最高の1日と最高の時計を求めて【不定期日記vol.7】
1週間前、電話がかかってきた。
秋葉「直しても直しても課題再提出になるから助けて」
Moni「今飯食ってるからdiscordのVCで待ってて」
秋葉「おけ」
その日秋葉と12時間近く喋った。
何をそんなに喋るんだと思ったに違いない。
課題を終わらせるのに12時間かかる訳もなく、課題自体は10分も掛からず終わったと思う。
主題は時計だった。
秋葉が二十歳のプレゼントで時計を貰ったらしい。
重厚感のあるメタルボディにスポーティーさを感じさせる厚みのある筐体、収まりの良い幅、光沢感のあるロイヤルブルーの文字盤、ダイバーズウォッチ特有の視認性の高いデザイン。
シチズンのプロマスターらしい。
かっこいいと思った。
かっこいいと言った。
私もずーっと時計を欲しいと思っていた。
まあスマートウォッチは付けてるんですけど!!!
Appleウォッチじゃないけどね!!!
Huaweiのwatchfit2だけどさ!!!
まあ時計いいよねーって話になって色んな時計メーカーの時計みてこれかっこいい良いなとか話していたら、結果的に時計を買いに行くことになった。
目的は就活の時にスーツ似合わせてつけていける時計の購入。あと普段使いもしやすいやつ!!!
こうしてこの日は綿密で完璧な計画を立てることとなった。(所要時間11時間)
良すぎた1日のログ
起床は10時
天気は晴れ
気温は20度
起きたら肌寒いし、夜寒そうだし、白Tサークルは活動を休止。
白Tサークルっていうのは夏になると白Tを好んで着る概念の総称
11時半新橋駅集合普通に遅刻の可能性あり。
ネイビーのシャツに黒のワイドスラックス。
黒のカーディガンを羽織って全身真っ黒人間の誕生だ。
グレーのニューバランスCM996を履いて出発。
新橋駅到着。
集合場所のSL広場へ。
秋葉達と合流し予約したお店へ。
この脂の光り方堪んない。
メニューを見た。
うな重、ひつまぶし
悩ましい。非常に悩ましい。
優柔不断な私にとってこの2択は非常に悩ましかった。
「無難にうな重を頼むか」
「いやでも待てよ?うな重って意外とどこでも頼めないか?」
「鰻のお店に行ってうな重がないことなんてないだろ?」
「つまり、ひつまぶしの方がレアなのかもしれない」
「ひつまぶしの方が食べ方まで楽しめて完璧ではないか」
この間5秒である。
うなぎって松竹梅に分かれているのが通説だと思うんだけど、この店は上、肝入り上、特上、肝入り特上といった具合だった。
店員さんに上と特上の違いを聞いた。
どうやら上が鰻1尾で、特上が1.5尾らしい。
説明を聞いたのにも関わらず(聞いていない)特上を注文。
鰻が1尾から1.5尾に増えるということで、米もちゃんと1.5倍になっていて普通に食べきれませんでした。
少食な人や普通ぐらいの人は間違いなく上で良い。
あとこういうのって脂に負けるから沢山は食べれないことを学んだ。
20年生きてきてようやく気づいたのは遅すぎると思う。
しっかり残してしまったが、味は素晴らしかったです。
お店の名前は「炭焼きうな富士」
おぬぬめです。
いざ征かん、彼方へ征かん。【時計探しの旅】
正直お腹がキツすぎて動きたくないが、目的を達成するべく銀座を闊歩していた。
まず最初に行ったのは、セイコーのフラグシップストア。
普通にGS(グランドセイコー)しか置いてなくて撤退。
近くにあったセイコードリームスクエアへ。
取り扱っていた商品は、プロスペックスやアストロンなど。
価格帯は5~30万前後だった思う。
大多数がここらへんの価格帯を求めていることだろう。
目に止まったのはネイビーを基調としたシンプルな文字盤のアストロンだった。価格は11万円。
今回の時計の予算は5~10万円であるためちょっと予算オーバーだった。
多分これ。
ここで即決する気にはなれなかった為、無事逃走。
次に行ったのは松屋銀座4Fの時計コーナーだ。
またアストロンに目が行った。
さっき見た11万のモデルは無く、最低16万~ぐらいだったと思う。
クロノグラフのモデルを試着した。
厚みのある時計の重厚感に購買意欲を掻き立てられる。
一旦冷静になるべく反対のブースへ。
あまり品揃えがいいとは思えなかったが、シチズンの時計を見た。
