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東京のデパ地下地方銘菓コーナーでみつけた故郷のもの

在職中お世話になった知人たちへ気持ちのものをと思いたったものの、「何を」が決まらないまま、とりあえずデパートへ。
こういうときに昔はよくハンカチや、普段自分では買わないけどいただくと嬉しいブランドのハンドクリーム・リップ・石鹸など小物・雑貨も贈り・贈られしていたものだが、売り場を一通りめぐってもピンとこない。

やはりお菓子がよいかもと、地下に降りたち歩き回る。どのデパートでも見かける有名店舗、レア度のたかい店舗が立ち並ぶフロアに、今度は目移りするばかりで、決めかねて気持ちはちょっとあせってくる。

ぐるぐるしているうちに入りこんだのは地方銘菓コーナー。デパート&店舗によって取り扱いは異なるようだからな~と思いながめていると、季節の商品コーナーに岐阜からのすや栗きんとんを発見。
衝動的に手に取りそうになりながらも、消費期限がそう長くはないことを思い出し、思いとどまる。

ここから、ふと九州のコーナーをまだチェックしていないことを思い出し、周りを見渡すと通路を挟んだ棚の一角を発見。福岡、佐賀、長崎・・・と何種類ずつか並んだ棚を、どきどき(なぜか)しながら確認していく。
三段の棚の一番下の段に、私の愛する長崎・佐世保九十九島せんぺい(くじゅうくしませんぺい)を発見し、思わず顔がほころぶ。そう、これならみんなにも食べてもらいたい。
そして棚から8枚入り袋を人数分手にとろうと手を伸ばしたそのよこには、素朴な甘さと香ばしさの島原ラッキー・チェリー豆もある。ああ、これもきっと知人のみんなには物珍しい、初めてのものかも、と思いこちらもお買い上げへ。

レジで小分け用袋もつけてもらい、無事ミッションコンプリート。
知人へ渡すと、みんな九十九島せんぺいは知っていたけれどラッキーチェリー豆は初めての人ばかりで、いつもより興味を持って受け取ってもらえ、嬉しい気持ちで帰宅。

帰宅してHPでラッキーチェリー豆は佐賀県鹿島市で始まったということを知り、母の出身が鹿島市のわたしとしては、浅からぬ縁を感じた、なんだか不思議な日だった。


◆九十九島せんぺい

通販サイトでは「九十九島」の文字の代わりに「ありがとう」メッセージのものも購入可能。

◆ラッキーチェリー豆


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