脳はウソつき、体は正直者〜学校について考えながらオーダメイド脳を作ろう〜
いつも読んでいただきありがとうございます。
少しでもあなたにお役に立てる情報を書いていきたいと思います。
はじめに
当たり前のことと思える人はそのまま進んでください。もし私のようにこれが発見だと思う人は変われるチャンスかも知れません。一緒に読みながら、自分の体や脳と向き合いつつ、ちょっとだけ教育のあり方についても考え直すきっかけとなってくれたら嬉しい限りです。
動くのが苦手?
私の周りにもよく「私、運動が苦手〜」と言う人がいます。
でもよく考えてみてください。
人間も動物です。動物である以上、運動が苦手な人はいないはずです。なぜなら、みんな常に動いているからです。もしも運動が苦手な人がいるとしたら、そこには脳に「運動ができない」とインプットされてしまっているのです。
では、なぜ脳に運動が苦手とインプットされてしまうのか。
あなたは、学校の授業で自分が理解していないのに、授業がどんどん進んでしまい、取り残されて、訳がわからなくなってしまった経験はないですか?
理解していて解ける問題はやっぱ楽しいです。解けなくてもシステムは理解しているから解けそうって問題は解けなくても楽しくないですか?
反対に全く理解できない問題を目の前に出されたら、自然と諦めモードです。問題を読もうともしません。それは脳が「あっわかんないからムリだわ」ってなっているからです。
そう言う時は難易度を「あっ解ける」って言うレベルまで落としてあげることが大切です。すると理解が進み、設定を「あれっ何かこれも解けそうだ」と言うレベルにすると勝手に上達します。
運動も一緒なんです!
いきなり
普通のサッカーボールで「ロングキックの練習をしよう」
って言われたらどうします?
サッカーボールはそこそこ硬くてよく跳ねます。慣れていない人は怖いですよね?もちろん跳ねたボールが顔に当たることもあります。ボールを蹴ろうと思って空振りしたり、地面と足が思いっきり喧嘩することもあり得ます。
それでは「サッカー嫌い」となっても仕方ないと思いませんか?
当たるのが怖いなら柔らかいボールを使ったり、長い距離のボールを蹴れないなら短い距離から始めたり、あまり跳ねないフットサルボールを使ったりするのも良いかも知れませんね。
大切なのは、その人のできるレベルをしっかりと見つけてあげることです。すべてはそこから始まります。できる脳を作ることで、成功体験をたくさんしてもらいます。次にその中でできそうなんだけどなぁってレベルを見つけてあげると失敗を繰り返しながらも挑戦します。
これがチャレンジ脳です。
ちょっと難しいけどできた!と言う時の体験は一生忘れません。ここで絶対にムリっていうレベルにしてしまうと、脳は諦めモードになり、苦手脳ができ上がってしまいます。
あなたの難易度を設定し直して、出来ることを積み重ねることで運動することを楽しめる脳を作りましょう。
できないことに挑戦し続けるよりも、できることを積み重ねていくことが大切。
できないことを繰り返すことでストレスが溜まり、脳ができないと認識してしまう。それよりもレベルを少し下げてでもできること積み重ねることで、脳はできると認識する。その難易度を少しづつ上げていくことがステップアップへのコツ。まずは「挑戦したら必ずできるレベル」まで落としてからやってみる。そして、その次に「簡単にではないけど、挑戦したらできそう」と言うレベルまで上げてみると面白いくらい成長できるはずです。
習慣とは?
無意識に行っているものを癖と言いますが、その無意識レベルが高くなったものを習慣と呼びます。よい習慣であれば続けていけばよいのですが、悪い習慣であった場合は修正したいですよね。
そこで問題なのは悪い癖や習慣に限って、自分ではなかなか気付けないと言うことです。気付いてさえいれば治す努力はできますが、そもそも気付いていなければ治しようがありません。
そして何か目的を持って行動した場合、人は目的を達成することを意識するあまり、効率を求めます。そうすると、例え体に悪い癖があったとしても、今まで慣れ親しんだ動きの方が効率は良いのです。癖を抜いて体を見直しながら動いてみようと思うと、最初は効率が悪くなります。なので気付いても治そうとせずにまぁいっかーと日々を過ごしてしまっているのです。
あなたはどうですか?そんな経験はありませんか??
