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テンハグありがとう。感謝。

2024年10月28日にマンチェスターユナイテッドがテンハグの解任を発表した。

まずは2年半。
長かったような、短かったような。

大なり小なり様々な困難があったが、ひとまずお疲れ様でした。

特に昨シーズンのFA優勝は忘れられない瞬間です。

ひとまずゆっくりして欲しいです。

普段、サッカー指導者仲間と運営しているPodcastでもユナイテッドについて撮りました。是非聴いてみてください。


ユナイテッドのXは通知オンにしている。

なので自分のスマホの通知に「Club statement: Erik ten Hag」と来た時には、一瞬戸惑ったものの、すぐに何が起きているのか理解する事ができた。

解任された時の自分の脳内流れが以下の通り。

「大分、大胆だけど嫌われまくってたし。まぁ、しょうがないかぁ。」

「待って?このタイミング?後任は?」

「ファンニステルローイかい。ヘッドコーチが監督に昇格する1番嫌いなタイプの解任だ。」

「うわぁ。テンハグ解任が後から効いてくるぅ。」

「テンハグ、なんだかんだ好きだったなぁ。PL一緒にとりたかったな。」

「結構、思い出あるなぁ。動画にするのはなんか違うな。」

「Noteにしよ。書き書き。」

である。

とりあえず言える事としてこれはテンハグのユナイテッドにおける功績を語るNoteではない。
自分目線でテンハグの思い出を書いていくNoteという方が近い。

成仏に近い。
と思ったが、そんな事ないか。
監督変わっても監督のDNAって残るしな。
(跡形もなく消えるパターンもあるけど。どうなるかな。)

なんだかんだで思い出も深い。

なぜなら「YouTubeでユナイテッドのレビューしよう」と思い始めたのも「世間からのテンハグ評価が正当にされていない」と感じたからだ。

つまり自分をYouTuberにしてくれたのがテンハグだ。

そりゃ思い出も深くなる。

そしてテンハグが自分をYouTuberにしてくれたおかげで発信も増え、彼についてのコメントをする度にこんなダルいコメントも来るようになった。

ウケる。暇か。

これを機にテンハグについて呟くとめんどくさい事が起きがちだから慎重に呟く事が増えた。

そりゃ思い出も深くなる。

という事で主観大盛りの文章になるが、許してほしい。

【テンハグとの出会い】


テンハグを知ったのはアヤックス。
無論、CLベスト4まで勝ち進んだ時だ。


当時、大学1年生。
ろくにバイトも入らず、サークルにも行かず、酒も強くないので、飲み会にも行かないTHE・暇人。

「忙しいの嫌いやわ〜。」と言って周りの誘いを断って「暇がなかったら人類は文明を作れなかった」というPUNPEEがラップで言ってた言葉を武器に暇を正当化していた。

今思うと痛いヤツ。

でもぼーっとしている時間があったわけではない。
何をしていたか。

無論、Daznで海外サッカー視聴だ。

とにかくDazn。
暇があればDazn。

この時期は月額3000円?のDaznでほぼ全ての試合が見れていたフィーバータイムの時期。
今のような放映権大戦争による価格高騰が起きるとは思ってもいなかった。

当時からサッカーコーチをしていたので、「サッカーの勉強!勉強!」と言い分にしながら授業中や移動中。
1人の時間や空いている時間はとにかくサッカーを見ることに時間を費やしていた。

そしてその時期のアヤックスがベスト4に行き、その監督こそがテンハグであった。

当時は名将と言われていた気がする。

そりゃそう。
当時有名ではないデ・リフト、デ・ヨング。
数年後にビッククラブで輝くが、少し足りないっていう奴らを連れて欧州ベスト4に輝いたんだから。

しかも魅力的なサッカーもしていた。

普通にうまい。
目が覚めるタイプ。
トリカゴとかしたら一生取れないやつ。
トッテナムに負けちゃったのはなんだか残念だったな。
悲しい気持ちを思い出した。

まあとにかくそこからテンハグを認知した。

そこから数年後。

2022年にラングニックが解任されると、次に来たのがテンハグだった。

まじでワクワクした。
あの魅力的なサッカーが見れる。

当時、大学4年生。
嬉しくてたまらなかった。
そしてアヤックスをベスト4に導いた力は早速試合で発揮されていた。

シーズン開幕前の試合で速攻、CBの立ち位置が変わり、距離感が以前より近くなった。
そしてSBに出したら縦に抜ける。
全体的な立ち位置やボールの動かし方も変化していた。

