがとうございました。偉そうなことを言ってすみませんでした。
おわりに
今回は西田昌史先生に記事を作成して頂きました。お忙しい中ありがとうございました。
メッセージの「命さえあれば人生なんとかなります」は今の私達に響くメッセージではないでしょうか。コロナ禍で今一度、生きる大切さ、命の重みが再認識される中、とにかく生き延びるそれだけでも凄いことだと私は思います。大学授業一歩前が少しでも学生の皆さまの希望になれば幸いです。次回は未定ですが、ボチボチ投稿していきます!!