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男しかいない国〜アトス自治修道士共和国〜(中編)
前回のお話はこちらから!!!!!
朝9時頃になると朝食の時間である。シマンドロを打ち鳴らす音が修道院に響き渡る。昨夕と同じように席に着くと修道士が聖書を読み上げ始める。この日の朝ごはんはトマトスープとオリーブとオレンジ、木のみ、洋梨。ビタミンやら食物繊維は豊富だがこれで足りるのか。サクッと食べ終わった。
この後奉仕活動をさせていただくことになった。振り分けられたのは皿の片付けであった。大修道院だけあって規模が大きい。皿の数からスプーン、それに食べ残しも相当ある。修道士だけではなく巡礼者で長期滞在する人も同じく数人ほどで分担作業する運びとなった。
次の食事に向けて配膳もすることになったがカトラリーマナーは存在しておりその順番通りに置いていくように指示された。写真撮れなかったので順番は失念したが確か右手側に紙ナプキンを敷いてその上にナイフ、フォーク、スプーンを配った。
巡礼セールスマン問題
この日はイヴィロン修道院を起点に別の修道院を回ってみることにした。アトスには現在20の修道院がある。かつては60個あった時代もあったが戦乱やら統廃合によってこの数に落ち着いている。願わくば期間内に20個全ての修道院を回ってみようと考えたがアトス半島は南北40km、幅5kmあり真ん中には尾根があってなかなか地形が厳しい。可能な限り一筆書きで回ろうと考えた。
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アトスの修道院を回るのに当たって制約となるのは地形と門限の早さである。通常なら昼に開始した行軍をそのまま夜まで続けて終わらせればいいがここの修道院は日が沈む頃には閉門してしまう。それ以降は入れないようになっている。加えて野宿も許されていない。
となると最短ルートをあらかじめ想定しておいて、そこを縦走して見ていくしかない。あとは地理的に尾根を越えると時間が厳しいので沿岸部にある修道院を回りつつ、一定程度見れたら反対側の沿岸部をみることにした。
あとは体力である。朝の礼拝のため早朝2時に起きて見学し2度寝する。異教徒だからこそできる技である。そして早朝の朝食時間までうとうとしながらルート選定をした。
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行程
0・1日目
ギリシャ→ダフニ→カリエス→イヴィロン修道院
2日目
イヴィロン修道院→スタヴロニキタ修道院→パントクラトール修道院→預言者エリヤのスキテ→イヴィロン修道院
3日目
イヴィロン修道院→カラカル修道院→フィロテウ修道院→クトゥルムシウ修道院→イヴィロン修道院
4日目
イヴィロン修道院→→クシロポタムウ修道院→聖パンテレイモン修道院
5日目
聖パンテレイモン修道院→ドヒアリウ修道院→クセノフォンドス修道院
6日目
クセノフォンドス修道院→カスタモニトゥ修道院→ゾグラフ修道院
7日目
ゾグラフ修道院→ギリシャ
奉仕の片付けを終えるとすぐ荷物を取り出発することにした。修道院を出ようとすると気に入ってくれたオーストラリア人修道士が途中まで道案内してくれると言う。かなり道の数が多かったので快く申し出を受け入れた。
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一つ目の丘のところで修道士とお別れするとそこからスタヴロンニキータ(Σταυρονικήτα)修道院へとすすむ。沿岸部沿いの道とはいえ、崖があったり昔の灯台があったりアップダウンが激しい。想定よりも結構大変な道であった。幸いこの日の天気は悪くなかったので特に獣道を歩くのに難儀したわけではなかった。
女嫌いの修道士
少々難儀しながらもスタヴロンニキータ修道院に着いた。周りは畑で修道院自体もこじんまりとしていてとても素朴である。他の修道院を見て回る時はまず最初に「エヴルギーテ」いえば良いと教えてもらっていたので初めて使ってみた。ギリシア語で””祝福をください””という意味の言葉らしい。