ブラックチタンを使ったオールブラックの時計に目に留まる。
アデッサだ。
価格帯は10万円~20万程度。
厚みのあるスポーティーな見た目ながらもビジネスシーンでも使える時計である。
時計のベゼルをサファイアガラスでコーティングしており、高級感及び所有欲が満たされる一本だと思う。
ベゼル部分にある線が程よいアクセントになっているのも良い。
秋葉は「タイヤみたいな時計」と表現していて確かにと思った。
シンプルながらも少しデザイン性もあって結構好みだった。
ただ値段が10万オーバーだったため撤退。
今回購入に至った時計との出会いは次のお店だった。
次に向かったのは、シチズンのフラグシップストアだ。
わかんないけど、大体全部置いてあったと思う。
さっきも見たアデッサの時計を試着した。
やっぱりかっこいいし、好みだった。
色違いをつけ比べたりしていたら、店員さんに別の時計を薦められた。
買った時計である。
だいぶ刺さった。
まずシンプルなデザイン。
次にアデッサよりも目の細かいメタルバンドの見た目。
目が細かいことによる装着感の良さ。
文字盤のローマ数字。
あと金属の光り方がアデッサよりも良い気がした。
ただ公式ストアということもあり、メーカー希望価格での販売だった為、お値段は10万円+税だった。
うーん高い!!!
ここで即決するのは後悔しかしないから、さらなる安さを求めてビックカメラ有楽町店へ。
ここまで見てきた時計すべてがあった。
価格も3割近く安い。(Amazonと遜色ないのすごいと思った)
さっき教えてもらった時計は77,000円。
もう一度試着。
やっぱり良い。
ここで気持ちに任せて即決でも良いんだけど、値段が値段だから理性が私を止める。
Moni「一応他も見てからにします」
スーパーのレジバイトで培った経験をフルに活かして逃走。
セイコーのコーナーに来た。
一番最初に見たアストロンや目星をつけていたパンダみたいな色使いのクロノグラフの時計もあった。
やっぱりかっこいいんだけど、気持ちはもうシチズンに寄っていた。
意を決して戻る。
最終的に薦められた時計とタイヤみたいな時計の2つで悩んだ。
「さあどうする」
「もう買うしかない」
「正直サファイアベゼルだから、どう違うんだよ!!!」
「まあ確かにベゼル部分も反射するのはすごいいんだけど、それに対して2万円近くペイする価値が本当にあるのか?」
「待て待て待て」
「目的を思い出せ」
「就活の時に着けていてよりスーツと相性の良い方を買うべきではないか?」
「決めた」
Moni「これ(薦められた時計)にします」
というわけで無事目的達成。
この時点で17時過ぎぐらいだったかな。
19時半に渋谷で夕食を食べる予定だったので適当に暇つぶしをして渋谷へ
Noi_と合流し、毎日日記にも書いてあったとんかつのお店へ
豚って脂が一番美味いんですよ。
みんなヒレに行きがちだけどロースこそ豚の旨味すべてを堪能できる。
こととんかつに於いてロースこそが至高なのは6000年前から周知の事実なわけです。
まあヒレを頼んだら周りからミーハーのレッテルを貼られること間違いなし。
という訳で今回もロー…
ちゃんとヒレを頼みました。
メニュー開いたらヒレ特上(シャトーブリアン)って書いてあったですよ。
シャトーブリアンの魅力には抗えないよね!!!
因みに人生で1番おいしいヒレカツだったかもしれない。
これ1口食べたら本当に飛びます。
まず肉の柔らかさとしっとりさのパラメータが振り切ってます。
噛んだ瞬間広がる旨味も最高。
4切れあるのにソース2種、薬味3種+からしということで、明らかに枚数が足りない。
150gにすれば良かったと後悔した。
昼から何も学んでないことが透けて見える。
丁度いい量を食べ最高の満足体験を得た。
ここは多分また来る。
感想
初めて時計買った経験は忘れないってイメージあるけど、確かに印象的だなとは思った。
鮮烈なのかもしれない。
見てくださいこの美しいボディ!!!
写真だと文字盤は茶色に見えるしローマ数字は金色に見えるし、光の色や当たり方でこんな印象変わるんだなと思った。
実際は黒とシルバーの2色です。
シルバーを色にカウントするのは初めてだと思った(どうでもよすぎる)