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二人の世界(夢から醒めた夢)・二重唱への挑戦
劇団四季の傑作ミュージカル『夢から醒めた夢』
その中の一曲「二人の世界」
このたび、この歌に挑戦することになり本番は8月と、余裕の先のようでも実際に相方と練習できる回数は皆無に等しい前提で始まった。。
仕事の時間もバラバラ、住んでいるところも離れており、オンライン合同練習も音ズレは不可避だし、結構ハードル高い。
(なんと、LINE通話を使っている)
最初は先生のひくピアノに合わせオンライン個人レッスンで音をとる。
2回ほど上下それぞれのメロディをさらって、慣れた後、オンライン合同レッスンを始めた。
元々先生と二人のレッスンですら、先生のもとには私の声はピアノより一呼吸も二呼吸も遅れて届く。コロナ禍が始まったことからオンラインレッスンに挑戦した先生は、このタイムラグも込でピアノと生徒の声を脳内変換してくっつけて聞けるようになったらしい。
そんなタイムラグ前提(巷には対策されたアプリもあるが、厳密には同時にはならないのでだったらLINEで、ということになったらしい)の環境で、三拠点でつないでそれぞれピアノ・歌・歌となったらどうなるかというと・・・
ご想像通り、面白いズレっぷりが生まれます。
やっている三人はすごくまじめにやっているのだけれど、ネット環境にもてあそばれる感じ。
それでも2回ほど音合わせをやったのち、ひょんなことから相方の住む近くに行く機会があり、先生の強い勧めで二拠点レッスンをやってみようとなった。相方と私の二人が一緒の場所で、先生のピアノに合わせて練習する。
前奏、各ソロパート、なんとなくここまでOK。
そしてハモ・・・ハモ・・・っっっ、全然合っていない。
恐ろしいほどの不協和音。
いや、ただの音ズレ。
すぐに先生のピアノが止まる。
(もちろんです。それ以外の選択肢はない)
気を取り直して、というより、音を取り直して、深呼吸して、再開。
二回、三回、、とやっていくうちに、自分の音を探しながら歌うのに精いっぱいだった状態から、お互いに相手の音を段々聞きながら、自分と重ねていくことにも意識が向くようになる。
本番前日のリハーサルまで、もうリアルで相方と音合わせをする機会はない。それまでは録音聞きながら自主練だ。
毎日やろうね、と先生にくぎをさされながら、早速練習忘れている自分。
自身への戒めとリマインドも兼ねて、今日ここに表明する。
毎日朝昼晩最低3回ずつ、練習する。
リアル出社でできないときは、朝か夜に追加してやる。
練習の記録をカレンダーへ「正」の字でつける。
約1ヶ月後が本番。
二人で「二人の世界」を創るのだ。
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