世界は自分から変える
調整で終わった1日の終わり、成果物はチャットのように出しまくったメールくらいで、正直寂しい。
かといって、数字を積み上げて見積もり作ったり、システムの障害報告書や分析を作って終わるのも、心は踊らない。
提案書や設計書といった成果物も、社内レビューや審査が進むにつれ作る楽しみが薄れていく。
昔々、社内SEだったころ、事業所統合の企画書を作った。スタンドロンでプリンタ繋いでいたPCが統合される事業所それぞれから持ち込まれ、隣に置いて使われる姿を「場所は統合されたが業務は統合されていない」と何気なくコメントしたところ、「これが拠点統合でも残る課題なんだ。」と統合後の所長からいたく褒めていただいた。
自分の気づきが人に良い影響を及ぼすことで、世界が少しづつでも良くなることに貢献できているのかもしれない。
先日新卒入社三年目の後輩と話をしていて、就職を決めたときのことになり「何でその仕事を選んだんですか」と不意に聞かれた。
思いがけない質問に一瞬で大学4年に戻ったわたしは、かなりこっぱずかしい一言で答えてしまった。
「えーっと世界を変えたかったから」
大きく目を見開いた後輩は一息置いて「やっぱそーですよね。大きなこと思いますよねー」と笑顔でうなずいた。
実は自分の言葉にわたしも驚いていた。
そうなんだ、わたしは世界を変えたかったんだ、と。
そして今でもベースにはその気持ちがあると確信した。
世界を変える仕事。
確かに世界を変えていることを続けている。
他人にはわからなくても、自分にはわかる確信がここにある。
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