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「だいたい・てきとうになんとなく」の感覚でガチガチ思考を「ほどよい」方へ
もしもあなたが言う側ならば、A・Bどちらがよいでしょうか。
あるいは
もしも、あなたが言われる側ならば、A・Bどちらがよいでしょうか。
Aさん:
「危うく、誤出荷になるところでした。」
Bさん:
「今回は水際で、幸運にも気がつき無事でしたが」
これは、とあるヒヤリハットなことの原因を作った相手へ、「今後こんなときは、○○○○してほしい」ってことを、再発予防のためにお願いするときの前振案のときにでた二種類。
同じことをこんなにも違う言葉、違う印象で表現するなんて、日常生活の中でも無意識にやっていることに、改めて驚愕。
ある事実を伝えるのに、AさんとBさんの違いは、どのようにして起きるのか、興味深い。
自分の負の感情や主観が先に立っている感じで、相手へ無意識の叱責すら滲むAさん。
出来事のポジティブな側面をフォーカスしつつ、中立的視点に近い感じで調和を醸し出して相手を巻き込むBさん。
Aさんは先日「対立したくないんです」と、どんな言いかたをするといいかにこだわっていた人でもある。
だが、相手に自己の負の感情を示した瞬間、相手にも負の感情や反発心を呼び起こす可能性があり、対立構造を招きかねない。
ちょっとした言葉の選択が、その人の内面やあり方を投影する。
言葉を変える。
あり方を変える。
スキルとしての言葉のバリエーションや、言いかたのオプションを持つことも大事だが、視点・視座・視野のフレームを柔軟に行き来できることで、目的と状況に応じた方法を選択するという能力を伸ばすことができる。
関心を集中させ過ぎると、思考の視野狭窄にはまり込む。
集中のあとは、一度そこから離れて、立場を変えて、アウトプットしてみた言葉や文を受け取れるものか受け取り難いものか、考えるのもよさそうだ。
あるいは思い切って通りすがりの第三者になってみるのもいいかもしれない。当事者から離れた感覚で、ちょっといい加減で、適当なキャラクターになり切って、「遊び」(余裕や余白)を感じながら、事実を感情の分離して、双方「いい感じ」で要求や希望を伝えることを実験してみる。
ほどよい、って数値かできなくとも、人間だからわかるその感覚。
手に入れていければ、ますます人生は楽しく幸せになる。
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