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すると小部屋に案内されてウゾーとルクミが出てきた。朝からワイン飲んで巡礼するたびに蒸留酒のショット出てくるのでイスラム教のモスク巡りをしている時とは全然違った感じである。当然観光地化したその他ヨーロッパの教会群とも全く違った印象を受けた。ヨーロッパ旅行して教会、教会、教会の連続でお腹いっぱいになって飽きたから中東巡りしていたところがあるが、そんな僕でもこの様式や雰囲気は極めて新鮮みを感じた。
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未承認国家は傀儡政権であったり地域大国の狭間にできる自称国家というパターンが多く紛争地帯観察が面白いと思って制覇していたがアトス自治修道士共和国はそのどれとも違った感覚を得ることができる国であった。
このスタヴロンニキータ修道院は規模が小さく、少し回ったら建物全体を見終わったので次の修道院へと行こうとした。すると外にいた修道士に話しかけられた。
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君もキリスト教徒にならないか?お、また敬虔な猗窩座が出てきたぞ。そのまま彼はキリスト教の偉大さについて語り始めた。この手の宗教勧誘は宗教国家を旅していると慣れたものである。さていつも通りテンプレの「私は神道を信仰していて…..」と返そうとしたら続け様、いかに女が悪であるかを語り始めた。女は身を滅ぼす。男は女から隔絶された世界で生きるべきだ。あれれ、ところどころ修道士としての宗教色はあるがこの人女のこと嫌いすぎないか。
その後もキリスト教の話というより女がいかに良くないかという話の方がメインで笑ってしまった。右翼の國體青年ということで通そうと考えていただけに拍子抜けである。基本的に今まで会ってきた宗教は戒律で純潔や貞節を説くことはあっても男女の愛や性愛を完全否定する事はなかった。ここまで主語がでかく女を悪と断ずる宗教人は初めてである。
確かにSNS上だとミソジニーはよく見るが単に女を見下してるか、女にモテなくてその僻みから女叩きしているパターンが大半である。その点、この修道士は理由は違えど、有言実行して女のいないこの世界に住んでいる。すげえ。
ちなみにどれぐらい住んでいるのか聞いてみたら13年とのこと。13年間女と会ったことないのか。他の修道士の話をしたら7~8年でしょ?まだまだ新入りだねとのこと。こういうマウントと言うかヒエラルキーってあるのか。16歳でアトスに入って76歳で亡くなるまで60年間アトスに住んでいた人もい他話は聞いたので確かにそう言った感覚はあるのかもしれない。
彼は用事を思い出したのか解放された。宗教勧誘はされ慣れてると自負していたが基本的にどの宗教も産めよ増やせよ精神が大半なので、今までと全く違う毛色でひたすら感心していた。
調理場から酒をくれる人
更に歩いてパントクラトール (Παντοκράτορος)修道院に着き同じように祝福を受け酒をかっこむ。適度に酔いながら巡礼していくので気分よく回れる。まぁ運動効率は落ちている感覚がすごいある気はするが…….
修道院内を見学させてもらう。この修道院の海側のテラスの眺望はとても良かった。他の修道院も確かに海側に建てられているがテラス下が東尋坊みたになっており押し寄せる波が水飛沫となって心が洗われる佳景であった。自然に生きる修道生活においてこの光景は心安らぐと思った。
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聖堂内も観覧したかったので境内を歩いている修道士に頼んでみたところ許可が出た。礼拝の時間帯じゃなければ異教徒でも中に入る許可が出る可能性が高いらしい。タイミングの測り方が大事なようだ。
中に入って色々イコンなどの説明を受けた。その後椅子に座ってその後のルートを考えながら撮った写真を見返していたら突如どこからか声が聞こえてきた。
周りを見渡しても誰も話しかけてきた様子はない。方角的には後ろだ。あれ、俺さっきから壁際の椅子に座っていたよなとおもいながらまた画面に視線を落とすと再度声が聞こえてきた。振り返って背もたれの後ろを覗いてみると小さな格子があり手が伸びてきた。ショットグラスである。え????