そして、それが原因で心も雁字搦めになってしまっている可能性があることを知って欲しいのです。よく「類は友を呼ぶ」と言うことわざがありますが、まさにこの通りです。
怒りっぽい人は無意識に「怒るネタ」を探していますし、楽しい人は常に「楽しいネタ」を探しています。よいことも悪いことも自ら求めているのです。
もし怒りっぽくない人生にしたいと思った場合、いきなり「明日から絶対に怒りません」なんてことはできません。なぜなら怒ると言う行為が習慣化しているからです。そうなった場合、どうやって修正していきますか?
「運動が苦手」と一緒ですね。
「まずはできることから」です。
例えば、車を運転していたとして、ちょっと前の車が遅くてイライラしてしまっている自分にまずは気づくこと、そして気がついたら、その心をそっと許してあげることです。それが心のあり方を変える第一歩です。少しずつ許せることを増やしていけば怒ることも少なくなっていきます。心のあり方が変わるだけで、その人の行動も自然と変化していきます。
だってイライラしないのです。
怒る必要はないですよね。
ただし、許すことと我慢することは違います。そこは気をつけてください。
つまり、人の心(思考)はその人の体(行動)まで無意識に決めてしまうのです。と言うことは、行動によって脳は騙せるのです。例えイライラしていても、自分が「良い天気だし、今日はゆっくり走ろう」と決めて運転するだけで不思議と落ち着いてきます。
できないのではなく、できない時期なだけ?
人はそれぞれペースがあります。
歩き始めるのが早い子・遅い子、喋るのが得意な子・不得意な子、すぐ理解する子・ゆっくり理解していく子、生まれた時から同じではないはずです。
それなのに、学校に行き始めるとなぜかその時に《できるorできない》で判断され成績がつけられていませんか?おかしいですよね。
「できない」のではなく、上達が少し遅れているだけなのに、授業はどんどん進んでいく学校。青少年の育成と健康のための部活なのに、同じ練習をさせてもらえない子。いわゆる「できない子」は授業中ほったらかし、部活では球拾いや応援をさせている。残念ながらそれが大多数の現代の学校です。
本来であれば、できない時期にいる子たちを救うべき学びの場所が学校であるべきですよね。それでももっと学びたい、もっと上手くなりたいと思う人たちが塾へ通ったり、クラブチームに行ったりすることでより優秀な人材が輩出されます。
ではなぜ優劣をつけるのでしょう?
答えは簡単です。
目に見えてわかる事実だからです。
できているか、できていないかは誰でも見ていれば分かります。大抵の場合は自分自身でも分かります(笑)もちろん優劣をつけることは決して悪いことではありません。ただ優劣をつける人が、単なる現状の優劣であることをちゃんと認識しているかどうか、そして優劣をつける目的を理解しているかどうかです。
大切なことはなぜできていないのか、どこができているのかいないのかを「知る」ことです。そしてどうしたら良いのかを明らかにすることで次につなげていくための手段なのです。
ぜひ、あなたのできる脳やチャレンジ脳を育んでいきましょう。
優劣とは、現状を知るための確認作業である。自分の今の実力を知ることで、より明確な課題を見つけるための手段が優劣をつける目的。今、優れているところは即戦力、劣っているところは伸び代である。
失敗を許せる環境作り
できない時期にいる人でも、できる人でも必ず失敗はします。できる人はみんな"できない"を経て"できる"ようになっています。できないことを見せるのは恥ずかしいことではないのです。
一番大切なことはダメだった時に、【どうしたらできるようになるのか】を考えられることです。そして諦めずに試行錯誤することです。できることはどんどん伸ばしていけば良いですし、できないことはじゃんじゃん改善していけば良いだけのことです。
そこで最も重要になってくるのは「環境」です。
失敗をしても問題ない、むしろ喜ぶくらいの環境があったとしたら、あなたはどう感じますか?「失敗は成功の元」です。失敗してもチャレンジし続ける限り、それを失敗とは呼びません。「成功を掴むための挑戦」です。
そんな場所が学校教育にあったとしたら、日本の社会はきっと変わります。なんたって毎日毎日「成功を掴むための挑戦」ができるのです。小学校を卒業する頃にはそこら辺の大人よりもたくさんの成功やもちろん失敗も経験しているかも知れません。何より頼もしいのは、失敗した時の立ち上がり方を習得していることです。
スポーツでも社会の中でも必要とされる人はきっとそう言う人です。なぜスポーツ選手がセカンドキャリアとして会社が雇うのか?その理由の一つは、絶体絶命だと思って倒れてもスポーツの経験からちゃんと立ち上がってきてくれるからです。
時間とお金をかけてでもやりたいと思える情熱
【失敗しても立ち上がることができるのは強いから?】
ある意味、強いのかも知れません。しかしそれだけでは本当に落ち込んだ時に這い上がることは難しいです。
では、何がそうさせるのでしょうか?
