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【#14 OnlyOne】「超える。」日本体育大学カヌー部マネージャー井野佑成さん
こんにちは!
UNIVAS STUDENT LOUNGE( #U_S_L_ )の小木戸です。
大学スポーツを”支える学生”にスポットライトを当てる『Only One』。
今回は、日本体育大学カヌー部マネージャー兼全日本学生カヌー連盟委員長として、活動している井野佑成さん(3年)にお話を伺いました!全3回に渡って井野さんの活動の様子や活動に対する”想い”をお届けします!第1回目の記事はこちらから!
#13 はこちらから!
第2回目は、『学連委員長としての井野さん』に迫っていきます!
それでは、どうぞ!
先輩からの勧めで学連に所属するようになる
「大会運営は楽だよ」!?
学連に入った経緯は、大学1年生の時、先輩に「学連は大会運営だから、大会の時にしか仕事がないから楽だよ」と勧誘されて、所属することにしました。しかしながら、実際に所属してみると、レースギリギリまで仕事があり、かなり大変でした。大会期間中は、自身のコンディションを作るのに苦労しました。
関東学連委員長と全日本学連委員長の二刀流
今年から関東学連と全日本学連の委員長を務めています。昨年、大会の会場で幹部の人達に「手伝ってほしい」と言われ、委員長の補佐を含め幹部の仕事を行うようになりました。加えて、「関東学連の委員長をやってほしい」という推薦をもらいました。委員長への推薦をもらった時、大会運営のトップとして競技運営に携われることは、なかなかできないと感じました。引き受けるからには今までで一番いい大会を作ろうっていう気持ちが強かったように思います。
全日本学生カヌー連盟委員長 井野佑成
仕事量と重要性
委員長としての仕事を大きく分けると大会作りと大会運営です。大会を作り上げていくにはまず前年度に大会開催地の決定から始まります。理事会での大会開催決定、定期的な運営委員会、開催地域や県協会とのミーティング、感染症対策の面での攻略、あと宿泊先の手配、プログラム作成、メダルの発注、賞状準備などがあります。さらに大会期間中は競技運営委員長っていう形になるので、エントリー登録シートの確認や最終リザルトチェックなど大会に関わるほぼ全てのものをやっていますね。特に大会を作るまでの過程が一番大変かなと思います。
学生が創るからこその苦労とやりがい
大会を運営する際に大変なことは、お金の管理や、申請書やプログラムの誤字脱字等を防ぐためのダブルチェック・トリプルチェックですね。この部分は、学生だけだとどうしても甘くなってしまう可能性があるところです。大人の方にも関わってもらっています。
やりがいは大会が終わった時に一番感じます。この大会を創り上げることができたという達成感、今までの大会と比べて出来が良かったか悪かったかが、一番のやりがいかなと思います。
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例年以上の大会を創り上げる
大会を創り上げていく上で最も意識しているのが"例年よりも良い大会を創り上げる"ことです。そのために例年よりも早く申請したり、会議を始めたりしました。大会に向けた準備の期間を長くすることで様々な対策や関係者への注意喚起などがゆとりをもって丁寧にできるようにしました。
コロナ禍での大会運営
最大限の努力と、もしもの時の対応
昨年の大会は無観客で開催しました。選手や関係者以外の立ち入りを一切禁じ、外部との接触を避け、万が一感染者が出たとしても、内部だけで収まるよう工夫しました。例えば、県の医療機関とも連携して、待機ホテルや病院等の連絡先をあらかじめもらっていました。今年は有観客開催を目指しています。選手との接触を避けるために観客用のエリアを作るなどして、応援客と選手たちの立ち入り区域を完璧に分けてやろうかなって思っています。でも、リスク管理についてはやってもやってもきりがないので、「ある程度までは対策して、そこからは先は起きたら対応していけばよい」というスタンスです。そういう考えに移行していかないと大会どころじゃなくなっちゃうので。(笑)
大会への思い
カヌー競技を盛り上げたい!!
今年2年ぶりに全種目オープンで大会が開催され、観客も入れられると思うので、今までできなかった分を発散できる”熱い大会”にしたいです。学連委員長としては、選手たちも応援する人たちも盛り上がって、その熱気で一致団結してカヌー自体を盛り上げてほしいっていう願いがあります。
大会を終えて
無事に開催できたという安心感
今回の大会は台風による影響で競技スケジュールを大幅に変更する大会となりましたが、最終的には大きな問題なく運営することができました。選手たちの白熱したレースを見ることができたので安心したという気持ちが大きいです。また、大会準備を一年前から始め、うまくいかないことや例年よりも展開が遅くなることも多々ありましたがベストマネージメント賞をいただけたことによって今までの苦労や努力が報われたようで、とてもうれしく思います。
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昨年の大会を超えられた
近年、新型コロナウイルス感染症感染拡大対策の一つとして一選手のエントリー数が制限されていたものが、今年はその制限がとれたので今まで以上に白熱した大会を運営することができました。その結果として、目標としていた昨年の大会を超えることができたと思います。
次の代へのアドバイス
すべての準備を早め早めで行うことがとても重要になってきます。
アクシデントが起こったとしても対応や対策に時間を割くことができるのとできないのではその後の運営に大きくかかわってきますからね。
大会委員長としての経験をどのように生かしていけるのか
大会委員長という組織の一番上のポジションをやらせていただき、人を引っ張っていくことやまとめあげるという点で自分自身大いに成長できたと思います。そのため、この経験を存分に活かして今後もなんらかの形で人の上に立つ立場や陰ながら支える立場につき、自信を持って積極的に取り組んでいきたいなと思います。
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