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何杯も飲むとテキーラショットバトル挑まれてる気分になる
覗いてみると修道院内の炊事場のようである。そこで洗い物をしていた修道士が僕のことを遠目に見かけて面白そうだから話しかけてきたようである。とりあえず飲みなよということでウゾーを飲んだ。ありがとうと言ってグラスを返すともう一杯、それも飲んで返すと更に一杯。いや、めっちゃ呑ますやん。
このペースで飲んでいると山登るのがしんどくなってしまうのでここら辺で丁重にお断りした。飲酒登山はせめて缶ぐらいのアルコール量に抑えたい。幸いチェイサーがわりのオレンジジュースくれたのが救いだった。
大量の薪
そのままパントクラトール修道院から山にある建物に向かって歩いていくと山に少しばかり入ったところに道沿いに大量の薪が並べてあった。後で聞くとこのアトスでは燃料も自給自足しているのでこうやって、各修道院は敷地内に生えている木を伐採しては燃料にしたり輸出して運営費の足しにしているらしいとのこと。
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それにしても流石に修道院で必要な燃料を薪だけで賄おうとしているわけで膨大な量が積まれていた。たかだか数十人の修道士を抱える修道院だけでこの量である。人類が化石燃料を手に入れて急激に発展した理由を理解した。
預言者エリヤのスキート
山を登ると預言者エリヤのスキートがあった。このスキートというのは東方正教会における修道共同体の形態の一つである。この予言者エリヤのスキートは聖パントクラトロス修道院の一角を構成している。ここでも修道士が数人暮らしていて泊まれるようであった。エヴルギーテというともてなされた。
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帰り山道を歩いて車通りに出た時通りかかった気の良さそうなおっちゃんが車から身を出し話しかけてきた。兄ちゃん、イヴィロン修道院に向かってるのかい?
歩いて帰るつもりではあったが一応門限があるので余裕を考えたらありがたい。お言葉に甘えることにした。車に乗り込んで話してみると修道士ではなく修道院周辺で木の伐採をしている作業員だった。土地を広く所有している修道院だと自分たちの燃料確保としての薪以外に作業員を雇って木材を伐採・輸出しているらしい。
修道院近くまで行くと確かに木材小屋があり木材のサイズを揃える加工施したりしていた。車から降りお礼を言った。いやはや、おかげで早く帰ることができた。
夕方の礼拝を後ろからそっと眺め夜ご飯を食べ床についた。
3日目
究極の自然派ママ
この日は雨が降っていた。この日は南東方向にある修道院を回ることにした。早めの時点で小ぶりになったのである程度汚れるのは覚悟で外に出ることにした。
この方向にある修道院で1番狙っていたのはアトスで最初に創建された修道院である Μεγίστης Λαύρας(メギスティス・ラヴラ)修道院である。がしかし、他の修道士に聞く限りこの修道院はコロナが発生以降、ワクチンは打ちたくないが感染症自体も怖いと言う理由で完全に門を閉ざし巡礼者の受け入れを一切やめてしまったらしい。
なんと…!!これはまさしく『デカメロン』ではないか。700年の時を経てパンデミックを逃れて隠遁する人が存在するとは。ダンテもびっくりである。
ワクチンにどう対応するかは各国各人別れたが、こんなペスト流行時と同じような現象が起きているとは思わなかった。すでに僕が入れているようにアトス全体では入境規制自体は解かれている。いつまで彼らはそうしているのか非常に気になるところであった。
他の修道院でもアトスという無為自然の生き方をしてきたが為にワクチンを打たない考えから反ワクになり陰謀論に傾倒しロシアのウクライナ侵略を肯定してしまった修道士すらいるらしい。コロナの余波はこんな所まで及んでいた。
正直この修道院を拠点にしてアトス山登山をしようと考えていたが無理そうである。ここを拠点としないと補給が厳しい。次の機会にまとめて行けばいいかなと考え、他に行っていない修道院へとルート変更することにした。
アトス山は半島の背骨のように尾根が走っている。大半は海岸沿いにあるのだがいくつかは山の中に存在する。ここからはそれらの修道院を見にいくことにした。
沿岸部の道路をあるいていくと洗い越しに遭遇した。これを見ると田舎にきた気分になる。靴を濡らしたくはないので極力水深が浅いところを踏んで乗り越えた。
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修道院はまだ先だがちょくちょく港がある。個人的に住んでいる人用か間伐材の運搬用なのか分からない。
