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ワンワールドの世界一周航空券(ビジネスクラス)で世界一周を体験

少し前の話になるけど、ワンワールドの世界一周航空券を使って、2週間掛けて世界一周旅行をした。


1. 初めての世界一周旅行

前々から目をつけていた、ワンワールドの世界一周航空券。 

以前からその存在は知っていたものの、この機に詳細を調べてみると非常にお得な航空券であることがわかり、これを利用して世界一周旅行をすることを決意。

2. ワンワールドの世界一周航空券の運賃

利用する大陸数と搭乗クラスによって運賃が決まり、16本までは何本乗ってもその運賃で搭乗できるという航空券。

西回り、もしくは東回りしかできない(つまり戻れない)とか、いくつか条件はあるけど、あまりに複雑怪奇だったり不便なルールは特にない。

肝心の運賃が、公式サイトですぐに確認できるような仕様になっていないのがちょっとイケていないのけど、このような運賃体系。

ワンワールド 搭乗クラス別世界周遊運賃

実際にはこれに加えて各種税金等が掛かるけど、それにしてもものすごく安い。

いや、ビジネスクラスなんて、絶対金額でみると大金だけど、最近では飛行機運賃も随分と高くなり、例えばビジネスクラスでアメリカやヨーロッパを1往復するだけで100万円を超えることもざらにあるので、それが16本まで乗れてこの価格というのは破格。

一本当たり、数万円でビジネスクラスに乗れる計算に。

そしてもちろん、搭乗マイルも貯まるし、FLYONポイントも貯まるし、
それに、ビジネスクラスを利用すると、各空港でラウンジも使える。

自分の中では調べた直後からビジネスクラス一択。

※ファーストクラスという選択肢もあったけど、ファーストクラスの設定がない路線があるのと、あとはさすがにファーストクラスは、庶民の自分は気疲れしそうというのがあり。

3. ルートの決定

さて、搭乗クラスを決めたので、次はルート(行先、行く順番、行き方)の決定。

  • (こんな機会でもないと行く機会がなさそうな)南米かアフリカは入れたい

  • マチュピチュとイースター島に行ってみたい

  • ニューヨークは外せない

  • ヨーロッパは、食事がおいしそうなイタリア、スペイン

などを検討した結果、以下のルールに決定。

※なお、(イースター島に行く際に利用する) LATAM航空は、自分が利用した際はワンワールドに加盟していたけど、その後、2020年に残念ながら脱退してしまいました。

決定したルート

  1. 東京 → ロンドン(JAL) (乗り継ぎのみ)

  2. ロンドン → ローマ (British Airways)

  3. ローマ → マドリッド (British Airways)

  4. マドリッド → サンチアゴ (イベリア航空)(乗り継ぎのみ)

  5. サンチアゴ → イースター島 (LATAM航空)

  6. イースター島 → サンチアゴ (LATAM航空)

  7. サンチアゴ → リマ (LATAM航空)

  8. リマ → クスコ (LATAM航空)

  9. クスコ → リマ (LATAM航空)

  10. リマ → ニューヨーク (アメリカン航空)

  11. ニューヨーク → トロント (アメリカン航空)

  12. トロント → シカゴ (アメリカン航空)

  13. シカゴ → 東京 (JAL)

13本なので、あと3本追加できるけど、取れた休みが2週間だったこともありこの行程が限界。

行きたい地点にワンワールドの路線が運航されているかどうか、各フライトの出発/到着時間などは公式サイトの中から確認できます

全行程を決定した後は、JALに電話をして無事に予約完了。

4. 結局いくら掛かったのか

記憶/記録が正確には残っていないけど、4大陸ビジネスクラス(780,400円)×2人分+諸費用2人分、これに加えて各地での宿泊代や観光代をすべて含めて約250万円だったと記憶している。

航空券だけでいえば、諸費用含めて一人90万円以下には収まった。

これを高いとみるか安いとみるか、妥当と見るか、感じ方や価値観はひとそれぞれだけど、2週間という期間にわたって13本のビジネスクラスに乗り、マチュピチュ、イースター島にも行け、個人的には、価格に見合う(見合って余りある)経験になったかなと思います。

数年の月日が経ちますが、いまでも非常にいい思い出として残っています

5.終わりに

この旅において、少しだけイレギュラーなことが。

5.1 JALから、経路変更の打診の電話

一つ目は、出発数日前にJALから電話が掛かってきて、以下の行程についてヘルシンキ経由にしてもらえないか? というもの。

どういうことかと思ってよくよく話をきいてみると、ロンドンを最終目的地とする人がキャンセル待ちをしているようで、ロンドンが最終目的地ではない(ただの乗り換え経由地である)自分に、「ヘルシンキ経由でローマに行ってもらえないか」という打診だとのこと。

まあ確かにロンドンによる必要性はないので譲ってあげてもいいのだど、そもそもなぜ(ヘルシンキ経由ではなく)ロンドン経由にしていたかというと、ロンドン便のほうがヘルシンキ便よりビジネスクラスのシートがいいんだよね。 セコイ

さらには、出発空港が羽田から成田に変わってしまい若干不便になることもあってロンドン便のほうがよかったのだけど、全体のルート決定に際してはJALの方にいろいろお世話になったし、お譲りすることに。

5.2 国内交通費の返却

いよいよ出発当日、成田空港へ。

JALのチェックインカウンターに向かうと、JAL側の要請によって便を変更したことがきちんと連携されている(データとして残っている)ようで丁寧にお礼を言っていただきました。

さらにはなんと、交通費として6,200円をいただきました

JAL側の都合で出発空港が羽田→成田と変更になったので、規定として羽田→成田のリムジンバスの価格(当時の片道価格3,100円×二人分)とのことで。

自宅の所在地や、実際に掛かった交通費に関係なくこの値段になるようです。

まったく期待していなかった&実際は3,100円も追加で掛かったわけではないので、ラッキー。

5.3 復路がファーストクラスにアップグレードされた!

大きなトラブルも無く無事に世界一周を堪能し、ついに最後のシカゴ→東京便の搭乗に。

ここでなんと、ビジネスクラスからファーストクラスにアップグレードが発生!

往路のロンドン便を譲ったのが奏功したのか、真相はわからないけど、旅行最後のフライトをファーストクラスで締めくくれるなんて、最高の機会となりました。

6. 終わりに

ビジネスクラスでの世界一周体験、非常に有意義なものとなりました。

航空運賃が高止まりする中、幸いこの世界一周航空券の運賃は特に値上がりしていないようなので、非常に利用価値の高い航空券だと思います。

またいつの日か、世界一周の旅に出てみたいものです


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