【#8 OnlyOne】「伝える。」愛知学院大学男子バレーボール部データアナリスト近堂智也さん
こんにちは!
UNIVAS STUDENT LOUNGE( #U_S_L_ )の松原です。
チームにとって『Only One』の存在である
学生スタッフの方々に
スポットライトを当てていきます!
今回取材させていただいたのは愛知学院大学男子バレーボール部でデータアナリストとして活動されていた4年生の近堂智也(こんどうともや)さんです。
前回の記事は、こちらから!
さて、今回は、第2話『データアナリストの知られざる苦労』についてお届けします!
近堂さんの心に秘める熱い想いをぜひご覧ください!
それでは、どうぞ!
"情報を正確に伝える"ためには。
(松原)
データアナリストとして4年間活動された中で苦労したことを教えていただけますか。
(近堂)
選手にどのようにしてデータを伝えるかが、一番苦労しました。データアナリストは、データを入力して、データを利用するだけがすべてではありません。そのデータを選手に理解してもらえるように伝えることが何より重要です。データで見せたことをすぐに実践できる選手が揃っていれば、苦労しませんが、そんな夢のようなことはありません。そのようなときに、データを見せる方法や、選手のやる気を引き出させるような伝え方を探すことが一番苦労しました。
(松原)
具体的にどのような伝え方をされていたのですか。
(近堂)
例えば、真面目な選手は話を素直に聞いてくれるので、何も考えずにストレートに伝えます。やる気があるようには見えないけれど、一応レギュラーとして活躍が期待されている選手には、最初に褒めます。その後に、「このプレーはすごいけど、もっとこのプレイこうした方がもっとうまくなると思うよ」とアドバイスを加えます。相手を認めてあげることで、聞いてもらいやすくなります。対戦相手のミーティングをする時は、30分ぐらいミーティングをすることになります。30分は短いようで長いので、プロジェクターを使って部屋を真っ暗にするので、選手たちの中には飽きてしまう選手もいます。プレゼン資料を面白く、興味を持つように作成することを心がけていました。
(松原)
伝え方に関して、かなりの苦労をされたのですね。毎日毎日選手を見ていると、日によって調子や気分が変わる選手もいたと思います。選手の調子や気分に合わせて伝え方を変える必要があると思いますが、どのようなことを意識して選手を観察されていましたか。
(近堂)
選手とのたわいのない会話を大切にしていました。練習前は、ビデオカメラの設置が終わると、何もやることがなくなってしまいます。少し早めに練習に向かって、選手と普通のたわいのない会話をする中で、調子や気分の良し悪しを汲み取ります。その情報を頭に入れた上で、プレーを見ることで、伝え方が自ずと見えてきました。
(松原)
素晴らしい工夫ですね。加えて、個人的にコーチ陣との情報の共有もデータアナリストの仕事かなと思っていたのですが、情報の共有はどのような形でされていたのですか。
(近堂)
データを踏まえて、私が思ったこと・感じたことをコーチ陣に伝えます。学生コーチには、コーチ陣と私で話し合ったことを伝えていました。コーチ陣と学生コーチの間をうまく調整しながら、連携していました。大会中であれば、分析データを踏まえた上で、練習メニューを提案して、練習に取り入れてもらったこともあります。
本日はここまでです!最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回の投稿では、『近堂さんが見ている景色』に迫ります!
データアナリスト特集、最終章です!
ぜひチェックしてみてください!
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