すげー。
トップの監督ってまじですごいんだな。
一瞬でチームに浸透できるんだ。

そんな事を思っていた。

1年目でカラバオ。
FA準優勝。PL3位。

2年目は正直良い結果を出したとは言えなかった。
かなり見ていてストレスを感じる試合が多かった。

ただメイヌーを発掘したのは今後10年は残ると思う。

やっぱりFA優勝は忘れられない思い出。
リバプールに逆転勝ち。
守備を整理してシティに勝ち優勝。

高田馬場の2nd halfに車で行き、帰りにラーメン食いながら「俺、ユナイテッド好きだぁ。」と噛み締めるように呟いてた。
愛が増した瞬間だ。

帰りの車でWe are the Champion. を流して熱唱していたらパトカーに職質を食らったのもいい思い出。

夜中にハイテンションだったから多分、変だったんだと思う。

特に自分が好きなのはこのスピーチ。

非常に日本の監督っぽいと思った。
サポーターに感謝する感じ。

義理と人情、似合う感じ。

額に「愛」ってタトゥーが入っていても違和感ない。


3年目。
3年かけてチームを作っていく人が多い中、ユナイテッドはファーガソン以降、みんなここを超えられない。

ただテンハグにはいけそうな雰囲気があった。
フロントも変わって、一枚岩で進めていけそう。

と思ったが、過去1番の苦戦。

サッカー難しい。

そう思った瞬間であった。

過去にポストをしているが、トップの監督は本当にすごい。

サッカー関係の仕事をしていると世界で戦う日本人の方とお話しさせてもらう機会が何回かあるが、本当にすごい。

サッカーのことを死ぬほど考えているし、僕らが考えているようなことはとっくのとうに達成している。

ビッグクラブで戦う指導者とは話した事ないけど、あのすごい人よりすごい世界なんだから本当にすごいんだと思う、と毎回思っている。

テンハグも大変なんだろうな。
でもサッカーは変わってるからな。
我慢の時期。我慢の時期。

そんな風に思っていたが、サポーターはそう思わず。

テンハグ解任の声。
サポーターに多大な影響力を持つ方も「テンハグ無能」のレッテル。

正直、見ててきつかった。

何がきついってサポーターが割れている世界がしんどいし、責任のない発言によって自由な発言が蔓延ってしまう現状が嫌だった。

こうやって真面目なのはあんまり好きじゃない。

普段はもっとふざけているから、聖人君主や冷静なポジションにつくのは嫌だ。


けどこれは本心だった。

そんなこんなで「じゃあ俺がYouTubeやるか。」となったのだ。

コンセプトは最初に決めた。
「ちゃんとしたレビューを届ける」

数稼ぎを狙わない。

正直、数稼げなかったらお金にならない。
もっと極端なことを言った方がいいのかなって思う時ある。
早く収益化させたいなって思うし。

でも1番はユナイテッドのためになることの方がしたかったから。
それはやらない。

すでに10試合くらいは撮った。
普通にやるのが楽しいのはあるけど。

原動力はここなので微力でもユナイテッドについてより良いものをあげていけたらと思う。

でもウェストハム戦は上げないと思う。

なんかタイミング悪いし。

という事で、色々書きましたが、自分も思いは成仏できました。

アモリムに決まりそうですね。

色々言ってもしょうがないので切り替えていきます。

言ってもアモリムが来たらそれはそれで楽しみ。

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