私は情熱と経験だと思います。経験からは「今はツラいけど乗り越えた先には楽しいことがたくさんあった」と言うことを知っていることで、パワーになります。また情熱がある限り、学ぶことも挑戦することも諦めることはありません。そう言う人は、どんな人からも学べることは学びます。年齢や性別などは関係ないのです。だからこそ、進化し続けることができます。
日本にはオタク文化という素晴らしいものがあります。まさに情熱の塊です。
私たちのDNAに埋め込まれている、もともとの気質がそうなのかも知れませんね。つまり、日本にはそれだけ情熱を燃やせる人たちがいるのです。これは素晴らしいことだと考えています。
日本の社会もそういう情熱を持った人を育てる仕組みをちゃんと作って欲しいですね。いい人材は大抵アメリカなどの外国に出て行ってしまいます。それはちゃんと仕事として認めてくれる環境があるからです。
ちょっと話がずれましたが、あなたの情熱を大切に育んでいくことはとても素晴らしいことです。どんな些細なことでもです。ぜひともその情熱の炎を絶やさないでください。未来を切り開いていくのは自分自身です!
オーダーメイド脳
思考の柔軟性(許すこと)を持つことで、運動能力の自在性を引き上げることが可能になります。そしてその先に作り上出すための創造性(適応能力)があります
科学者は創造によって色々なものを生み出してきました。科学者だけではありません。色々な人が色々なものを生み出しています。
例えば、誰もが思いつかなかった素材や調理方法で作る新作の料理です。私たちも暮らしの中で生み出せるものはたくさんあります。もちろん、いい素材を使えば、料理の質は高まりますが、そもそもの「いい素材」とは何かを突き詰めていくと、それが本当にいい素材なのかも疑問に思うことがあります。そして、そこからまた切り開く作業に入ります。その人にあった素材と調理方法で作った料理とコンビニの料理では全然違いますよね?
そして、どんなに良い包丁を何本も持っていたとしても、料理人の腕と情熱がなければ美味しい料理はできません。なので、現代の教育では、すごいコレクターたちはたくさん生まれるかも知れませんね(笑)
では、オーダーメイド脳を手に入れるためにはどうしたらよいのでしょう?
それは、基本的な能力を高めること、そして創造力を養うことです。
そのためにはしっかりと仕組み(技術と動作の基本)を理解することが最低条件なのです。これをわかっていれば料理だけではなく、スポーツはもちろん社会で生きてく上でとても応用が効きます。なぜなら、どんな状況にでも対応できる能力こそがオーダーメイド脳だからです。
早速、いろいろ試してみよう!
最後になりますが、まずは常識とか一般的にはとか考えずにいろいろ試してみましょう。逆に一般的ではないと言われていることを試すことで何かが生まれる可能性もあります。ただし、命綱はしっかり持っていてください。特に大人になってからのミスは致命傷になりやすいです。できるなら子どものうちに大小たくさんの失敗をしてください。そうすることで致命傷になりにくくなります。もちろん大人になってからでも全く遅くはありません。
あなたのチャレンジ脳とオーダーメイド脳が活性化することで、楽しいワクワクするような毎日になること、そして日本の社会が少しでも未来あるものになることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたの幸せと情熱を応援しています。
あなたの健康とワクワクする毎日のために何ができるのかを考え、きっとあなたを健康に導き、安心と希望を与える生涯フットボーラーになる