雨が降ると地面との摩擦が効かなくなって登るのも一苦労である。大修道院への道は整備されているが細かい獣道は全くである。
ようやく大規模なオリーブ畑が出現した。人里に入ったのを確認するのにオリーブを使うのはギリシャらしい。顔を上げると修道院があった
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入り口を探してぐるっと回るとロバがいた、後ろ足で蹴られないように少し離れて覗くとぶら下がっている、オスだ。休憩しようとして座った時に近づいてきた犬もちゃんとオス。本当に家畜もペットも全員男だ。
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修道院に来たのに気になるのが棒がついてるかどうかで本当に申し訳なくなってきた。だけどどうしても気になってしまい覗き込んでしまう。
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この後さっき寄ってきた犬が追いかけてきた。野犬に追いかけられて以降犬嫌いが悪化しているので早足で山を駆け上って逃げようとしたがこやつかなり早い。ただ休憩していたら先に行くし、かと言って置き去りにするわけでもなく後ろを振り返って見てくるし先導しているつもりなのかもしれない。勘弁してくれ〜〜。
結局この犬は次の修道院の近くの畑まで着いてきた。そこから修道院には入っていこなかったが。
工事中の修道院
Koutloumousiou (Κουτλουμούσι)クトゥルムシュウ修道院に行ってみると大規模改修中であった。「エヴルギーテ」と言って修道士に話しかけると今はコロナと改修工事も相待って巡礼者の宿泊は受け入れてないとのこと。泊まる予定はなかったので中で見学したい旨を伝えたらそれは問題ないと言われた。
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後から見る修道院もそうだったがコロナで観光客がいないタイミングで大規模修繕をしていた修道院が多かった。なんせ1000年近く生き残っている修道院である。修繕するチャンスなのだろう。ここはどこの観光地も似ているんだな。
宿泊はできないものの礼拝堂などの見学は問題ないようだ。修道士が鍵を開けて中を見せてくれた。巡礼者がいない分ある意味こういう役得がある。そもそも入国手続き自体もあっさりだったし。
この修道院は礼拝堂と他の修道院の施設が渡り廊下でつながっていて濡れないようになっていた。他の修道院は基本的に礼拝堂はポツンと存在していて雨が降ったら絶対少しは濡れてしまう。
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ここから当初の計画の通りカリエス方向に向かって歩こうとまた登山道をあるこうとしたら最初は一通りがあったが1kmほど進んだら蔦が生い茂っている。かろうじて道らしき空間も傾斜もあったがどう考えても人が最近通った気配がない。
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GPSを見る限り道は間違えてないしまた戻って山を登るのめんどくさいのでそのまま行くことにした。リタイアするならまだしも後戻りは嫌いなのだ。幸い落ち葉がかなり積もっていたおかげで雨上がりとは言え靴に染み込むほど地面は泥濘んではいなかった。
1時間ほど格闘してなんとか抜け切ってリカバリーした。道があるのに遭難仕掛けた気分だった。薮は仕方ないとして下に大量に落ちてる栗のイガイガが地味に滑りそうになって大変だった。
そこからは山腹沿いにある木材運搬車が通る用の道路で一直線である眼下にはさきほど見た修道院や森の中に個人で住んでる修道士の家が見える。時々ソーラーパネルも見つけた。電気も自分たちで賄っているらしい。
ファイアーサラマンダー
道を歩いているとヨーロッパファイアーサラマンダーがいた。フォロワー曰く夜行性だが雨が降ったあとは昼にも出てくることがあるらしい。先ほどまで苦労した甲斐があった。こんなド派手なサラマンダー海外旅行中に一度もお目にかかったことない。せいぜいペットショップか爬虫類好きの友達の家ぐらいである。
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クトゥルムシュウ修道院 (Κουτλουμούσι)に着く頃にはだいぶ時間が経っていた。首都にあるだけあって人の出入りが多かった。ささっと中に入って聖堂見学だけさせてもらう。
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